読書による気づき~一流の気くばり力
こんにちは。
安田正さん著「一流の気くばり力」を読みました。
「気くばり」とは何だろう。何となくのイメージで、「あの人は気くばりができている。」なんて言ってしまっていますが、果たして自分は「気くばり」ができているのか。そう思いながら本書を手に取りました。
では、それは具体的にどのようなものなのでしょうか。
本書では、気くばりに必要なアンテナとして5つを掲げており、それぞれに章立てしています。
それぞれのアンテナにおける気くばりについてポイントとして分かりやすく書かれていますが、私が本書によって得られた3つの気づきをご紹介します。
1つ目の気づきは「俯瞰力の気くばり」の中から「一瞬のタイミングが、人生を左右することもある」ということです。
タイミングが1秒遅れただけで、人の気持ちは180度変わることもあるとうことが胸に響きました。
会議などでは、つい、自分の説明を上手くやり遂げようとう意識が勝ってしまいますが、相手が話しているときにも神経を集中しようと思います。
2つ目の気づきは、「共感力の気くばり」の中から、「見返りを求めない「いたわり・ねぎらいのひと言」」を発するということです。
「お疲れさま」の後に「いつもがんばっているね」のひと言を加えるということ。相手の労力を想像し、相手の苦労に共感することです。
「お疲れさま」だけでもねぎらっているつもりでいたのですが、相手を想い、そこにひと言加えてみようと思います。
3つ目の気づきは、「尊重の気くばり」の中から、「相手の言葉を”じっと待つ”力」についてです。
相手と話すときの気くばりとして、大きくうなずき聞く姿勢を示すということが基本として書かれているのですが、相手が熟考しているような時は黙って待つことも大事であるということです。
私はこうしたときの沈黙が苦手ですので、「どうですか?」などと口を挟んでしまうのですが、焦らず、「あなたのお考えがまとまるまで、いくらでの私は待てますよ」という慈愛に満ちた表情で待つことが大切であるという気づきを得ました。
こうしたことも含めて「傾聴」なのですね。
人を思いやる「気くばり」は大事なことであり、それは分かっていたつもりです。
ただ、それは間違ってはいないものの自己流の「気くばり」になっていたように思いました。
そこを明確にして、ちょっとしたことを加えていけば、仕事や人生に良い影響が出てくるのだと感じました。
どんな「気くばり」をしていいのか思い悩む人や、自分が考えて行っている「気くばり」は本当に効果的なのかというちょっとした疑問を感じている人は是非本書を手に手取っていただければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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