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受け継がれた技

こんにちは、にっしーです。
我が家では夏もこたつ掛け布団カバーを掛けたこたつを出してます。
猫さん達が、こたつにお隠りするからです。
昨夕の話。
雨も降り出し、小寒い感じ。
久しぶりにこたつに足を入れようかな、って見た瞬間、あっ! ってなりました。

皆さんのおうちの猫さんはどうなんでしょう。
我が家の今年亡くなったアビシニアンのアビ姉さんだけがやってたんです。
どうやってるのか、こたつに入ると、掛け布団を巻き込んで、巻き込んだ掛け布団の上に寝てたんですね。
分かりますかね。
敷き布団の上に掛け布団の端を引き込むから、床は二重になりますよね。
そうすると掛け布団の壁がハンモック状になって、そこにもたれて寝るワケです。
結果、人はこたつに足を入れられなくなるという、困り笑い系の技でした。

それを黒猫くんがやってたんです。
一番下っ端の黒猫くんは、我が家に来た当初から先住猫さん達の行動を、じっと観察してマネする子でした。
我が家ではアビ姉さんしかそれをやらなかったんですけど、黒猫くんはマスターしてたようです。
アビ姉さんのことを、しみじみと思い出しちゃいましたよ。
「今年の冬もこたつに入れないかもね」
妻が困り笑いで言いました。
黒猫くんの観察力のお陰で、昨夕はアビ姉さんの思い出話をしんみりとした、良い夕方になりました。

アビ姉さんが亡くなった時は、あれだけ泣いてた妻も、しんみりと懐かしそうに微笑んで話をしてました。
時間が解決してくれる、傷を癒してくれるってあるんですよね。
そろそろ煮物が恋しい季節になりますかね。
暑さはもうイイや。

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