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母になっていくはなし4(妊娠19週〜21週)

2021年末、およそ一年間の不妊治療を卒業し
現在妊娠21週になりました。

不妊治療の門を叩いた日から
妊娠9週、母子手帳発行まで書いた不妊治療のマガジンはこちら↓

妊娠してからというもの
noteでたくさんの先輩方の妊娠・出産・育児記事を拝見したことで
準備をしたり、見通しを立てたりできているので
誰かの役にたったらいいなという思いと
自分の記録を兼ねて、妊娠10週からは
こちらのマガジンで綴っています↓

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○この頃の体調

・相変わらず眠りが浅い。
・アレルギー鼻炎との付き合いは続く。
・仰向けで寝るのがきつくなってくる。
・胎動がどんどん大きくなる。
・腰痛を感じ始める。
・相変わらずの妊婦ボケ。

18週目ごろから感じ始めた胎動も
日々大きくなり、夜寝る前だけではなく
日中も、ふとした時に感じるように。
ポコポコというより、ボコンボコンという強い感覚になってきました。

お腹も日々大きくなり
前に突出したような形なので
周囲からは「男の子じゃない?」と言われるように。
なんとなく、私はしっくりこなかったのですが
性別の希望は特になかったので
そうなのかなーくらいに思っていました。

寝不足になることはなかったのですが
相変わらず眠りは浅く
だんだんと仰向けで寝ることがきつくなってきました。
右を向いたり、左を向いたり。
ネットやアプリで見るように
左を向いた方が楽な気がしました。

また、腰痛も感じ始めるように。
重心も変わってきた気がして
お友達の紹介で知った
骨盤軸整体をやっている助産師さんの
モニター施術の予約をしてみました。


○この頃のできごと

・4回目の妊婦検診
相変わらずの妊婦ボケをふとかましてしまう日々。
この日も、血圧と体重だけ測って
採尿をすっかり忘れ
待合室で、のほほんと待っていると
助産師さんに心配されてしまいました。汗

あわてて採尿し、先生の検診へ。
前回書いたとおり、変わり者の院長先生は
この日は寡黙モード。
あまりおしゃべりしてくれなかったのですが
エコー中、突然
『性別、知りたい?』
と聞かれます。
前回、20週を過ぎないと教えてもらえないと言われ
この時まだ19週だったので
まさか教えてもらえると思っておらず
『え、わかるんですか?』
と聞き返してしまった私。
『聞きたいか聞きたくないか、どっち?』
(ほんと媚び売らない)
と言われ
『うーん、じゃあ聞きたいです!』
というと。。。。
『このあたりに唇のようなものが見えるので、女の子ですね』
と言われました!!
おおう!!女の子!!!!
そいつはしっくり!
エコーでは丸みを帯びてきて、すっかり人間
そして赤ちゃんになっていました。
なんか、かわいいやないの。。。
どちらでもよかったとはいえ
性別を聞くと、さらに愛着がわくものです。

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そして、ずっと気になっていたコロナワクチンについて相談。
先生は即答で
『受けたほうがいいですね』
と言ってくれました。
また、保育園の現場仕事についても聞いてみると
『たしかに保育園は感染されやすい場所なので、できれば控えたほうがいいな...』
とのこと。
(注:ワクチンを受けたからと言って
「罹らない」わけではなく
「重症化を防げる」という意味で勧められました。
また、臨月に入ってから感染すると
分娩環境を整えるのが困難になるため
その時期の予防も大事とのことでした。)

そのまま検査室で、追加の検査のための採血をし
助産師外来ではもう一度、心の問診を受けました。
この時は元気だったので
この日も特に問題なしということで終了。

帰りにだんなさんにLINEで性別を伝え
(イベント的なのは苦手な夫婦)
コロナワクチンの接種時期を調べて
最短のタイミングで予約しました。


・メンタルが、ズドンと落ちる。
助産師外来で心に問題なし、と言われた次の日。
まさかの、メンタルがズドン!と落ちます。
振り返れば、この日突然落ち込んだわけではなく
しっかりと予兆はあったのです。
メンタルって自覚ないからほんとこわい。

わたしは昨年11月頃から
不妊治療が、先読みできない自然周期法に切り替わり
仕事と治療が重なってしまうことが増え
代講を立てて、おやすみをもらうようになりました。
妊娠後、年明けもつわりがひどく
さらに、とくにこどもたちの間で
コロナの感染拡大が広まったことにより
あれよあれよとおやすみ期間を延長し
結局、保育園や幼稚園の訪問
そして自主企画の対面ワークショップなど
こどもたちが集まる現場仕事は全て
人にお願いする形をとっていました。

現場に行きたい気持ちと
コロナに今感染したらどうしよう、という不安が
常に葛藤し、不安を拭いきれず
直前に休むよりは早めに判断を、と
結局、年度末まで現場を休み続けてしまいました。
頼みの綱のワクチンも、最短でうけられるタイミングは
残念ながら、今年度最後の授業が終わった後。
結局、年間通して教えてきたこどもたちに
卒園前に会うことができませんでした。

一緒に仕事をしたり、代講を頼んだ仕事仲間のみんなは
私の欠席を快く引き受けてくれましたが
どこかでやっぱり、ネトっとした罪悪感が心の奥にありました。
本当に仲間が受け入れてくれているのか、という不安と
仕事行ける体調になったのに、感染が不安で行かない自分の申し訳なさ。
とはいえ、仕事を全て丸投げするのは難しい、目の前にある業務。
しかも年度代わりで、新年度の予算組みや価格交渉など、緊張感ある作業もたくさんありました。

