親子の関係を良好に保つのに大切な意外なこと
正の注目と負の注目
昨年5月から3カ月間、アドラー心理学をベースにした子育て講座を受講しました。
smile講座で教えてもらった中でもっとも重要だなと感じたのが境界線と勇気づけです。
講座が終了して1年以上経過しているのですが、大分良くなってきた長男とより強固な信頼関係を気づきたいと思い、ずっとこの二つを意識しています。
去年この講座を受講した際 、
負の注目 できないところや文句を言いたくなるところ
でなく、
正の注目 できていること、褒めてもいいところ
をして書き留めるという宿題に取り組みました。
この宿題に取り込むことで、
「私って長男に毎日文句しか言ってこなかったんだなあ」
という自分ではまったく気づいていなかった事実にはっとしました。
駄目出しばかりだった私
赤ちゃんのことから聞き訳が良くて、
頭の回転も速く、運動神経もいい長男。
ずっと「できて当然」という姿勢で接してきてしまったようです。
全く気付いていませんでしたが...。
お兄ちゃんに比べると、勉強や運動もまあ普通と言った感じの平凡な次男。
「いじけないように」
と意識して励ます言葉をかけていた私です。
なのに長男には駄目出しのオンパレードでした(汗)
「これじゃあ私に対する態度も悪くはなるはず...」
と深く反省し、以来意識して長男への言葉かけを変えようと頑張っています。
完璧主義が意味する事
言われたことはちゃんとやりたい、
できるだけ完璧にやりたい
という完璧主義が功を奏したからこそ今も頑張っているのは事実ですが、
「完璧」
を目指す心の在り方って、
常に何ができていないことはないかに注目 (=負の注目)
していることなんですよね。
全くそんな意識はありませんでした。
右往左往しながらも、勇気づけを心がけるうちに、
長男との関係は段階的に
良くなり→ぶつかる→また少し良くなる→ぶつかる
みたいな感じで緩やかに改善しています。
自分の頑張り屋、ちょっとした変化も見逃さないことこそ正の注目!
そうやってくじけそうになる自分を励ましながら頑張っています。
大切なこと
ここ数日私が心がけているのは、
駄目だしや嫌味を言わない
できるだけ温かい目で見守る
ほんのちょっとしたことでも、やってくれたことにありがとうと言う
こんな感じです。
積極的に勇気づけできればよいのですが、
正直なところ
「今日も元気でお母さん嬉しい」
とか、
「ごはん残さず食べてくれてありがとう」
みたいな勇気づけは、自分の心が負担に感じる時にはできません。
実は去年受講したばかりのころ、早く成果を出したい気持ちが強かったようで一生懸命こんな声かけをしていたこともありました。
そして続かず結局爆発してました(笑)
最近の我が家の例
放っておくと15時近くまで寝ている長男、16歳。
気にしていると結構イライラします。
そういう風に自分の気持ちを子供に気持ちを持っていかれるのが嫌なので、
先日お昼は私のペースで私のタイミングで用意し、一人で食べることにしたら気分が楽でした!
そうやって境界線を意識して自分が機嫌の良くなることに集中していると、
不思議なことに子供が少しずつ早く起きるようになり、
先日は一緒にお昼ご飯を食べることができました。
まあ一緒に食べたかった訳ではないのですが (笑)
これに加え、私から嫌味を全く言われたなくなって不安になったのか、
「なんか手伝おうか?」
などなど私にかけてくるこ言葉が妙に優しい今日この頃です。
何気ない言葉の端々から、私が面白くないと思っているニュアンスは伝わっているはず。
それでも文句を全く言ってこない、今までになかった母親を前に戸惑っているのかもしれません。
子供の事を心配してイライラがみがみ言うよりも、自分が心地よくいられることを優先する。
こうすることで、子供に対して勇気づけができ、境界線も引けるんだなと思います。
矛盾するようですが、母親が自分の満たすこと、心を平安に保つことを優先させることが、子供と関係を良好に保つのに大事なことのように思います。
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