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カウンセリングに行った都内矯正歯科9選

1 矯正を始めようと思ったきっかけ

私の歯並びはいわゆる出っ歯ですが、正面から見たときは分からず、正直不満の無い歯並びです。
しかし、横から見ると口元が出ています。
横顔を見る機会や、写真に撮られる機会があまり多くはなかったので、正直そこまで気にしていなかったのですが、
友人の結婚式でプロのカメラマンに撮っていただいていただいた写真を見ると、口元が想像より出ていて、とてもとてもショックでした。

子供の頃からなんとなく、矯正をしたいと思っていたものの、正面の姿には不満がなかったので、今日にまで至りましたが、絶対この口元を引っ込めたいと思いました。そしてやるならマウスピース矯正ではなく、ワイヤー矯正でとことん綺麗にしたいと思いました。

私は現在、俗にいう婚活中の女性に該当します。
自己紹介記事にも記載していますが、アラサー女性がそのような状況の中、歯に装置をつけるのは、本当に嫌で嫌で仕方なかったです。
そして、ちょうど記事を執筆している2023年3月からマスク解禁も始まり、仕事柄社内外とのMTGも非常に多いので、誰かに見られることも恥ずかしいと思いました。

器具だけでも嫌なのに、私の場合は4本歯を抜く必要があり、一時的に歯抜けOLになることも嫌でした。
※抜歯して、歯を後ろに引っ込めて、隙間が埋まるまでに半年くらいかかる。

そして、実は近々転職を控えており、転職先の会社の方、クライアントの方に最初にお会いするときに器具装着&歯抜けであることも嫌でした。

痛みや、食事中に食べ物が引っかかったり、器具が外れた後も、保定装置やマウスピースを一生つけ続けることにも、めんど臭さを感じていましたが、
それ以上に、婚活期に器具をつけていることが嫌、という思いが強かったです。

しかし、矯正をしていなかったら将来の伴侶が現れるわけでもないですし、矯正をしたから不利になるということはなく、むしろきちんと経済力があると印象付けできると、(こじつけですが)ポジティブに思うことにしました。

そこで腹をくくり、矯正歯科へ行くことにしました。

2 私がカウンセリングに行った矯正歯科

この記事でご紹介させていただく都内の矯正歯科は以下の通りです。
・エリア:目黒〜品川〜田町〜麻布十番〜銀座
・条件:認定医・指導医の先生が在籍している矯正歯科中心
    ③-⑧と*2は認定医、⑨と*1は指導医
・①〜⑨ :カウンセリングに行ったところ
・* :比較対象にしたが、カウンセリングには行かなかったところ

①麻布十番矯正歯科室(麻布十番)
②ルフレ矯正歯科クリニック(田町/三田)
③みどり矯正歯科(田町)
④芝パークタワーデンタルクリニック(田町/三田)
⑤目黒パークサイド矯正歯科(目黒)
⑥大井町矯正歯科(大井町)
⑦ルピナス高輪矯正歯科(高輪台)
⑧銀座HINA矯正歯科(銀座/東銀座/有楽町/新橋)
⑨銀座EAST矯正歯科(銀座/東銀座/有楽町)
*1 ユニゾン矯正歯科(銀座)
*2 銀座矯正歯科(銀座)

3 色々回ってわかったこと

詳細は、事項以降で説明しますが、矯正ビギナーが矯正歯科を行脚してわかったことは主に以下9つです。

  1. 先生の出身大学により治療方針(推奨装置)が異なる

  2. 矯正期間は先生が考えるゴールにより異なる

  3. 先生により扱う器具のメーカーが異なり、見た目が変わる

  4. 一つの歯科医院にも先生が複数人在籍

  5. 初診カウンセリング予約は直近の日程では取りにくい 

  6. 装置装着はすぐに始められるわけではない

  7. トータルフィー制度を導入している矯正歯科もある

  8. 矯正の抜歯は保険適用ではない。銀座の相場は1-3万円/本

  9. 歯は動くもの。矯正を始めたら一生メンテナンスが必要

一つずつ解説します。

1)先生の出身大学により治療方針(推奨装置)が異なる

矯正歯科を行脚するまで正直、金額、先生の腕、設備くらいしか、比較検討する材料はないと思っていたので、特に1)は目から鱗でした。
上下ともに表側の装置と、ハーフリンガル(上は裏、下は表)に対する見解は、割れるところが多かったです。
上下表の場合とハーフリンガルでの治療期間は同じ、と仰る先生もいれば、治療期間の差は半年、当院ではほとんどハーフリンガルや上下裏側の患者さんはいない、と仰る先生もいました。

