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水没した電気製品・設備はとっても危険

この度の九州南部豪雨では熊本県や鹿児島県、特に球磨川の氾濫で未曾有の被害となっております。亡くなられた皆様には心からお悔やみ申し上げますとともに、被災された多くの皆様に心からお見舞い申し上げます。

感電の危険性

今もなお降り続く豪雨によって九州地域をはじめ、各地で被災をされている方々がおられます。本当に一刻も早く事態が収束することを願っております。

今日は自然災害だけではなく、災害による二次被害にも注意しておかないといけない、ということを微力ながらお伝えしたいと思います。

私たちが商品として販売している太陽光発電所にも注意しなければいけないことがあります。

それが「感電」です。

"発電所" と言っているくらいですから、むやみに触れたりすればとても危険ということは想像できるかもしれません。
でも、触れなければ大丈夫、ということではないんです。

なぜなら 電気は水を伝わっていく からです。

2017年2月、某大手小売業の物流倉庫が大火災となった事がニュースでも取り上げられました。
なぜか火災はすぐに収められず、しばらく燃え続けていたんですが、その要因の一つに太陽光パネルからの感電リスクがありました。

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火災で近づけないのになぜ感電リスクがあるのか。

答えは 消防ホースから勢いよく放たれる水 です。

消火活動時は離れたところから遠くへ、高い場所へ届くように勢いよく水が放出されますよね。その時の水はいわば「橋」のような状態です。

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太陽光パネル自体は光が当たっていれば発電している状態なので
人⇔水⇔発電中のパネル
というふうに電気の通り道が作られてしまいます。
そうなると消防士さんの感電リスクが高まるので、消火活動に遅れが出たわけです。

さて、話を少し戻すと、現在の水害時にも同様のことが起こり得ます。

水没した太陽光発電所でも光の当たっているパネルは常に発電をし続けています。
そこにむやみに近づくと、水もしくはぬかるみ状態になった地面を通して感電する恐れがあるということです。

太陽光発電協会もホームページで注意喚起をしています。

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もし、お近くに太陽光発電所があるよという方がいれば、覚えておいたほうがよいと思います。

また、くれぐれも被災した太陽電池パネルを見つけた際には適切に処理されるまで近づかないように重ねてお願いしたいと思います。

電気製品の注意事項はよく読もう

と、ここまでは発電所にフォーカスをあててお話をしてきましたが、太陽光発電システムもいわゆる電気製品なわけです。
電気製品には水を媒介に感電する危険性がある、ということは家庭用電気製品だって同じことが言える、ということですよね。

漏電、という言い方のほうがしっくりくるかもしれません。

以前「人志松本のゾッとする話」の中で、とある芸人さんが漏電した洗濯機に触れて感電し、駆けつけた別の芸人さんが助けようとして感電中の芸人さんを抱えたらそのまま感電した、という話がありました。

家庭用の電圧でも人が動けなくなるほどです。
お風呂上がりにドライヤーを使う、とか水回りで活躍する電気製品は意外と多いものです。

怖がらせるつもりではないですが、自然災害含めいざという時は注意が散漫になりやすいので、メーカーのホームページなどで注意事項を読んでおくとよいかもしれません。
備えあれば憂いなし、ですからね。

正しく知って、正しく怖がる

さて、今日はこの辺で終わりです。
何事においてもあやふやな情報だけだと無意味に恐怖心が強まるものです。
正しく知ることで、何に気をつけなければいけないのか、どうすれば安全・安心を確保できるのか、がわかりますよね。

今後もみんさんにお伝えできることを発信していきたいと思います。
参考になったよ、という方は♡を押していただけると嬉しいです。
ではまた。

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