自立したい

うちのおっさん(旦那)は、７歳上です。
若かったあの頃、わたしは大きな勘違いをしてしまいました。

それまで付き合ってきた人は、まずおもしろくて、おしゃれで、歌がうまくて、笑かしてくれる人ばかり。
将来性を見抜けなかったわたしが悪いのだけど、おっさんの事を大人で、知的で、とても好きになりました。

なんとかして共通点を作り、なんとかして一緒に出かけられるようにしました。

付き合うようになって３年。
わたしは25歳になり、おっさんは32歳。
田舎にいると、適齢期です。

おっさんの事が大好きだったわたしは、プロポーズに歓喜しました。

今思えば、あの時既に違和感を感じていた…

彼は転勤族。
サラリーマン。
年上。
安定した収入。
スーツ。
車。
出身は遠いところ。
かわいい系の、顔w(ぱっちりふたえ)

彼を好きな理由は、全て条件だったのです。
自営業の父のもとで育ち、両親の収入は逆転し、あまり仲のよくない家族…

小さい頃の夢は、『大人』でした。
お花屋さんや看護師さんに憧れた事は一度もありません。

本当に、今思えば、わたしをどこか遠くに連れて行ってくれて、安定をくれる人なら誰でもよかったのかもしれない。

結婚を直前に控えて、母、叔母とお茶してる時に一瞬そんな考えがよぎったけど、頭を振ってかき消しました。

つづく