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脱フュージョンの方法:思考と距離を置くテクニック

どうも、フレンテです。
今回は脱フュージョンについてまとめて見ました。
脱フュージョンって、要するに思考や感情に振り回されずに、ちょっと距離を置く方法のことです。特にアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)で使われます。ここでは、具体的な脱フュージョンの方法を紹介します。

1. 思考を観察する

まずは、自分の頭に浮かんでくる思考を観察してみましょう。例えば、「失敗するかも」って思ったら、「失敗するかもって思ってるな」と認識します。これは、思考を客観的に見る練習です。映画の観客になったように、思考をただ眺める感じです。

2. 思考にラベルを付ける

浮かんでくる思考に「これは不安の思考だ」や「これは判断の思考だ」とラベルを付けます。ラベルを付けることで、思考と自分を切り離すことができます。例えば、「仕事がうまくいかない」って思ったとき、「これは失敗を恐れる思考だ」とラベルを付けると、その思考の力が弱まります。

3. 思考を声に出してみる

自分の思考を声に出して繰り返し言ってみます。例えば、「私はダメだ」って思ったら、何度も言ってみましょう。そのうち、その言葉の意味がだんだん薄れていきます。これは、言葉を繰り返すと意味が感じられなくなる現象を利用したものです。

4. 思考をユーモラスに扱う

思考をおかしな声で言ったり、漫画のキャラクターが言っているように想像してみると、その思考の重みが軽くなります。例えば、「失敗するかも」って思ったら、アニメのキャラクターが言ってるように想像してみましょう。これで思考の深刻さが和らぎます。

5. 思考を視覚化する

自分の思考を風船や雲に乗せて空に飛んでいく様子を想像します。例えば、「失敗するかも」って思ったら、その思考を風船に乗せて飛ばすイメージを持ちましょう。これで、思考を手放す感覚が得られます。

6. 歌にしてみる

思考を歌にしてみるのも効果的です。例えば、不安な思考を自分の好きなメロディに乗せて歌ってみましょう。これで、その思考の重みが軽くなります。たとえば、「何もかもうまくいかない」って思ったら、明るい曲のリズムに乗せて歌ってみます。

7. メタファーを使う

思考を川の流れの葉っぱに見立てたり、電車の通過する駅のように捉えたりして、思考がただ流れていくものだと認識します。例えば、思考を川の上を流れる葉っぱに見立て、思考が流れていく様子を想像してみましょう。

実際の練習方法


1. 3分間の観察

座って目を閉じ、3分間だけ頭に浮かんでくる思考を観察します。それぞれの思考に「これはただの思考だ」とラベルを付けます。思考がどんどん浮かんでくる中で、意味を気にせずただ観察します。

2. 思考の記録

思考を日記に書き出し、その横に「これはただの思考」と書き添えます。これを続けることで、思考と自分を切り離す練習になります。例えば、「今日は上司に怒られて落ち込んだ」と書いた後に、「これはただの思考」と付け加えます。

3. 思考の距離を感じる

特定の思考が浮かんだとき、その思考を手のひらに乗せて眺めるようにイメージします。例えば、「役に立たない」と思ったとき、その思考を手のひらに乗せて遠くから眺めるようにイメージします。

4. 思考の声を変える

ネガティブな思考が浮かんだとき、その思考をおかしな声で再生します。例えば、「役に立たない」という思考を、アニメキャラクターやロボットのような声で再生すると、その思考の力が弱まります。

5. 思考を視覚化する練習

毎晩寝る前に、浮かんだ思考を風船に乗せて空に飛ばすイメージをします。これで、一日の終わりに思考を手放すことができます。例えば、「今日は失敗した」と思ったら、その思考を風船に乗せて飛ばすイメージを持ちます。

まとめ


脱フュージョンは、思考や感情にとらわれず、自分を客観的に見るための有効な技法です。これらの方法を日常生活に取り入れることで、思考に振り回されることなく、自分の行動や決断に集中できます。ぜひ試してみてください。

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