見出し画像

note社のゲームカテゴリディレクターとして働いた2年半を振り返ってみる

こんにちは。noteで主にゲームカテゴリを担当している須山です。VRに片足突っ込んだりホビー系に頭突っ込んだりしていますが、noteに入社してから2年半の間、基本的にはゲームのことばかりやってきました。

この記事では2年半の振り返りと、今後やりたいことについて書いています。
綺麗に書こうとすると筆が止まるので、思ったまま書いてます。読みづらかったらすみません。

入社時のこと

ぶっちゃけ入社したタイミングでnoteのことはほとんど知りませんでした。cakesのことも全然知らなかったです。note社員では割と珍しいタイプかもしれません。
入社したきっかけは、前に別のnoteでも書いたんですが、MTGの中村修平さんが攻略記事を定期的に有料記事として出されていたのがきっかけです。
「ゲーマーがプロゲーマー、または、YouTube以外に食べる選択肢を持てること」がとにかく素晴らしいなと思いました。
とはいえ、入社するタイミングですでに36歳。出版とかそういう経験は皆無。なんならゲーム系の企業にいたこともなく、転職成功率は良くて2−3割かなと思っていました。
ゲーム系のイベントを運営したり、自分でメディアを作ったりはしていましたが、所詮素人の手習です。
単にゲーム歴だけはめちゃ長いおじさんでしかなかったと思うんですが、よく採用してもらったなと今でも思います。

入社直後

入社時に言われたことは「ゲームカテゴリが盛り上がることを全部お任せします。戦略立案からまるっと全部です」ということでした。
マジで何も決まってなかったし、超自由でした。マイクラで初期リスに出てきた時くらい自由でした。自由すぎて何していいかわからなかったので、とりあえずnoteの中でゲームカテゴリの記事がどうなっているかとかを調べ始めました。

結果としてそれなりに絶望しました。
自分が今までTwitterとかで感じていたゲームの盛り上がりと、noteの中でのゲームの盛り上がりはめちゃめちゃ乖離していました。
note社員の中でも共通言語で話せる人はほとんどいませんでした。逆にnote社員が好む作家さんとか全然知りませんでした。

まあでも、冷静になるとそりゃそうです。
こっちは、30代後半になってもSplatoonを4000時間とかやっている人間なので、異色に決まってます。
余談ですが、生まれてから一話もドラマを見たことがありません。空いている時間は全部ゲームしてたので。
芸能人も芸人さんを除くとマジで知りません。昔から、興味を持つ分野と、持てない分野の差が激しいことを自覚しています。

最初の半年

ひたすら手探りし続けていました。
ただ、この時から今に至るまでブレていないことが二つだけあります。

一つ目は「noteがゲームカテゴリに力を入れるために、社員を雇った」ではなくて「ゲーム好きなおっさんがnoteに入社したから、ゲームのこと色々やってる」というスタンスを保つことです。

もちろん採用したnote社としては「ゲームカテゴリに力を入れるため」に、採用してくれたんだと思いますが、僕はnote社員である前にゲーマーです。
noteを辞めても死なないですが、ゲームを辞めたら死んでしまいます。
なので僕はnoteよりも先に、ゲーマーにとって何ができるかを最優先で考えます。(もちろん社会人なので、その上でnoteに何を還元できるか、はちゃんと考えます)

もう一つは「ゲーム自体やゲーマー(プレイする人もゲームを作るクリエイターも)への愛情とリスペクトを忘れないこと」です。

これはSplatoonのイベントを運営している時から、ずっと気をつけていることですが、結局愛情がないことはコミュニティにすぐ伝わります。
今、2022年のRTA in Japanがnote placeで行われていて、そこの片隅でこの記事を書いていますがRTA走者なんて愛の塊です。
むしろ狂気じみた愛と言っても過言ではないでしょう。

↑偏愛の極みの一例(2022年冬のRTA in Japan クッキークリッカー100万枚RTA)
偏愛・狂愛が極まると、究極地味な絵面を8万人が見て感動できる。こんなすごいことはなかなか無いです。

半年〜1年半(バッターボックス立ちまくり期)

noteにも慣れてきて、いろんなことにトライしていた時期でした。
ぱっと思いつくだけでも
・UUUM様と連携してマイクラのフォトコン
・Jiniさん謎部さんとのラジオ企画
・HIKKYさんとの連携スタート
・DNGさんとの連携スタート
・ボドゲの試遊会
・将棋ウォーズさんとなどの公式お題
・noteクリエイターフェスティバルでのマイクライベント
没にした企画も考えるとこの1年で30個くらい、企画を考えていました。
この頃から考えていた企画でまだ形になっていないものもあるので、今後形にしていきたいですね。

この頃から、noteのリソースとして一番強みがあり、ゲームカテゴリにフィットしているのはnote placeというイベントスペースを持っていることだと確信し始めます。

1年半〜2年半(今)

3年計画でnoteという存在をTCG界隈にきちんと認知してもらおう!という計画をスタートさせます。
そのためには、中途半端にお金だけ出すんじゃなくて、しっかりコミュニティに貢献して、コミュニティの中の一部として認めてもらわなければなりません。
なにより僕がTCG好きとして、適当に入ってくる企業がいたら、絶対敵視すると思ったので笑

というわけで、note placeという場所の強みとTCG界隈に認知してもらうためにやり始めたことが「とにかくTCGのイベントを誘致する」ということでした。
また、途中からnote placeが想像以上に評判が良かったことを受けて、他カテゴリのイベントの誘致も頑張り始めました。

2021年10月30日カードラッシュ様主催の「カードラッシュCS」を皮切りに、ここ1年ちょっとでやったイベントを振り返ってみます!

