いわゆる幕末好きの俺が特に好きな3人について
10代の終わりころ司馬遼太郎に出会って以来の幕末好き。俺に司馬を勧めてくれた友人は坂本龍馬に首ったけだったが、最初に手にしたのが「世に棲む日日」だったこともあって高杉晋作に魅了させられてしまった。
Kindleだと4巻まとまったのがあるね。
で、高杉もいいんだけどちょっと響くポイントが変わっちゃって、今の俺が特に好きな3人を挙げてみるね。ごくごく簡単に。
吉田松陰
これは断トツかな。青臭い理想主義と頭おかしいくらいな行動主義。一部でテロリストであると評価もされている。それもわかる。世の中を動かすにはある種の狂気が必要なんじゃないかな。
大河ドラマで伊勢谷友介がいい味出してた。高杉や久坂に自重を求められて「僕の真心が足らんのだ!」と慟哭するシーンは引き込まれた。
特に、野山獄や松下村塾などで見せる「美点凝視」の姿勢にしびれるね。その人のいいところを見つける天才。世界の片隅を具体的に照らす存在。俺もそうありたいと強く願う。
河井継之助
長岡の勇者。地元での評判がイマイチだったのが意外だった。役所広司主演の映画公開が待ち遠しい。
司馬による原作はこちら。
男としてのカッコよさなら吉田松陰を凌ぐね。なんてったって女に強い。俺もかなりな女好きなので勝手にシンパシー感じている。
河合のかっこいいところは相手によって言説や態度を変えないところかな。常に威風堂々。正々の旗を掲げ堂々と闘う、みたいな。ちょっと問題行動多いのもいい。尋常でない感じ。変態。俺もそうありたいと強く願う。
大村益次郎
靖国神社にそびえ立つ銅像が大村益次郎だと知っている人は案外少ない。大村と知っても「誰? それ?」となるんじゃないかな。そのくらい無名。
大村益次郎を描いたのがこちら。すごく面白いよ。
俺自身はないものねだりで彼を敬慕する。徹底した現実主義。吉田松陰と同時代にあって正反対のタイプ。吉田松陰が自説をホントのことに仕立てようと必死なのに対し、大村益次郎は現在に実存するホントのことしか興味がない。対談とかしたらどうだったろう。話になんなかっただろうね。
事実を徹底的に集め、分析し、最適な行動を導き出す。これに憧れる。俺もそうありたいと強く願う。
それぞれについてまたあらためて書こうと思う。好きなことについて書くのは楽しいね。
世界のゴキゲンが増えるといいなって考えたりしゃべったり書いたりしてます。ありがとうございます。