幸せな家庭とは
当初の願い通り、おっさんの転勤で関東に移住しました。
元々友達作りは苦手ではなかったので、あまり心配していませんでした。
というより、子どもと2人の時間が充実していたので、外に目を向ける必要がなかったのです。
充実していたと言えば、聞こえはいいですが…
わたしは母乳の出が良すぎて、この頃はしょっちゅう乳腺炎になっていまして💦
おっさんは転勤族なうえ、出張も多く、わたしが体調を崩すのはいつもおっさんがいない時。
両親も近くには住んでいなくて、子どもを預けられる先もなく、ただひたすら2人で時間を過ごしていました。
高熱が出て、子どものお世話がしんどくて、それでも泣き喚く子どもに大声で当たり散らした事も数知れず…
手を出さずに堪えられたのは、どうしてだったのか。
今でも、泣きそうになるくらい、あの頃は辛かったです。
それでも、我が子の笑顔が愛おしく、かわいくてしかたなかったので、自宅で過ごすことが多かった。
義母に引きこもりと心配されるほどでしたw
幼稚園に入る歳になり、いよいよ外に出始めたわたし。
ここにきて、なんとなく居場所がない事に焦りを感じ始める…
公園もあまり行かなかった。
お試し保育もあまりいかなかった。
ご近所さん数名とお茶をするくらいの関係。
すごく交友関係が狭かったのです。
それに加えて、もう1人子どもが欲しかった。
どうしても欲しかったけど、協力的でないおっさん…
なぜ?どうして?といつも悲しかった。
わたしはまだ若く、見た目だってブサイクではない(はず)
なのに、どうして?
そう思いながら、努力もしたし、話合いを持ちかける事も数え切れないほど。
わたしに魅力がないんだ、と落ち込む一方でした。
ある日、子どもと一緒に車を運転していて、一瞬、本当にほんの一瞬だけ…
『このまま事故って死にたい…』
でも、1秒もしないうちに
もったいない!!!!!
バカじゃないの⁉︎
と振り切る事ができました。
誰かのせいで自分や子どもが死ぬなんて、そんなもったいない事ないですよね。
理由は違うけど、いじめられて自殺するとか、人間関係に悩んで自殺するとか、恋人にフラれて自殺するとか。
追い詰められた時の気持ちは理解できなくもないけど、やっぱりもったいないな〜と思う。
自分で自分の命、しかも子どもを道連れにするなんて。
それ以外の選択肢も無数にあるはずなのに、一瞬と言えど見えなくなってしまった経験は、今でもショックな出来事として残っております。
まぁ、今は、ネタに使うほど心は軽くなってますけどねw
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