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子犬のような女性がモテるのか

ちょっと変なタイトルなのだけれども、
バチェラーシーズン5を今さら観て感じたことである。

観終わって、まず初めに感じたこととしては、
バチェロレッテシーズン1が一番おもしろかったなということ。
そもそも、バチェラーという番組自体が好きではない。
それなら観るなという感じなのだが、
婚活をしている身としては、
やはり勉強の一環なのである。

バチェラーの何が好きじゃないかといえば、
「男性が女性を選ぶ」という図式が好きではない。
対等じゃないと感じるからである。

そもそも日本には、
まだ男尊女卑という考えが蔓延っている。
男性のほうが上で女性を下に見るという風潮。
バチェラーの、男性が女性を選ぶというのは、
この男尊女卑を表しているような気がするのだ。
(個人の感想なので、不快に感じた方は後戻りで)

ただ一人の男性、バチェラーに選ばれるために、
女性たちは一生懸命に見える。
自分の本音や本心というものを言っていないように見えるのだ。
(あくまでも個人の感じ方であるので悪しからず)

バチェロレッテシーズン1は何がよかったかといえば、
福田萌子さんが始終ブレなかったことである。
自分の価値観というものをしっかりと持ち、
男性に選ばれようとしていなかった。
自分に合う男性を自分の目で見極めようとしていた。
だからこそ、男性たちにする質問にも深みがあった。
最後、誰も選ばなかったということで批評はあったようだが、
自分というものを貫いた姿勢がとてもかっこよかった。

反してバチェラーには、かっこいい女性というのがいないように見える。
経営者や自分で仕事をしている方もいるが、
誰もがバチェラーに選ばれようとしている。
もちろん、そういう番組なので仕方ないのだろうが。

今回のシーズン5を観ながら、
男性はどういう女性を好む傾向にあるのかと、
そんなことを考えていた。
そして最終話を観終えて感じたことが、
タイトルである。

最後に残った二人の違い、
そして15人の女性たちと最後に選ばれた1人の決定的に違うところ、
それが「かわいげ」なのかなと感じたのである。

よく「男性はわかりやすい女性が好き」と言われるが、
とてもわかりやすく素直に見えたのが、最後の1人に選ばれた女性である。
まるで子犬のように尻尾を大きく振っていた。
まるで小さい子どものように見えた。
けれど、それがバチェラーの男の部分に火をつけたのだと思う。

番組のなかで何度も
「守ってあげたい」
「幸せにしてあげたい」
「甘えてほしい」
と口にしていたが、
それは他の女性にはあまり見られなかったように思う。

わたしが思うに、
最後の1人の女性は自分で経営もしているし、
守ってあげなくてはいけないような弱い存在ではない。
けれど、誰よりも素直に感情や愛情を表現してくれるところに、
バチェラーは心を大きく動かされたのだろう。
大袈裟に言えば、自分の存在価値というものを見出したのだと思う。
今回のバチェラーは男兄弟で長男のようなので、
それも影響しているのかなと思わないでもないが。

こんなことを書いている自分はどうかと言えば、
かわいげのない女である。
犬か猫かで表現したら、完全に猫である。
心を開いた人には擦り寄っていくけれど、
基本的にはガードがかたい。
素っ気ない。
ドライだねとよく言われる人間である。
物心ついたときから「なんで笑わなきゃいけないの」と、
そう思っていたような人間である。
常に斜に構えている。

けれど、今回バチェラーを観て勉強になったので、
愛嬌やかわいげというものを少し身につけてみようかと…
子犬にはなれなくても、子猫くらいにはなれるだろうか…
いや、野良猫かもしれないから、
まずは飼い猫くらいになるところからか…
甥っ子や姪っ子を見て勉強しようと思う。

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