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分岐点の先、どう生きるか

 推しがオーディションを終え、表舞台から消えて数日。私はその間人間の色んな感情を目にして、私自身も感情を色々体験した。初めて体験する感情もあり、苦しいながらも中々勉強になる日々であった。大切な人を急に失う悲しみは、かなり不安で喪失感があり、いつまた会えるか分からない、だから諦めもつかない宙ぶらりんな状態だった。

 そんな中、突如再び現れた推しとその友達の仲良さげな写真。
 湧くしかない。
 ただ、湧いた。そして泣いた。
 推しが、ちゃんと友達と一緒にいて生きている。笑ってる。それがこんなに嬉しいことだとは。
 湧いて、泣いて。そして、なぜかすごくスッキリしている自分がいた。彼がもう新しい道を歩いていることが分かったからだ。

 私たちは、彼が歩んできた道を追ってきて、そして分岐点に到着した。彼がどの道を選んだのか分からず迷っていたところに便りが来て、どの道に進んだかは分からずとも元気でいることが分かった。
 きっとこれから彼と同じ道を歩みたいと思って、彼が歩んでいるであろう道を探す人もいれば、別の道に進む人もいる。旅を終える人もいるだろう。
 私たちは分岐点にいる。
 私はそれぞれの方が歩みたい道を選ぶ様子を見ていたいので、しばらく分岐点にとどまろうと思う。
 何かは分からないが、とどまっている間に何か納得できる答えを見つけられたらいいな。

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