第一位 MTG関連イベント 17回

超カジュアルイベント、開封パーティーなどを中心に
スタン、パイオニア、シールド、チームシールド、企業対抗戦などありとあらゆるイベントをやっていました笑

第二位 ポケカ 16回

ラッシュCS、ポケ実ポケカ部チャンピオンシップス、yos杯、ガルシア杯など96−128名規模の大会がかなり行われていました。
後半は、企業間の交流会を兼ねた企業対抗戦なども!

第三位 シャドバ(デジタル+エボルヴ) 13回

シャドバはデジタル側はES地方予選の会場として、エボルヴの方は友田杯をサポートさせていただくなどCygames様と連携しての公式イベントなども多数行わせていただきました。
開封イベントも2回チャレンジ!

第四位 esports関連イベント 7回

REJECTさん主催のウォッチパーティーやDNGさんのファンミーティングなどが行われました。
イベントとしてはカウントしていないですが、スタヌーさんのスタヌーキッチンも実は時々note placeが撮影に使われています。

その他 8回

RTA in Japanをお迎えしたのが2回。

夏はコロナで立ち会えませんでしたが、この記事を書いている今も横でRTAは進行中。
コロナでオンラインだけになってしまったところから、オフライン再開のタイミングで連携させていただきました。
RTAファンとしては最高だ!!!!!

ブシロード様の公式イベントが2回。こちらはヴァンガードのファンイベントでした。

将棋イベントが1回。将棋、麻雀、囲碁などはnoteと相性がいいはずなのでもっと取り組んでいきたいところですね〜

麻雀イベント1回。TEAM雷電様のファンミーティングでした!
ラウンジでプロ雀士がケーキ作ってるのは、ちょっとシュールで面白かったです笑

マイクライベントはnote CREATOR FESTIVALで。

ハヤシさんがゲストのゲームイベントなんて、最高だあ!
もう何年この人の動画を見ていることか・・・

TCGフリマ1回
トレカ好きが集まるフリマもやってました。1.7に第二回やります。
自分も出品しようかなと・・・笑


というわけで、イベント軸で攻めるぜ!と決めてから14ヶ月で61回もゲーム系のイベントを誘致して立ち会ってきたようです。

・・・結構な数やってますね。この合間に自分主催のスプラのイベントとか、他が主催しているスプラのイベントのサポートとか入ってるので、年がら年中イベントやってる感じになるわけだ。

今後の目標

とりあえずTCG・DCGについて書くならnote!!!という状態を後22ヶ月以内に(今、自分の中で立てた3ヵ年計画の2年目に突入)達成したいですね。どうやって測るんだっていうのはあるけれど笑
ポケカについてはかなりそういう状況になってきていて、ポケカをやっている人たちがワンピースとかシャドバにもその文化を持っていってくれている気がします。
遊戯王とかデュエマとかはまだまだかなぁと・・・
色々サポートしていきたいですし、デュエマは年明けにツヴァイランスさんのイベントをサポートさせていただきます!

あとはやっぱり、esports関係ですね。
個人的には応援記事や感想記事、あとはファンアートとかが集まる場所になったら嬉しいなと思っています。
noteは愛情をぶつけるにはいい場所だと思うので、愛情が集まる場所にならないかなーと。

もちろん麻雀、囲碁、将棋などのテーブルゲームとの相性はいいと思っているので取り組みたいし、ボードゲームもやりたいし・・・

あとずっと頭の中にあって、うまく形にできていないのは
狭義でのクリエイターのサポートですね。
現金を出すような形のコンテストは、もう色々なところがやっていますしnoteが今から入るのはあまり意味がない気がしているので、違う形でサポートをしていきたい・・・

例えばデザイナーとエンジニア、サウンドクリエイターをマッチングしてチームを作るお手伝いをするとか。
インディゲームクリエイターの試遊会・新作発表会のサポートをするとか。

色々頭の中にネタはあるんですが、noteのゲームカテゴリを1人でみてるので手が足りない!笑

来年の抱負

いっぱいゲームを楽しんで、1人でもたくさんのゲーマーと会って、イベントを1回でも多く誘致して、noteの中にゲーム系のコンテンツがあるんだよ!っていうのを1人でも多くに知ってもらいたいですね。

まだまだnoteの中にゲーム系コンテンツがあるっていのを知らない人も多いと思うので。

もうあと10時間で今年も終わります。
来年も楽しい1年になりますように・・・!

ちなみに今年の年越しの瞬間は、RTA in Japanが予定外の遅れが出ない限り
Noitaと共に過ごす予定です!!!!

https://store.steampowered.com/app/881100/Noita/?l=japanese

今、Steamで50%オフ!みんな買うんだー!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?