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ベンチャー企業に転職した感想

あじです。

あじ(@fried_fish_aji)https://www.instagram.com/fried_fish_aji/
金融機関とコンサルを経験して、最近ベンチャー企業に転職しました。
デジタルやAIの技術により課題解決していこう、というありきたりな志を持つものです。

ベンチャー企業に転職して約1か月、さまざまなことが起きましたし、今も起きてるし、これからも起きそうです。
ずっと大企業で務めてきて、本当の意味で独り立ちできることを目指して、結構軽い気持ちで転職を決めましたが、その経験がみなさまの参考になればと思って、つらつらと感想を書いてみます。

一言で言うと、本当に何でもないただの人になる、ということ、これに尽きると思います。全然うまくいってませんが、それも含めてさらけ出してみて、しっかり成長に向かって進んでいこうかなと、意思表示してみます。

人がどんどん離れていく

大企業にいて、そこそこ能力が認められると、自分はそうじゃないと信じていましたが、やっぱりどこかで自分が偉いんだと、過信していたことに気づきました。

いろんな人に、あなたに任せたら大丈夫、すごいですね、頼りになります、こういう言葉をかけてもらって、ちやほやされるんです。

でも、ベンチャー企業に行った瞬間、こういう人たちは本当に離れていく。
ずっと親しくしていた人に営業に行こうとすると邪険に扱われる、慕ってくれていた後輩を誘ってもベンチャー企業には来ない、自分に興味を持ってくれていた人が徐々に興味を失っていくことに、言葉や態度から気づかされる。

たとえば、友だちが保険の外交員になって保険売られそうになったら嫌だし、何でもできる上司だった人でも必死に営業回りしても売り上げ上がらなかったらかっこ悪い。
自分も周りに話をするとき、ベンチャーに入る前は世界を変えるくらいのテンションのくせに、いざ入ったら売上一つ上げられない、だから話もつまらない。

でも、それはその人たちを責めるべきことじゃなく、自然の摂理というか、当たり前なんですよね。
全部自分の魅力や能力がないからなんだと、やっと思えるようになってきました。
だから、初心に戻って、修行して、乗り越えないと。
そして、誰でもない自分がそういう人たちに、また魅力を感じてもらえるようにならないと、と気持ちを引き締めています。
めっちゃつらいのですが(笑)

一にも二にも営業

ベンチャー企業って、理想論と現実を両輪で回さないといけなくて、夢と金を両立させないといけない。でも、絶対に先に金。
夢ばかり語っていて、自分はできると信じていたのが、恥ずかしい。。。
まずはお金を作って、目の前のことをしっかりやって、でももちろん人も金もなくて、でも目の前のお客さまのことをしっかりやる。
それができて初めて夢を語る資格ができる気がしています。

僕は大きな計画や構想を練るのが得意だったのですが、それってお金がある大企業だからできたことなんですね。
だから、金を作ることができない、本当にこの能力は、絶対につけたい。僕の知っている経営者、みんなこれができていました。

そのうえで、必ず夢語れるように奮闘します。
ちなみに、今はできていないので、ひたすら地べたを這いつくばっています。

信頼とやりがい搾取の境界線

売上を上げるのと同時に、絶対大切だなと思うのがこの信頼。
そして、最初は信頼0からのスタート。むしろマイナスじゃないかと思うことも。

とはいえ、働く時間にコストがかかっていることを忘れて、ひたすらお客様のため、と言って無償のサービスを続けるのもまた違う。
ベンチャー企業は足もと見られます。お客様は小さなベンチャーにも大企業の論理で容赦なく値下げ交渉してくるし、こちらの事情はもちろん考慮してくれない。

このあたりの境界線の引き方、まだ自分にはわかっていません。
必要以上に線を引いたり、必要以上に尽くしたり、探り探りで、失敗ばかりです。
ここは、答えが出たら、また記事を書こうと思います。

まとめ

ベンチャー企業に転職を考えている方がいたら、このあたりは覚悟した方がいいと思います。そして、まったく成果も結果も出ないことを受け止める必要もあります。で、プライドがずたずたになります。
現時点でぼくはその未来に対して不安を抱いています。

でも、この選択肢は間違っていないんじゃないかな、とも思っています。
この感情、成長する前に必ず起こる感情で、身に覚えがあるのです。
だから、まだまだ頑張れるし、やりきってみようと思います。

つらいことばかり起こるので、決意表明みたいな記事になってしまいました。
お目汚ししてしまい、恐縮ですが、もしかしたら誰かのヒントになってくれれば。

では

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