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【寄稿】こだわり卵を使った「セイアグリーマヨネーズ」/京都府「ユーサイド」

全国各地からこだわり商品を仕入れて販売するフレンドフーズ。お取引をさせてもらっている生産者さんやメーカーさんは、いずれもストイックな姿勢で究極の品をつくりだす、素敵な事業者さんばかりです。

そんな事業者さんをご紹介したいと、お願いして記事を書いてもらう企画を始めます。今回は、京都府のユーサイドさんに寄稿をしていただきました。

素材と、素材の発酵が生み出す美味しさにこだわり有。株式会社ユーサイド

ユーサイド 外観 ※旧URL注意

ユーサイドは1983年10月に京都府宇治市にて創業した、液体調味料を作るメーカーです。創業社長である久保田良則は酒屋の店主であり、創業前は各家庭にお酒やビールにジュース、そして醤油やみりんなども配達していました。

もともと「化学」に興味が深かったこともあり、また、消費者と直接やり取りをしていたこと、そして高度成長期が生み出した色々な食品に疑問をもっていたこともあり、全国で「本物」(伝統製法で作られた物、不必要なごまかしのための添加物の入っていないもの、身体に良いもの)を集めて各家庭にご紹介・お届けすることになりました。

それらを全国に行脚して集めていく中で、手元にある「良い素材」「素材の発酵により生まれた美味しさ」を組み合わせて、美味しくて安心できて真心のこもった調味料を作ることを思い立ち、株式会社ユーサイドを創業することになりました。

ユーサイドでは「食べ物は心と身体を養うもの」「家族の健やかなる成長を願うもの」との理念に基づき安易に添加物に頼らない、素材と素材の発酵が生み出す美味しさを提供するメーカーとして日々商品開発・製造に努めております。

健康な美味しい卵を使用「セイアグリーマヨネーズ」

富山県にある株式会社セイアグリーシステムさんからいただいた「セイアグリー健康卵」を自社で割卵して、その卵黄のみを使い作り上げた「セイアグリーマヨネーズ」。

㈱ユーサイド セイアグリーマヨネーズ 250g

セイアグリーシステムさんでは、「健康な美味しい卵は健康な親鳥から産まれる」との想いで、自家配合された飼料を与え清潔な農場で鶏を飼育されています。

マヨネーズの主原料は植物油ですが、美味しさを決める大事な素材である鶏卵への感謝の気持ちを込めて、商品名に「セイアグリー」の名を使わせていただいております。

セイアグリー健康卵の画像

「こだわりのマヨネーズを販売したい」の声を受け誕生

東京の弊社お取引先様である高質スーパーより、当時大手メーカーの独壇場であったマヨネーズ売場に、こだわりのマヨネーズを販売したいとのご相談をいただいたのがきっかけです。

その後、上述のセイアグリーシステム 伊勢社長をご紹介いただき、石川県珠洲(すず)市にある養鶏場を訪ねて弊社の想いをお伝えしました。

ご共感いただいた伊勢社長から鶏卵供給の快諾を得て、その他の素材も厳選し商品を製造することとなりました。

「セイアグリーマヨネーズ」こだわりの材料

■セイアグリー健康卵
薬品を添加していない自家配合飼料を食べ、鶏の生態に沿った環境で育てられた健康な親鳥が産む卵は、自ずと品質の良いものに。商品名にもなっている「セイアグリー健康卵」の卵黄がこのマヨネーズの最も重要な素材となります。

■綿実油
風味が穏やかで味も良く、酸化にも強い綿実油がマヨネーズには最も適していると当社では考えています。国内では唯一の綿実油メーカーから、マヨネーズの製造に合わせて仕入をしています。

■りんご酢
国産りんご100%で作られたりんご酢を使用しています。セイアグリーマヨネーズを口に入れた時、りんごのフルーティーな味わいを感じていただけます。

■和砂糖
沖縄と鹿児島で収穫されたサトウキビを使って作る、ミネラル分たっぷりの和砂糖を使っています。

■おまけ
材料ではありませんが、こだわりの製法として「真空乳化機」を使い、一釜ずつ釜内の空気を抜いて、製品の酸化を出来るだけ抑えながら作っています。

主原料が植物油であるマヨネーズはどうしても酸化しやすいので、この工程により手間はかかるものの風味の良いマヨネーズを作れます。

おすすめの使い方

「セイアグリーマヨネーズ」は基本に忠実に作った、素材と製法にこだわったマヨネーズ。そのため特別な使い方などはありません。

ポテトサラダや野菜サラダ、お好み焼きやたこ焼き、ディップソースのベースなど、色々な料理にお使いください。

セイアグリーマヨネーズ 調理画像

ユーサイドとフレンドフーズ

さて、ここからはフレンドフーズにバトンタッチ。すてきな商品をつくるユーサイドさんと、当店がどのように出会ったのか、少しご紹介させてください。

それはまだ、今のフレンドフーズが誕生する前のこと。当時の社長・藤田勝が既存の店舗を改装し、高質スーパーを作るとの想いを持って東京で開催されていた展示会に向かいました。

同時に東京の高質スーパーを訪ね、社長と部長から色々な話を聞くなかで「京都で高質なお店をされるのであれば、ユーサイドを訪ねてみては?」と教えてもらったのがきかっけです。

訪問を快諾いただき、そこで「食」に関するお互いの意見を交換。ユーサイドさんの姿勢に共感し、また信頼を覚え、商品を仕入れさせていただく運びとなりました。

ユーサイドさんからは「フレンドフーズはほぼ同時期に業態変更をして、成長してきた友人のような関係であり、『食』に関わり、消費者の皆さまにそれを提供する共通の立場において、お互い切磋琢磨し合える関係である」とお言葉をいただいており、当店としても同じ想いでいます。」

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ユーサイドから、フレンドフーズへ一言

不思議なご縁でほぼ同時期に代が変わりましたが、お互い企業の「根っこ」である食への認識は変わることなく継承しております。これからも「作り手」と「売り手」の関係ではありますが、良い食品を消費者の手元に送り届けることを継続していきましょう!

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