見出し画像

虫活再開。今日は3匹お持ち帰りです♪

※    昆虫が苦手な人は気を付けてお読みください。

#20230614-136

2023年6月14日(水)
 昨日今日とむーくん(夫)は休日だ。
 ノコ(娘小4)の登校後、すぐむーくんと虫探し散歩へ出掛ける。
 コースは、住宅街にある遊歩道を通って公園を一周。最近、虫探しを積極的にしていないので、目がだいぶ鈍ってしまった。慣れなのか、しょっちゅう虫探しをしていると目ざとくなる。探していないと、本当に見付けられない。

 虫探しにふんは重要だ。
 植物のまわりに糞が落ちていないか、目を凝らす。
 見付けたら、それが数日前の乾燥した古い糞か、まだ排出したての新しい糞か、チェックする。新しければ、その周辺の葉に食べた痕がないか探す。植物の種類がわかれば、それを食草にしている昆虫まで絞ることができる。
 しゃがみこみ、時には地面に膝をついて探す。糞の大きさからだいたい昆虫の大きさも予想できるので、それを思い浮かべながら探す。
 1人だと不審者っぽいが、むーくんがいると多分怪しさは減る。

 私が好きな昆虫は、だ。
 飼育するなら、蛾の幼虫がいい。特にスズメガが大好きで、あのピンと立った尾角びかくがかわいらしい。むちむちのボディにちょこんとついた6本の胸脚きょうきゃく、ぺったりと吸い付く腹脚ふくきゃく
どこをとっても、魅惑的!

 クチナシを食草とするオオスカシバの幼虫は、クチナシが低木のため捕まえやすい。
 丈が高くなる木の葉を食草とする幼虫だと、糞があってそこにいることはわかっても梢が高くて高くて捕まえられない。
 まずはクチナシの植え込みまわりを念入りに確認する。
 大きな個体1匹、小さな個体2匹を発見。大きな個体は連れて帰ってもすぐに土に潜って蛹化ようかしてしまいそうだ。小さな2匹にしよう。昆虫ケースに入れる。

 ドウダンツツジの植え込み周辺にスズメガらしき糞が落ちている。
 明るい茶色の糞で、オオスカシバの真っ黒な糞と違う。ドウダンツツジで幼虫を捕まえたことをはない。何がいるのだろう?
 むーくんとじっと探すが、見付からない。
 膝をついて、地面近くの葉から上に向かって間違い探しの絵のように凝視する。
 「いるよね?」
 「いるな」
 2人して15分は探しただろうか。
 いるはずなのに、いるはずなのに。結構大きめの糞だから、すでに土のなかへ潜ってしまったか?
 「このへんだと思う」
 むーくんがそういって、枝を引いたその奥に……いた!
 警戒して6本の胸脚をキュッと胸に寄せ、じっとお祈りポーズをしている。
 三角の頭部、尾角の近くに白い筋がスッと走っている。家に帰ったら図鑑で調べよう。
 そっと昆虫ケースに入れる。
 今日はこの3匹を連れ帰る。

 むーくんに虫グッズが入っている段ボールを出してもらう。
 大型の昆虫ケースを2つ、種類別に食草と一緒に入れる。
 ドウダンツツジにいた幼虫は、コウチスズメらしい。うまく蛹化し、羽化すれば、正解かどうかわかる。
 はじめて飼育する幼虫は勝手がわからず、少し緊張する。
 オオスカシバは過去にたくさん飼育したので、油断はできないけれど、慣れたもんだ。個体差はあるものの、おおらかな性質なのか様子を見ようと人影がケースに落ちても食べることをやめない。いや、もしかしたら視力が悪いのか。
 昆虫の視力検査なんてできるのだろうか。
 蛾の幼虫だと光くらいしか感じていないかもしれない。
 クチナシの葉を遠慮なく食べる姿をしばしでる。
 コウチスズメは警戒心が強いのか、ケースに近付くと静止してしまい、なかなか食べる様子を見せてくれない。でも、糞は増えているし、葉は減っているので大丈夫だろう。

 小さな命が同じ屋根の下にあるだけで、気持ちが引き締まる。
 「虫活」再開。
 やっぱり楽しい。

サポートしてくださると、嬉しいです。いただいたサポートは、ありがたく私の「充電」に使わせていただきます。うふふ♪