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グロ注意… 自動書記 “革命の、ほんの断片”

さっき首吊ってん。人生2回目。意味無いし。
遺言も一応残してん。もう最期のつもりで。
でも死んでへんねん。結局のところ。

死ぬ一歩手前で止めてん。
いよいよ窒息出来るってなったら、
スタコラサッサ、逃げだしたんや。
臆病者やねん、ポーズだけやねん、結局。
生きたいってことの裏返しよな、所詮。
ダサ。しょうもな。

でも、もう終わりにしようって気持ちだけは
掛け値なしにホンマやった。

答え?入っていける?答えなんか無いか。
入れるはずやんな。入れる入れる。
嘘つくなや、嘘を!全てまやかし。
何ひとつ美しくないな。
かくいう俺も、とどのつまりはまやかしや。
言い訳ばっかり、情け無いわ。
なんでか、真っ白な能面が浮かんでる。
この見せ物は、タチ悪いで。

(罰)

お前誰?お前ほんまに誰?
俺はどこいった?
ひょっとして、狂ったか?
正気で生まれて、狂ったまま正気になって、
今日たまたままた狂っただけなんかな? 
多分正気やろ。健康優良児が。
鏡の、こいつ誰? こいつって俺?
見たことない、こんな顔。
真っ暗闇で。笑ってるやん。
何がそんなおかしいの?キツ。気持ち悪。
くそキレてる、人殺しの顔してるやん。
見たことないな、この顔。いつ来たん?
笑える。怖くないで。怖いか、やっぱり。
深夜3時に爆笑してたやん、血だらけで。
笑いながら、怒りながら、泣いてるやん。
合の子。
何がしたいねん?
何になりたいねん?
何処に行きたいねん?

(業?いつの?どんくらい前世の?
全然心あたりがない)

苦しくてしょうがなかったんやな。
魔がさしただけ。

誰俺?俺はどこ?自分の首吊ったのは俺?
こいつって生きてるん?人間?亡霊?
悪魔が俺の首吊った?
悪魔はそんなことせんかな。
そんな品の無い事。
ところで、こいつって死んでたっけ?

(許し)

神様に夜のお祈りしといた。
いつも朝夕2回祈ってるからさ。

(罪)

間違いって一体何?ってのには蓋をして。
今日みたいな時、何に感謝したらいいんかな?
なんて考えながら。
死んだ俺を見て安堵しちゃってすんません、
て謝りながら祈る。
全部、起伏のない神経活動なんですかね?
とか堂々巡りの問答をたった2人で、
繰り返しながら。

(今はもう、異様に眠い。ひたすら寝たい。
何もかも置いといて、逃げよ)

妄想かな。強迫障害か。
幻は死ね、とは言ってこなかったけど。
逃げろ、とは言ってた気はする。
疲れすぎたんやろな、途方もないくらい。
辻褄が合わなさすぎなんやろ、いまだに。
だから、純粋な本質に、忘れんよう、
もういっぺんだけ触れたかっただけなんやろ?

さっき首吊ってん。
遺言も一応残してん。
何故か心臓痛いわ、気のせいかな。
半分は死んだ方がめっちゃ楽、
ぐらいの軽い気持ちやってん、
今んとこ。
でも、生きてるぞ。
結局、まだ生きようとしたからな。
間違ってないよな?
人生2回目仕切り直し、ってことで。
死んだら出来ひんこと、今んとこ、
いっぱいあるしな。
死ぬのはまだ。その時までの、
とっておきやな。

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