2)矯正期間は先生が考えるゴールにより異なる

これは一番最後に行った矯正歯科の先生に言われたことです。事前に気づき、期間だけでなく、各先生がさすゴールまですり合わせすれば良かったと反省しています。

3)  先生により扱う器具のメーカーが異なり、見た目が変わる

例えば「ホワイトワイヤー」と一概に言っても、メーカーよって色味がシルバーに近かったり、白と言い切れる色味だったり違いがあり、見た目にかなり影響します。どのメーカーのものを扱うかは完全に先生の好みなようです。

4)一つの歯科医院にも先生が複数人在籍

複数人体制で運営している医院は、院長先生以外は認定医/指導医ではない医院もありました。また、基本的にこちらから指名しないと毎回同じ先生で処置していただけない印象です。

5)初診カウンセリング予約は直近の日程では取りにくい 

どこも初診予約は二週間先くらいの日程でした。もちろんその時の空き状況にもよるので、一概には言えませんが、自分が行きたい日程で調整しにくかったので、初診予約はお早めに

6)装置装着はすぐに始められるわけではない

スケジュールと医院にもよりますが、上下面の装置の場合、初診から、早くて一ヶ月後に装置装着が可能なイメージでした。
裏側装置を希望の場合はオーダメイドで作成をするので+1-2ヶ月かかるイメージです。

 初診
  ↓ 1W目安
 検査
  ↓ 1W目安
 診断、治療方針確定
  ↓ 2W目安(この間に抜歯を済ませる)
 装置装着開始

7)トータルフィー制度を導入している矯正歯科もある

基本的には、多くの矯正医院が、従量課金制のような料金形態です。
 治療費=装置代(80-140万円)+ 毎月の診察代(3千-1.5万円)× 装着期間 + その他諸費用
診断時に、治療期間の目安をお伝えいただけると思いますが、歯の動きの状況によっては、期間延長の可能性もあり、想定より費用がかさむ可能性もあります。
トータルフィー制度は、何度通院してもその料金内なので、治療期間を断定しにくい矯正にはとても優しいサービスです。
上記の他にも抜歯費用や保定装置の料金など様々な項目があります。
この辺りは皆さん気になるところだと思うので、後段で項目別に比較していきたいと思います。

8)矯正の抜歯は保険適用ではない。銀座の相場は1-3万円/本

矯正歯科は矯正を専門としているので、抜歯は他の医院で、というところも少なくなかったです。
銀座の抜歯金額の相場には驚きますよね。
先生によっては、提携先の歯科医院を紹介いただき、お安く抜歯できるところもあります。

9)歯は動くもの。矯正を始めたら一生メンテナンスが必要

矯正について興味があり、調べているみなさんであれば既知の内容かもしれませんが、矯正器具の装着が終わったらゴールではありません。
器具装着後は保定期間に入り、矯正と同じ期間、マウスピースなどを使ってほぼ24h固定する必要があります。
さらに、その保定期間終了後も、寝るときだけでも一生マウスピースを使い続け、歯が動かないように固定する必要があります。
歯は動く物なので、矯正を始めたら、何かしらのメンテナンスが一生必要ということです。

これらは、HPや口コミでは確認できず、実際に行ってお話を伺わなければわからなかったです。

全国に2万件以上ある矯正歯科医院の中から自分の希望エリアで認定医/指導医がいる歯科の検索に始まり、
各矯正歯科のカウンセリングに1h/回(往復の移動時間も含めると1.5-2h/回)かかり、仕事の合間に行ったり、休日をカウンセリングの時間に割いたり、結構大変でした。この記事の執筆時間も含め、合計20h以上は費やしたと思います。

お忙しい皆様の参考情報になると思いますので、ぜひ一回分の飲み会を我慢したと思い、ご購読いただけますと幸いです!

<有料記事の記載事項>
・希望エリアで認定医/指導医を探した方法
  →こちらだけ気になる方はこちらの記事で切り出して販売しております。
・カウンセリング時ヒアリング事項
・矯正歯科比較(各矯正歯科ごとに、治療方針、営業日、料金、口コミ、所感などを記載し、さらにそれらを一覧化)
など

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