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ひらめいたアイデアを形にするには?

noteを見ていると、みなさんさまざまなアイデアを形として表現されていて、本当に感銘を受けます。noteで投稿をするクリエイター活動は、まさにアイデアを形にする良い舞台だと思います。一方で、「アイデアは思い浮かぶんだけど、なかなか形にできない」というご相談もたびたびいただきます。これはコーチングの分野から少しだけ助言ができます。


アイデアを形にするまでの4ステップ

アイデアを形にする4ステップ

目標達成でも、アイデアを形にする上でも、大切なのは「大きなポイントから小さくて具体的な取り組みへと、逆算で設計すること」です。最初に登る山を決め、ルートを決めてから、歩き出す、というのと同じです。それを目標達成やアイデアの実現に当てはめると、「目的」→「全体計画」→「小目標」→「タスク」の順番に確認していくことになります。

目的によってアイデアの意味が変わる

そもそもアイデアというのは、ひらめいた時点では断片的です。そのため、たとえば「新製品を作るべきだ」という漠然としたアイデアに対しても、その目的が何か?ということ次第で、その後の方向性が大きく変わることになります。

目的によって、その後の方向性が変わる

たとえば、新製品を作る目的を「売るため」とした場合、市場や需要を調べて、採算が合う範囲で新製品を開発していくことになるでしょう

一方で、たとえば、新製品を作る目的を「売ることよりも、使ってもらうこと」にした場合、無料格安で提供するかもしれないし、経営的な整合性は優先せずに考えることになるでしょう。この場合で優先されるのは、ユーザーが「使いたい」「使いやすい」と思う満足度の方です。

あるいは、とにかく話題になるようなことを狙って新製品を開発する目的もあるかもしれません。この場合、「画期的であること」とか「これまでにない!」というのが面白そうなので、既存製品の改善ではなく、全くこれまで存在していなかったようなものを形にする方向性ですよね。

目的がはっきりしてからの3ステップ

目的がはっきりしたら、次にそれを実現させる全体的な計画を作ります。

全体的な計画をステップ形式で書き出す

この例では、たとえば新製品を開発した方が良さそうというアイデアに対して、「それは売れるかどうかも大切だけど、ユーザーに使ってもらうことを目的の優先としたい」と定めたとします。そうしたら、それを実現させるためにどのようなステップを踏めば良いのかを考えます。最初は走り書きのメモのように思いついた項目を書き出していきましょう。一通り、必要なステップの候補を書き出せてきたら、「これとこれは同じステップとしてまとめられるな」といった具合にステップをまとめていきます。

そうして、アイデアやその目的を実現させるために必要な全体的な流れを設計してしまうのです。高い山を遠くから見ているだけでは、登れる気など起きません。初めて登る山なら当然です。しかし、ルートが分かっていれば、登れる確信が芽生えてきます

全体的な計画やステップができたら、次に小目標を設定します。この小目標には期限合格ラインとなる数値など、具体的に判定したり測定できる数字を入れると良いです。目標設定のフレームワークでは、この工夫は有名です。

全体的な計画に、小目標を書き込みましょう

あとは、この小目標をクリアするための、日々のタスクを設定すればOKです。

タスクやスケジュールの管理

Googleカレンダーは、GoogleのToDoリストを反映させることもできます。私も、私のオンライン講座の会員さんも、この方法で目標達成の確率を上げています。山頂へのルートが分かっていて、ペースも分かっているのなら、あとは安心してその通りに歩けますからね。

以前の記事で、「弊社の強みはコツコツと続ける仕組みを作ることにもある。やる気などに影響されず継続できる仕組みを作る。」と書いたことがあります。実はごくごくシンプルな工夫なのですが、目的から逆算して、「目的」→「計画」→「小目標」→「タスク」の順番に丁寧に落とし込み、それを実際にスケジュールに入れるというのが一つの取り組みなのです。もう一度言いますが、「この通りに進めば達成できる」と分かっているのなら、多くの人がそれを実行できます。

アイデアを形にできないのには理由があります。一つは、その目的が何であるかを考えないせいで、アイデアが単なるパーツとしてしか存在せず、実現させる意義を見出す前にどこかに消えてしまうからです。

もう一つの理由は、「これを実現できたら、こうなれそう。だから実現させたい。」という目的が見つかったところで、それを実現させる具体的な計画ステップ小目標タスクを作らないからです。つまり、登りたい山を発見したところまでは良いのですが、遠くから見ているばかりで、登山計画を立てていないのです。その結果、いつの間にか「あんな高い山は登れっこない」と判断するようになってしまうのです。何かを実現させたいのなら、大きな目的から具体的なステップを作り、細かい目標や日々のタスクに落とし込むことです。

アイデアやひらめきは、人生を変えるチャンスです。日常の生活や仕事でも、何かを思いつくことは意外に多いです。つまりチャンスは意外に多いのですが、それを実現できるかどうかは、この記事で書いたような実現のためのステップを踏むと決断することにかかっています。

一人でも多くの実現に貢献できるテーマを

こちらのnoteでは、目標達成コーチングとマーケティングコンサルの経験を踏まえて、一人でも多くの「実現」に貢献したいという想いで記事を書いています。下のフォームから匿名でご質問を受け付けておりますので、ご希望のテーマなどをぜひお送りください。

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株式会社フレンドマーク
五十嵐

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