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意志の弱さを工夫でおぎないなんとか創作を続けていく力技的なTips

「集中的に、一気にやる」のはできるんですけど、「毎日すこしずつやる」ができないんですよねぇ……。今年こそお絵描き練習を毎日の習慣にしたいです。いろいろ試して効果があったものを中心に、記事に集めてみました。小説向きのとイラスト向きのとごっちゃになってまして、すみません。

Googleカレンダーでリマインドしてもらう

Google カレンダーには「ゴール」という機能があります(アプリ版のみ)。

カレンダー左下の「+」マークから「ゴール」を選ぶ

[運動][スキルアップ][家族や友だち][自分のための時間][身の回りの整理]といったカテゴリのなかからゴールを選び、取り組む頻度や時間などを設定すると、カレンダーがスケジュールを組んでアプリで知らせてくれます。

スケジュール画面

取り組む10分前に通知で知らせてくれて、タスクを消して達成感もあるので、習慣化したいものの管理にいい感じです。ここまでやっても習慣化できてませんけどね! 体調悪い日とかについさぼっちゃう。

2022/05/02追記:
一年くらいこのゴール機能を愛用していたんですが、Googleカレンダーがタスクで埋まってしまうのがネックで、べつのアプリ(Streaks)に移行しました。

アプリ紹介ページよりスクリーンショット

Googleカレンダーより多機能で操作はシンプルだし、気に入っています。じつはNotionで習慣トラッカーを作っていた時期もあるんですが、日付やフィルタを作るのがめんどうくさくなって続きませんでした……(;'∀') やっぱり専用アプリはらくちん~。

Strict Workflowでポモドーロ法にしたがって作業する

ポモドーロ・テクニックについてはごぞんじのかたも多いと思いますが、「25分の作業と5分の休憩をくり返し、そのあいだは作業を中断しない」「4単位(2時間)ごとに長い休憩をはさむ」という集中方法ですね。もう五年くらいはこの方法で創作してて、わたしには合ってます。「作業がいい感じのときでも休憩を後ろにずらさない」が個人的な秘訣でしょうか。続きを書きたくなって作業に復帰しやすいんですよね。
私はPCで作業するので、Chromeの拡張機能で使えるタイマーを入れています。

Strict Workflowの作動中にお遊びページを開こうとすると、怒られる

Strict Workflowにはサイトブロック機能もあって、あらかじめ設定したサイトを、作業時間内に見られなくすることができます。ついついながら見しちゃうサイトを登録しておくと、作業に集中できますよ。おなじようなポモドーロ系のアプリはスマホにもあります。

Blocksiteで集中を削ぐサイトにアクセスできなくする

PCを立ち上げると、すぐ作業……ではなくてついつい、いつものサイトめぐりをしてしまう。noteとかカクヨムとかはまだ大丈夫なんですけど、ニュースサイトとかいわゆるまとめサイトみたいなやつは、えんえんと関連記事をクリックしちゃって、それでずいぶん時間を無駄にすることが多かった。ポモドーロ法+Strict Workflowはかなり有効なんですが、そもそも最初の1単位をはじめる前にサイトめぐりをはじめちゃったりするとだいなしです。

なにかいい方法はないものかと調べていて、スマホのスクリーンタイムみたいな機能があればいいんじゃないかと思い、「Blocksite」という拡張機能にたどりつきました。

あらかじめ決めた時間外に、リスト内のページを開こうとすると、こういう画面が出ます

なんだかゲームの時間を親に制限されている子どもみたいな気分になります。いい大人がここまでやらないといけないのか……?ともの悲しい気持ち。

でも、これがすごーく効いたんですよ! とにかく、クリックしてもサイトは見れない! しかたがないから作業するか……っていう気持ちになれます。Strict Workflowとふたつもおなじようなブロックサイトを使う自分の意志の弱さ……。でも効果は絶大。いいですよー、セルフスクリーンタイム。

広告をブロックしてよけいな情報を目に入れない

上の「集中を削ぐサイトにアクセスできなくする」と似ていますが、広告をブロックするChrome extention(uBlock Origin)も入れています。とくに漫画の広告は、つい気になってクリックしちゃうことが多いので……。広告をきっかけに読みはじめておもしろかった漫画もあるのでちょっと残念ですけど、これも、けっこう効果ありです。
広告って目を引くように作られているので、クリックしなくてもそこに意識を向けてしまうのかもしれませんね。

