きっかけは空き家バンク
以前住んでいたのは四日市、築50年ほどの平屋の賃貸。
玄関先を少し改装し対面販売をやりながらマルシェの出店と演奏活動、年に数回ふすまを外し、畳に座布団の法事スタイルでご飯付きライブなども開催していました。
3部屋と広めのDK、夫婦二人で暮らすには充分な広さでとても気に入っていました。
ところが出店が増え商材も変わったことで徐々に手狭になり始めます。
一番は甘夏ソーダを始めたことですが、物理的な問題とライフスタイルの変化から畑とDIYがやれる家がほしい!との想いが大きくなっていました。
出店道具やキッチンカーなど外の駐車場スペースで作っていたんですね。
そんな折、友人の帖佐真之介さん(いなべ市地域おこし協力隊、桐林館阿下喜美術室経営)からいなべ市の空き家バンクの存在を教えてもらいます。感謝!
一昨年の初夏のことでした。
その後さっそく帖佐さんの案内でいなべ市庁舎へ。
いくつか職員さんに紹介してもらった物件をもとに阿下喜の川瀬不動産さんを訪れます。初めに空きやバンクで紹介頂き気になった物件があったのですが、よくお伺いすると隣の土地を通らないと入れないことが判明。売れない事はないが後にトラブルの元になるのでオススメできないと言われました。それはそうですね、ふりだしかな……と思われたそのとき
「土地売りの物件ですがまだ建物が建っているのが幾つか、見に行きますか?」とのこと。
おや、なんだか様子が変わってきたぞ?
と思いながらも早速案内して下さる担当の富永さん、お世話になりました!
2件ほど案内され最後に着いた物件、2階建ての母屋に2階建ての倉庫、車ゆうに2台分入りそうな納屋付き。
ご近所さんとの距離は近めですが見晴らしの良い畑が横に広がるのどかな雰囲気。
この物件空き家になって一年半程度、玄関ホールの屋根と増築部分から雨漏りがするという事で購入者が見つかり次第取り壊しする予定だったそう。
家主の方はご病気で施設へ、ご兄弟の方が代理でご相談されていたそうです。
天井や床も雨漏りで腐っている部分もあり家財もそのまま、タバコもよく吸われる方だったのかヤニもすごくかなり散らかった状態、一見すると解体するしかないように見えるのかもしれませんね。
でも私はなぜか惹かれました。古道具が好きで片付けや掃除も意外と苦にならない自分にとって、ここは理想なのでは?と思えたのです。
2017年7月10日のことでした。
少しづつセルフリノベーションの様子などご紹介できたらと思っています。
note初体験ですが講読頂けたら幸いです、宜しくお願い致します!
フレイトレシピ 山田晋吾
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