表紙絵メイキング(創作一時小説用)
ひさびさにやってみました(*´∀`*)
ラフ
自分用に一冊だけ本を作るというプロジェクトをやってます。原稿は完成していて、全6冊。その四巻目の表紙になる予定。内容にあわせ、作中カップルが『オペラ座の怪人』っぽい衣装背景でポーズを取っているというのがおおまかなイメージ。
下書きをせずラフから直接線画に入るスタイルなので、ラフはしっかりめに描いてます。レイヤーも簡単にわけてあり、背景はそのまま使う予定。
アタリ
ラフとアタリは同時に描くことが多いです。ここがちゃんと詰められてないと線画が描けないので、自分で写真を撮ったりしながらまじめにやります。
最近、Bluetooth連携の自撮り棒を買いまして、バックハグのポーズは自分で枕を抱えて撮りました。手首つかむところは醤油さしを……。カメラロールが奇妙なものに満ちている。
衣装
舞台版の衣装(ドレッシングガウン)もいいんですが、そのまんますぎるのもな~。映画版のエイミー・ロッサムが着ていたドレスが可憐だったので、ちょっと寄せてみました。このカップルまだ十代なので、あまり大人っぽくしすぎず、初々しさを出したいな~と。
線画
線画は塗り分けのあとでけっこう消してしまいました。今回はやや厚塗りなので、こんな感じでもわりと大丈夫。
目は素材を多少加工して入れてます。自分で描くよりきれいだし早いので……。整いすぎて見えるときは自分で描きます。
着彩
パーツごとに塗り分け、影や肌のトーンをつけます。気力があるうちにバラをがんばって描いた……フリー素材の写真から色をスポイトして使ったらわりと本物っぽくなってよかったです。
ラフのときにやっておくとよかったのかもしれないですが、黄金比のテンプレなど当ててみました。仮面や手の位置など具合よくおさまってるかな。ただヒロインの襟(胸元?)にもめっちゃ視線が集まりそうなので、ここは描きこまないとな……。この段階ではなにも決めてなかったので、また資料集めです。
統合して厚塗り
着彩と陰影が終わったら、オーバーレイやグラデーションマップなどを使って好みの色加減にしていきます。
ここまではだいたいアニメ塗りで進めてきましたが、ここからは厚塗りっぽくなります。レイヤーを統合したものに加筆していくので、この先あまり大きく印象が変えられないことを意識して、特にシルエットと色はしっかり調整しておきます。また、背景や手前の花の彩度やコントラストもこの段階で調整して、人物より目立たないようにします。
線画の色も整えて、遠目で見たら完成くらいの水準になったら、レイヤーを統合して一枚にします。(やり直しがきくように、元のファイルも残しておきました)
ところで、ラフのときはいい感じだったのに本番の顔がどうも気に入らないっていうことありますよね~。
今回もそれでけっこう悩んで試行錯誤しましたが、力技で解決しました。
ラフの顔部分だけを切り抜いて清書の絵に重ね、透明度を下げて適度になじませると、ラフの雰囲気を残した絵になりました。目の中身も重ねたことで情報量があがったのか、思ったよりいい感じに着地したな~。
完成
視線が集まりやすい箇所を集中的に加筆して、完成です。反省点としては、ヒロインの髪飾りをまったく考えてなくて、適当な小花になっちゃったこと……(;'∀') ラフのときにもうちょっと詰めて考えておくべきでした。
ヒーローのほうはけっこうイケメンに描けたと思います! 中国系カナダ人という設定だからか、ちょっとK-POPアイドルっぽくないですか? ないか~。
さて、表紙もできたし、4巻も入稿がんばりまーす! 読むの私だけですけど!w
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