なにかの前にやって習慣化

ついつい、あまった時間でやろうと思いがちな趣味の創作ですが、そうすると忙しい合間の息抜きにしかならず、ほかの息抜きに負けてしまいがちでした。習慣化のためにも時間の確保は大事です。私の場合、「○○する前に××」というように、すでに習慣化されているものの前に次に習慣化したいものを持ってくるようにしました。「寝る前に歯磨き」みたいな感じで、「朝、机につく前にサーキットトレーニング」「ネットを開く前にクロッキー」とか。

創作活動に課金する

最近、イラスト通信講座のパルミーさんをはじめました。一週間の無料体験からはじまって今、一か月め。(※追記:三か月でいったん終了しました。また記事にしますね)月謝は社会人の場合、月に12,000円です。趣味に使うにはけっこう高額なサブスクですが、おかげでイラストの練習時間が以前と比較にならないほど増えました。ほぼ毎日、1~4時間くらいは描いてます。お金を無駄にしたくない一心がこんなにも高い効果を生むとは……。

小説でも辞書類を買ったり、同人誌を作ったり、お金を使うとそのぶん、良い体験にしなくてはお金がもったいないというセコい気持ちがいい感じにモチベになってくれます。

先人のやり方を調べる

noteはなんらかの創作活動をしている人が多いですよね。イラストの勉強法については、note内の記事がすごく参考になりました。創作日誌なども読むとモチベアップにつながります。

たとえば、イラストなら:

この記事はどちらも、ご自分が実践された練習方法を細かく列挙してくれていて参考になります。そのなかから一個二個でも自分でやれそうなことを見つけたらやってみる、というだけでもちがいますよね。

ただ、自分と比べちゃうと落ちこみますので(画力的な意味でも継続する意志的なものでも)、ほどほどに、心にいい感じの棚を作ってそこに置いておきます。

ポメラや低機能タブレットを使って書く【小説】

ポメラも創作している人にはおなじみかもしれませんね。私は今は手放しちゃったんですが、手持ちのAmazon Fireタブレットも似た用途に使えるなと思っているところです。ポメラ、通勤時間や職場での待機時間が長い職場だったときにはとても便利でした。スマホやノートパソコンと違って、ネット環境にないのが逆に集中できていいんですよね。

アナログでやってみる

上のものと似てますが、PCから離れて紙にペンで書いてみると、思いがけずすらすら書けることってありますよね。私は小説の場合、最初の構想~アウトラインまではノートに手書きのアナログスタイルです。

お絵描きのほうはPCでやってますが、これもアナログを取り入れてもいいかな~と思ったりしています。描く場所を変えられるので、これも気分が変わってよさそう。

液タブ用のペンを一本立てペンスタンドに立てる【イラスト】

2021年7月の記事から。画面右にあるのがスタンド

大きな液タブを買って「どーん」と机に置いたなら、私でも毎日絵を描くだろうと思っていた時期がありました……。

液タブがお絵描きにしか使えなければそうなったんでしょうが、私が買ったのはモニタみたいなタイプのやつだったので、結局メインモニタとして使われがち。(上の写真の手前側が液タブ、後ろがサブモニタになった旧メインモニタ)
そこでやってみたのが、液タブ用のペンだけをペンスタンドに立てて、目立つ場所に置いておくこと。だらだらとネットサーフィンしていると右側から静かな圧を感じます。ペンスタンド、けっこう高かったし……。

まあ、これは気休め程度の効果ですかね~。でも、絵を描いているときにはペンの置き場が決まっているほうが便利ではあるので、多少の効果ありかな。

それ以外にも、お絵描き用のグローブをカスタムしたり、細かいところでも微妙にやる気向上につながってる気がします。

筋トレで創作用筋肉をやしなう

私の創作は絵と小説なんですが、どちらも長時間、椅子に座っての作業になるので、腰痛が怖いんですよね。それに、いくら休憩をはさんでもどうしてもだるくなってきて、集中力も落ちていきますし。なので、定期的に筋トレやストレッチをする時間を組みこんでいます。

前はヨガとかストレッチ中心に、わりと長めのやつをやっていたんですが、長くなると創作用の時間が削られてしまうので、最近はサーキットトレーニングと軽い筋トレがメインです。おかげさまで最近は腰痛と無縁です!

