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最終回【癌で死ぬか死刑が先か・23】脱水からの自殺未遂、俺は死に向かって歩いて行く。

※ お読みになる方へ : 事件の詳細が書かれており、不快な思いをされる場合がございます。ご注意ください。

 膵臓がんの余命宣告と死刑判決を受け。俺は一体、どっちで死ぬのか?と考えるとやはり、末期がんの方が早く思えてきた。
体のあちこちが弱ってきてるし…この病気には体力が必要なのだが、名古屋拘置所は一切、食事の改善もしてくれないために食欲がない。
それにここ、病人が居る舎房には、体以外にも精神がおかしい奴がいるので、うるせーし眠れない。
行く場所が無いからって、処遇は直ぐ戻すので、、、ちっとも俺らの気持ち考えてくれない。
看守らはいい。仕事中にうるさかろうが「静かにしろ!」云々でいい。
だが俺たちは、その看守の声までうるさく感じてならない。
エンドレスだから。

 俺に色々と面会に来てくれる人は多いがやはり、何言っているか判らん妻の面会が一番の楽しみ。
確定死刑囚になれば、外部交通が厳しいので、殆ど家族以外としか外部交通権を許さないのは違法だ!
心情の安定とか言うが、何をもって心情の安定なのだろう?
法務省のご都合主義で確定死刑囚が、色々と取材とか、世間で目立つと再審で冤罪者が出てもらいたくない為に、死刑囚を他の人間から隔離(かくり)させて、世から抹消するのだ。
誰の記憶に残らないように、知らず知らず執行されていく、、、。
検察だけでなく、裁判所も本当は都合が悪いのだ。
一席、死刑を判決している以上は、裁判官も同罪だからだ。
なので法省は、心情の安定とかいい加減なネーミングをつけて、確定死刑囚の外部交通を厳しくして、精神的に内面が崩壊するのだ。

 大阪拘置所の確定死刑囚の溝上(旧姓山田)浩二は国賠訴訟するのに法テラスの代理人(弁護士)とでさえ、代理人に手紙を出すと黒塗りされたりして、大阪拘置所から、かなり不当な憲法違反をされている。
いやがらせを受け、中々と裁判が進まないと言う妨害を受けてます。
これヤバイでしょう?憲法では何人も裁判を受ける資格が在るのに、ここでも、国の公務員が憲法違反をしてるのです。
もう、滅茶苦茶です。憲法を一番に厳守しないといけない国の大阪拘置所がこの体たらくです。
これは100%いじめです。それに、妨害です。
どこの刑事施設でも、国賠訴訟をする人を嫌い色々と圧力をかけてくる施設もあります。
「国賠を取り消さないと仮釈は出ないぞ!!」とか色々です。
ここ名古屋拘置所でも、外の受付で国賠の件と言っているのに、面会室でも同じことを訊きます「国賠訴訟の件でいいですか?」と!!

 ここ最近は朝から夜まで暑く、身体の具合がよくなく…
俺は末期の癌と言うことで、余計に体力が無いのか、7月8から9日にかけて本当に衰弱した。
でも、医療の方は何もしてくれなくて、9日になったら呼吸が超苦しくて、便器にハイハイしてやっと辿り着いて、ゲーゲー吐いても食べてないから胃液しか出なくて、便器に頭ごと突っ込んでいるのに、ドアの方から看守が「大丈夫か?」とは訊いてくれるが、こちらは返事さえ出来ないのに…
便器に頭を突っ込んでたら普通の人は頭がおかしいやろ!?って思う筈な訳で…俺が具合が悪いことは看守も知っているのに、何もしてくれない。
この非人道的。。。これが外なら、いくら他人に関心が無い世の中でも、声掛けして、ヤバかったら、救急車ぐらい呼ぶでしょう!?
倒れてたら救急車呼んでくれるでしょう!?
ここは世界が違うんです。放置するのです。
本当にヤバイ所だと思うし、こう言う施設は危ないし、そんな人が収容者の生命を管理していることがそもそも、人としてどうかと思う。
そんな刑務官が人の命を守っているとは、とても思えない一面が一杯ある。

 俺は9日に意識が飛び…気が付いたら、ベットの転倒防止柵にタオルを掛けて、首に巻きつけていたそうだ。
俺は看守のバタ×2の足音で気付いた。
そして、女性の統括に「タオルを渡しなさい」と言われたようで…
2回目の「タオルを渡しなさい」で、タオルを投げて渡した。
そして看守が土足で上がって来て、俺を持ち上げて、車イスに乗せ、そのまま、保護房に入れられた、、、
正直これには、まいった、、、
ただでさえ体調が悪く地獄なのに、保護房はもっと地獄だった。
苦しみが倍増した。。。!!

 俺は相当にへばったよ…。
10日の日に医務室に連れてかれて、医師に診てもらったら「脱水症状」と言われ、熱も38.3℃だった。
点滴を2本打って、オーエスワン(経口補水液)を2本飲みました。
要は8月、9日は「脱水症状」になっていたのです。
9日は間違いなく「脱水症状」でした。
それを放置し、又病院じゃなく、保護房に入れ具合を悪くさせたんです。
これが刑事施設の実態なんです。

 この件は、国賠訴訟します。
この事があってから、俺は未だに熱が続く。
平熱の時もあれば、夜に高熱が出る時がある。
今、やっと少しずつ、安定してきたがまだまだ油断は出来ない。
それと、自殺防止部屋に入れられているので、最初のころは紙スプーンで食事していた。
これで、うどんとかラーメンを食べるので、本当に、しんどい!
これからまだまだ俺の人生は続くとは思うが、いつ死んでもおかしくもないけど、9月末ごろの高裁の公判も在り、それに向かって歩いて行きます。
また、なにかで、皆様とお会いできたらば、幸いです。
それでは、このnoteを読んで下さり、有り難うございます。      
           

山田広志
2023.8.1記

ここに、懲罰審査会の書紙を貼る。
取調べで俺が納得した調書とは、まるで違うものが出来ていた。こうして、懲罰審査会とは、取り調べ官と話し合い間違っている所とあっている所を全て言って納得したものが、出される訳でもなく、官の都合のよい紙で人を裁く所である。因みに本件に関しては戒告となった2件ともです。その部分は正義の判決と思ったけど、それ以前の問題にがっかりしている。俺を精神的に追いつめて、具合が悪いのに放置し、自殺させようとさせたのは、名古屋拘置所です。未だに、名古屋刑務所や入管や他の刑事施設の苦情に一切対応せず、非人道的に進み人権侵害をしてくる。全然、反省してません。法務省の対応は表の面だけよく、行動に移りません。皆様、検察は悪だと知りましたよね!広島市議会に対する、デタラメなストーリーのゆうどう!あれが本来の検察です。裁判担当検事でさえ当たり前に嘘を付く。検察は一度起訴したら、必ず相手が無実でも有刑にします。それも名前も出てこない始末です。

編集後記 : 『癌で死ぬか死刑が先か』をお読みいただいた皆さま、誠にありがとうございます。この回にて『癌で死ぬか死刑が先か』は最終となりましたが、この投稿に書かれいてた自殺未遂と体力の消耗により、松井さんは気力が失せてしまい、最終回となりました。
松井さんはいつ死ぬか分からない状況ですが、自身のことを書き続ける事は続けて欲しいと思うので「日記」という形で、このnoteの連載を続けてみない?と手紙を書いてみたところ、やってみると返事をもらいました。
また少しお時間いただきますが、松井さんの生きてる限りnoteは続いていく予定ですので、引き続きお読みいただけると幸いです。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。       サユリ2023/9/9


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