物理的に忙しいタイミングではありましたが
私自身、どこかでその不安や罪悪感を払拭しようと
自らの負荷を自分で増やしながら
必死に自宅で作業していたのかもしれません。

さらに、仲間たちの
「こどもたちの環境に出入りしている自分とは、会わない方がいい」という配慮から
仲間と直接会うことも減り
コミュニケーションは全て
LINEやSlackなどテキストベースに代わりました。
たまにzoomで打ち合わせするものの
これは、言語化/可視化しなきゃ伝わらない!と
私はコミュニケーションにも必死になり
すごく説明的になったり
たくさん資料を作らねばと自分の作業を増やしたり
細かいことが気になって、トゲのある振る舞いになったり
とにかく余裕がありませんでした。

結局、本質は
「自分もがんばっているんだ!」と
知って欲しかっただけかもしれません。
自分がこれまで、何年もかけて積み上げてきたものから
身を引くことへの恐怖もあったと思います。

そんな中、自分の提案した予算に
いい反応をもらえなかったことで
(実際はそう見えていただけなのかも)
プチン!
と糸が切れてしまったのが、このタイミングでした。

パソコンのモニターをみながら、ほろほろ泣き
次の日には、家で一人声をあげて泣き
自分は一体なにしてるんだろう。。。と限界を感じて
仕事とは全く関係ない、心許せる友達に
つらつらと話を聞いてもらいました。

話を聞いてもらったことで、気持ちはかなり落ち着いたのですが
新年度に向けて、仕事は進めなければならず
根本的な解決のためには
やはり、ちゃんと仕事仲間に向き合わないといけない。

そこで、もっともお世話になっている仲間の一人に
改めてzoomで時間をもらうことに。
ここで、直接話すことで
ここ数ヶ月、お互いすれ違っていた気持ちを
やっと正直に話すことができました。
(ここでも号泣する)
それからは、少しづつ私の肩の力も抜け
周りとのバランスがとれるようになった気がします。


私も、かつて一緒に活動していた仲間が
妊娠出産を機に、あれよあれよと活動を休止することになり
距離があいてしまったことがあります。
そのとき、今思えば私自身
彼女が離れていってしまうことが
純粋に寂しかったのですが
その感情を素直に伝えられず。
そんなことを、思い出す出来事でした。


まだみぬ未来への不安
社会への罪悪感
関係が変化していくことの動揺と寂しさ
これまで自分が構築してきたものから離れる孤独感...
いろんな感情が混じり合いながら
優先順位がかわっていく。
妊娠出産は、その当事者はもちろん
周囲も、感情がざわざわするくらい
大きな変化なのだと思います。

それまでの生活に深く関わる相手ほど
気遣いも相まって
きっとコミュニケーションがうまくできなくなってしまうんだなあと。

仕事をしながら出産をする女性の大変さは
本当に、簡単なものではないなあと実感しました。



○この頃買ったもの、導入したもの

・コロナワクチンを接種する
そんなわけで、新年度の仕事は対面含めて
やれることをちゃんとやりたい!
という気持ちから
最短で受けられるタイミングで予約した
コロナワクチン接種へ。
(すごく気合をいれていたのに
ここでも妊婦ボケをかまし
時間を間違え、あっけなく1日を無駄にしました,,,)

1、2回目とファイザーを受けた私ですが
赤子のためにも、抗体を少しでも多く持ちたかったので
3回目は集団接種会場で、モデルナを接種。
問診をしてくださった先生に解熱剤の相談をしたところ
アセトアミノフェンであれば飲んでいいこと
とはいえ赤ちゃんのためにはなるべく飲まないほうがいいこと
を教えてもらいました。
そしていざ接種!
相変わらずちゃんと痛い!
帰りにゼリーやポカリ、軽食を買って帰宅。

午前中に接種したその日の夕方
だんだんと倦怠感と頭痛が増し、お布団へ。
肩もどんどん痛くなり
その日の夜には微熱が出て
次の日は38度になりました。
体はギッシギシ。
左向きで寝たいのに
左肩が痛くてしんどい。
なんども目覚めながら、寝返りを打ちました。
さらにその夜
23時ごろに大きな地震が発生し
我が家は停電。
身重な上に高熱が出ている中
だんなさんは夜勤のため
家に一人だったので
犬と猫と過ごす、不安な夜でした...
明くる朝、電気が復旧していて
いつもの朝が来たことにすごくホッとしました。
接種二日後には、熱もさがり体調はみるみる回復。
これでやっと対面仕事も復活できる!!!
と、今はめちゃ前向きな気持ちです。
(とはいえ、感染対策は引き続きしっかりやります!)


・夫婦で赤ちゃんの環境づくりを会議する
育児と、我が家に住む動物たちの折り合いが
大きな課題となる環境づくり。
さらに芸術系自営業夫婦なので
4部屋のうち
2部屋はアトリエと事務所に充てられていて
なぜか生活スペースに余裕はなし。

そこで赤子が生まれたら
家のどの部屋を、赤子メインの寝床にするか
(犬猫とは一旦別がよい)
どんな寝床をどこにおき
沐浴できる仕様をどうするか
などを夫婦で話し合いました。

すでに3人の子育てをしている私の従姉妹にも
おすすめのグッズや、お下がりになるものはないかなど
相談しています。

長く使うものは購入を考えていますが
それも結局、期間限定でしか使わないので中古品でよいし
当座のものは夫婦で作ったもので様子をみよう、という魂胆です。
これもうまくいくかは本当に未知、、、、

ひとまず、わたしが臨月に入るまえ
4、5月のあたたかい時期に、実際に着手しようと思います。

いつも長文を読んでいただきありがとうございます! サポートは、企画のための画材&情報収集に活用させていただきます。