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ラジオからお笑い。「面白い芸人は必ず1度は売れる」とありますが……。

大阪は曇り模様。今日も今日とて朝から神戸線を利用して名谷です。摩耶・生田川間の渋滞はすっかり名物。その前後まで渋滞が伸びている時は、もうお手上げです。僕が生きている間に改善されるでしょうか。

運転中は概ねFM802を流しています。音楽雑誌を読まなくなって久しいので、目下、音楽関連の情報はほとんど802から仕入れていると言っても過言ではありません。仕事柄、朝の6時台と夕方の5時台がメイン。なかでも、土曜日の仁井聡子さんの「Saturday Amusic Islands Morning Edition」は最高です。彼女の声を聞くだけで無条件に機嫌が良くなる、という802ファンの方も多いのではないでしょうか? あの底抜けに明るいキャラクター(もちろんお会いしたことはございません)は、紛れもなく天才だと思います。

過去、ラジオで一番熱中したのは「くりぃむしちゅーのann」ですね。高校の友人が呑むたびに激賞していて、Podcastで追っかけ出したことが始まりでした。どれくらいハマったかといえば、初回から最終回まで、通しで3度はループしています。最近こそ順を追って聞くことはないですが、今でも2日に1回はベッドに入ってからランダムで流しています。

くりぃむしちゅーといえば、現在ではダウンタウンと並び、コンビのお笑い芸人のトップですね。「うんちく王」を経て(若者はついてこれるかな?)、早々にバラエティ番組におけるMCの地位を確立した上田はもちろんのこと、数年のラグはあったとはいえ、ボケの有田の才能に視聴者が気づけたことがなにより大きいと思います。彼は、もともと芸人間の評価は凄まじかったようで、コアなファンからすれば、「ま、当然だよね」といったところでしょうか。

芸人の世界を眺めていると、「面白い芸人は必ず1度は売れる」という言葉をよく耳にします。この場合の「売れる」というのは「番組への起用」と同義のようです。面白ければ必ず誰かに見出され、様々な番組に起用される。しかし、そこから売れ続けるのは難しく、なおかつ、いつ見出されるかは誰にもわからない、という多少強引な格言のようです。

一方、「面白い」は極めて定義が難しいですね。明確な評価基準なんて絶対に存在しないですし、そもそも、誰が決めるのか。彼らを起用する側の番組制作関係者なのか、同業なのか、はたまた評論家なのか。この場合で言えば、多くは「番組制作関係者」なのでしょう。

「面白い芸人は必ず1度は売れる」と語られた後には、たいてい、「しかし、売れている芸人のすべてが必ずしも面白いとは限らない」と続きます。まあ、そうなのでしょう。「面白い芸人は売れる」と言っているだけで、「面白くなければ売れない」とは言っていないのですから、なにも矛盾していません。

大きく溜息。プルヒッターばりの強引な閑話休題。

なんだかよくわからない展開になりましたが、僕に特別な意見があるわけではありません。ただ、どの業界にだって、多かれ少なかれこれと似た格言めいた言葉は存在するでしょう。少なくとも、次世代の才能に対するエールにはなっていますし、才能をピックアップする側へは、ある種の「戒め」とも受け取れます。

では、また書きます。


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