早起きして朝の時間を創作に充てる

朝活って一時期はやりましたよね~。いまでも使うのかな?
平日はわざわざ早起きすることはしませんが、休日も平日ペースで起床して、午前中のうちに創作活動をするようにしています。ということは休前日もあんまり夜更かしはできなくて、ちょっとつまらないですけどね。そのぶん、集中力の落ちる夕方あたりにだらだらする時間を作っています。

メンタル編:イヤイヤやっていることを認める

うしろ向きな言葉ですけど、創作活動の半分以上ってけっこうイヤイヤやってるんですよね。趣味の創作なのに好きでやってるんじゃないのかって言われそうだけど、楽しい部分って氷山の一角でw、残りの大部分はめんどくさかったりイヤだったりするわけです、私の場合。

前はそれを認めてなくて、「もっと楽しまないと」みたいな気持ちだったんですけど、前にあげたサーキットトレーニングがわりと続いてて、その理由ってまったく「楽しいから」じゃないんですよね。ほんとにめんどくさくて、イヤイヤやってて、でもやったら身体がすっきりするし朝の作業に取りかかりやすくなる。そういうメリットを実感できているので、イヤだけど続いてるわけです。そういえば小説もそうだなと思いました。書くのはめんどくさいけど、書きあがるとうれしいし、読んで反応をもらえると最高にハッピーなので、そういう良さのためにイヤな部分をがまんしてるんですよね。じゃあ、イラストだけ100%楽しいってわけじゃないのでは?

そのことに気づいて、ほんとにうしろ向きですけどw、楽になりました。イエーイ、イヤイヤやってるぜ、って思いながらクロッキーとかしてます。どんなテンションだ。

メンタル編:「自分の腕が切り落とされるとしたらできるか?」

フォローして愛読させていただいてるnagabotさんの記事から。これ以外の記事もとても良くて、習慣化して積み上げた先にある技術研鑽に思いをはせるきっかけになります。

単純に、日課を達成するうえで「腕を切り落とされるとしたらできるか?」という問いで、Yesなら自分の意志の弱さだけが問題である、という話なんですが、「腕を切り落とす」というワードが強くてw気に入って自分でもよく問いかけるようになりました。

使用例:「うわーっ、腕を切り落とされる前に筋トレやろ」

メンタル編:「結局毎日やるしかないじゃん」

こちらも良記事をたくさん読ませていただいたしんぱち。さんの言葉から。

もーこの記事を読めば私のこのnoteはぜんぜん要らん、ってなるわけですが、継続するための習慣についてやさしく解説してくれています。「小さなことから」「ほかの習慣とセットにして」「毎日」やることが大事なんだな~と気づかされます。

まず「続ける技術」があるとしたら
答えは一つしかないと思っている。
それは毎日やるということ。
つまり「週7日やる」これしかない。

上記記事から

週に三日とか、たしかに続かないですよね。これはもう腹をくくって毎日やる、週七日やる、これしかない。上の記事、ほんとにいい内容なので未読のかたはぜひ。

番外編:向いていなかった方法――SNSで活動報告をする

習慣化に効果ありといろんな人が書いているのが「SNSで活動報告をすること」。絵の練習やアウトプットなど、SNSに投稿して周囲から反応をもらうことで、習慣化しやすくなるんでしょうね。

私はあんまり向いてないみたいで、Twitterでのお絵描き報告とかは最近はやってません。
本稿でわかるように、私すごく話が長いんですよね~。Twitterの140字なんか、前置きで終わる勢いです。なのである程度長さが書けるnoteとか、カクヨムの近況ノート(活動報告的スペース)に常駐しています。それが理由の第一なんですが、もうひとつは、コメントのやりとりなんかが楽しくてそっちに意識が向いちゃうからですね。ひとりで地道にコツコツできる方法のほうが自分には向いてるみたいです。

でも考えてみると、イラスト練習記録をnoteでまとめて発表するのはわりといいモチベーションになってますね。ん? やっぱりいい方法なのか? 活動報告。

まとめ

ここまでいろいろ書きましたが、イラスト練習でいちばん効果があったのは課金(通信講座)、小説はポモドーロ法+Blocksiteですね。習慣化ではなくアイデアという意味ならアナログ&散歩が産出の効果あり。全般では筋トレが優勝でした。


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