Meg

ゆるいクリスチャン。 立教大学文学部キリスト教学科卒業(総代)。

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ゆるいクリスチャン。 立教大学文学部キリスト教学科卒業(総代)。

最近の記事

ロザリオ 祈りの伴走者

ロザリオが、好きだ。 いきなり告ったよ、ロザリオに。 私はTwitterIDもrosaryholicにしている。 聖品としてのロザリオも好きだし、祈りも好きだ。 ローマ・カトリックの信者では無くアングリカンのおサボり信徒だけれども、 そんなことはこの大海のように深くかつ素朴な祈りの前には取るに足らない事だ。 聖品としてのロザリオは、 珠がつながって十字架へとまとめられている。 ロザリオの珠を指で繰って祈る行為自体が、 わたしたちの心の中にある願いや祈りや感謝や嘆きを送り出

    • しんどい人のためのロザリオ 栄えの神秘

      主の平和。 きょうは、閉鎖病棟の中からお送りします。 死にたい、しんどいと感じる人のためのロザリオの祈り栄えの神秘の意向集です。 どうぞ、あなたの祈りも作りつつ、祈りの仲間に加わってください。 イエス様のご復活 イエス様、あなたは死に打ち勝ち、新しい命に復活されました。 どうか、あなたに充満し満ち溢れるいのちにあずからせてください。 自分を損なうわざを退け、新しく生きるようにさせてください。 ご昇天 イエス様はたくさんのことを伝えてから、天に昇って行かれました。 ど

      • 聖公会の人も親しめる、ローマンロザリーの手引き

        • アングリカンロザリオ フレキシブルな祈りの友

          みなさんこんにちは。主の平和♡ Megです。 最近、twitterでわたしの手作りのアングリカン・ロザリオをお迎えくださった方がいらっしゃいました。それを機に、おもに、ロザリオを使用しないプロテスタントの方から、それってどんなもの?どうやって使うの?などのご質問が寄せられたため、きょうはアングリカン・ロザリオについて語っていこうと思います! 今までわたしはこのブログで、主にカトリックで使われるロザリオについてお話してきました。これはアングリカン・ロザリオとの対比でローマ

        ロザリオ 祈りの伴走者

        • しんどい人のためのロザリオ 栄えの神秘

        • 聖公会の人も親しめる、ローマンロザリーの手引き

        • アングリカンロザリオ フレキシブルな祈りの友

          しんどい時のロザリオ 喜びの神秘

          主の平安がありますように みなさんこんにちは。 生活する中で自分の歴史や将来の不安に押しつぶされそうになり、 こんなはずじゃなかったのになぁ と失望したり、悲しみや、怒りさえ湧いてくることがあるかもしれません。 その気持ちは自分の気持ちとしてそっと大切にしつつ、つらい気持ちを少しでも神様に預けていくための、ロザリオの喜びの神秘を作りました。 1.受胎告知 マリア様のもとに、びっくりするようなニュースを持って、天使ガブリエルがやってきます。 イエス様のお母さんになるようにと

          しんどい時のロザリオ 喜びの神秘

          そんな天国なら、わたしはいいや

          ※この記事には、自分を傷つけてしまう人の話が出てきます。おつらい方は、読まないでください。 わたしたちの人生には、悲しみや憤りを感じる出来事がある。 時に、嬉しい事を塗りつぶしてしまうほどに、それらがわたしたちを圧倒してしまうことさえある。 最近のわたしもそうだった。 戸籍上の同性同士でパートナーとして一緒に暮らす、それは愛する人と一緒にいられる喜びでありつつ、その中には容赦なく向けられてくる教会の聖職者からの差別や、生活苦や、それに伴う精神的な苦しさ、アンフェア感なんか

          そんな天国なら、わたしはいいや

          しんどい時のためのロザリオ 苦しみの神秘

          みなさんこんにちは。Megです。 きょうは、よくメンタルがしんどくなる私から、しんどいときの個人的なロザリオの祈りの黙想を分かち合わせてください。 今回は、そんなときのためのロザリオの祈り第一回として、 しんどいときは余計しんどくなりそうだからと敬遠される気がする 苦しみの神秘を恵みの時間にするための試みです。 信仰を持っていたって、うつになるけどそれは100%悪じゃないし、生きているわたしたちのいのちの価値には傷をつけられない。それが人を100%乗っ取っちゃうこと

          しんどい時のためのロザリオ 苦しみの神秘

          たましいの保育園

          たましいの保育園 わたしがクリスチャンになったりキリスト教と出会う前、ほんとうに小さい時に、 すでに神様の存在を予感していたようなふしぎなことを言っていました。 それが、「たましいの保育園」というおはなしです。 わたしたちはどこから来てこの世を生き、どこへ行くのか ということのひとつの「解答例」なのかなーと思います。 むかし、昨日とか今日とか明日とか、直線的な時間の流れも何もなかったところで、 わたがしのような雲の上、おじさんがエプロンをかけてたましいたちの世話

          たましいの保育園

          受苦日アングリカン・ロザリオ

          受苦日アングリカン・ロザリオ

          大斎節うつ?いいえ、ほんとの生き方は

          こんにちは。 きょうは、大斎節第一主日です。 紫色が教会で使われる季節になりました。紫になるとなんだか、心がひきしまるし、慎み深く過ごさなければなぁという気持ちになります。 中学時代、当時のチャプレンであった先生がよく、ご自分のストールをもちあげて、色の説明をされてました。そしてクイズを出されました。絵の具で、紫をつくるには何色と何色をまぜたらいいでしょうか。と。こどもたちはくちぐちに答えます。赤と青! 赤を見ると、紅白まんじゅうや炎や血を思います。気持ちが昂ったり、

          大斎節うつ?いいえ、ほんとの生き方は

          【論文】メンタルヘルスと教会ー存在論的な苦しみに応答する宗教的コミュニティー

          病気じゃダメですか?治るようにって祈らないで。病気でいたって、いのちに溢れている。そんな生き方をこそ、キリスト教はさししめしていないかい?ということに挑戦した論文です。いやしとは?救いとは?既存の観念をたくさん疑ってかかり、健康であることを礼讃する宗教のあり方をバシッと批判。事例研究も少し。卒業生代表に選考。立教大学紀要「キリスト教学」に一部掲載。

          【論文】メンタルヘルスと教会ー存在論的な苦しみに応答する宗教的コミュニティー