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弟子が語る井上佃煮店の美味しい秘密!第二弾

井上佃煮店がフレンドフーズで復活して、はやニ年が経ちました。
定番商品から日替わり商品まで、旬の食材を使ったメニューやお客様からのリクエストメニューなど、「毎日来ていただく方も飽きないように」という思いで作っています。

今回は2021年末に公開した記事の第二弾。井上佃煮店に弟子入りして一年半の私からみた、井上佃煮店の美味しさの秘密をここだけのヒ・ミ・ツ♡で皆さまにお届けします!

秘密!井上佃煮店の秘伝の酢

井上佃煮店の看板商品である「いかみょうが酢」を筆頭に、本ブランドの酢の物にはオリジナルに調合した酢、その名も「好きど酢」を使っています。この酢はどんな食材にも合うように開発されたもの。毎回45Lの鍋を使い、週に2回ほどのペースで炊いています。

好きど酢

「好きど酢」の誕生日秘話

師匠が井上佃煮店に入ったのは10代の頃。当時は職人一人ひとりにこだわりの味があり、簡単には人に教えるものではなかったそうです。そのためお酢一つにしても職人の数だけ調合が違い、先輩の技を見て学び自分のオリジナルの酢を見つける、そんな時代だったといいます。

ですがその後、商品を作るたびに酢をそれぞれに調合する工程は効率的でないと考えられるようになったのだとか。30歳頃には今の「好きど酢」の調合をデータ化し、みんなが同じ美味しいお酢を作れるようにしたそうです。

そして当時データ化した味は、40年ほど経った今もなお変わらず、井上の味として皆さまに親しまれています。

簡単なようで奥の深い作り方

最近は私が「好きど酢」を作る担当をしています。

データ化されているので、水、酢、砂糖、塩を決められた分量入れて、混ぜて火にかけて。そんな単純な作業だと思って酢を作るのにも慣れてきたある日のこと。前日に作った「好きど酢」を使い「いかみょうが酢」を作っていた師匠から、「今日の酢は酢が怒っている」と言われました。

私には「酢が怒るとは??」と師匠の言うことがすぐには理解できませんでしたが、味を見てみると確かに酸味がいつもより強く感じます。

いつも通りに作ったのに何故だろうと不思議に思い聞いたところ、その時の気温やいろんな条件で味が変わることがある、とのこと。それから、作るときには何度も味見をしながら、味を調えることを学びました。

マニュアル通りにはいかないのが、職人の世界なのだと痛感。まだまだ修行は続きます。

惣菜も人気ですが、「ご当地スーパーグランプリ2022」の「ご当地スーパー土産」部門でグランプリに輝いた「ちりめん山椒」を筆頭に、佃煮も種類を揃えてたくさん並べていますので、そちらも楽しんでいただければと思います。

また、皆さまのお話やご意見、ご感想なども毎回参考にさせていただいておりますので、お越しの際はお気軽にお声がけくださいませ。

この記事を書いた人

部門:惣菜部・井上佃煮店担当
名前:梅村 美都(うめむら みさと)

惣菜部で井上佃煮店の弟子として邁進中。

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