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『不謹慎系YouTuber』が炎上商法で勘違いしている"コンテンツの価値"

不謹慎系YouTuberという呼ばれ始めたジャンルのYouTuberがいます。

不謹慎系YouTuberとは

犯人や『個人の息子』などを勝手に自称したり、社会的に関心が高まっている事件や事故、訃報に対して、当事者を装って投稿するタイプのYouTuberです。

首里城を燃やしたのは僕です。とか言ってみたり、

岡江久美子の息子は僕です。とか言ってみたり、

京都アニメーションを燃やした男は悪くないとか言ってみたり、

プロレスラー木村花が死んでくれて祝杯とか言っているそうです。

先日取り上げた、リモート研修中にクビになった人を擁護する動画を上げているYouTuberも少なくありません。

いずれも、『不謹慎系YouTuber』と呼ばれる動画で、高評価よりも低評価を多く集めています。

共感も得られていないですし、いないですが、再生数は稼げています。

YouTubeガイドライン

YouTubeガイドラインでは、『悪意のある表現』『個人のなりすまし』を禁止していて、『炎上を招く、他者を侮辱するコンテンツ』は不適切なコンテンツの対象としています。

上述の動画は、一部削除されています。

YouTubeでは、

・通報制度

・広告の無効化

・三度の違反警告でチャンネル停止

などの対策を取っていますが、すべてを検知することはむずかしいと言わざるを得ない状況です。

不謹慎系動画は、内容次第では名誉毀損や業務妨害などで法的責任を負うリスクもあります。

YouTubeのガイドラインや倫理的な問題を超えてまで続ける動機もニュースに掲載されていました。

『実害がなければほとんど気にしない』

2019年からYouTubeに参入し、治験アルバイトで生計を立てているそうです。

撮影用の一眼レフカメラや動画編集ソフト、照明機材、マイクなど17万円ほどかけてユーチューバーになったとのことです。

当初は、アイドルを応援する動画を投稿していましたが、数値が伸びず、不謹慎系YouTuberにシフトしました。

その後は、YouTubeから動画を削除されて投稿制限がかかるなどトラブルもありつつ、視聴数は伸び、チャンネル登録者数も比例して増えていったとのことです。

YouTubeの広告が付けられる条件

YouTubeで広告を付けるためには、以下の2つを満たす必要があります。

・チャンネル登録数 1,000人以上

・総再生時間 4,000時間

つまり、コンテンツとして

良質なコンテンツ

である必要があります。

YouTubeでの良質なコンテンツは、

視聴維持率

が高いとオススメや上位表示されます。

視聴維持率とは、動画を最後まで見られたかというパーセントのことです。

最後まで見てもらえるコンテンツがYouTubeでは求められるコンテンツだと言えます。

コンテンツの価値

価値とは、プロダクトやサービスから得られる利益のことです。

これは分かりますよね。

主に2方向の価値です。

①機能的な価値

②情緒的な価値

機能的な価値

プロダクトやサービスの性能、成分、提供されるものの目的に対する価値です。

キャリーケースで言えば、

・キャスターが音なくスムーズ

・外しやすいがピックされにくいカギ

・壊れにくい特許技術を利用したジッパー

・軽量、高耐久

という部分になります。

情緒的な価値

デザイン、使い勝手の良さ、ブランドなどの感情や感覚を刺激する価値のことです。

キャリーケースで言えば、

・女性の利用でもスタイリッシュなデザイン

・持ち手が引きやすく手に馴染むデザイン

・ケースが自分で歩くような引き心地

というような利用シーンを想像させる生活に直結される価値です。

インターネットでの価値

インターネットでの価値は、無形であるサービスや情報によって、

ユーザーが

利益を受けられる

ことが大切です。

思春期の層やゴシップが好きな層、または、誰にでもゴシップが気になる対象はあります。

こうしたところから、業界事情でしたり、社会や経済的な観点の情報や、

発信者の経験や知識から、フィルタをかけられてユーザーが学びになることで価値になります。

この点が、

ごっそり抜け落ちている

から価値がない炎上マーケティングが未だに有効に見られます。

価値を提供できない人が取る方法

不謹慎系YouTuberは、ビジネスや会社員としての価値が低い場合が多いです。

提供できる価値や情報が無いから、炎上して狼少年同じ方法でないと注目を集めないといけません。

まずやるべきことは、

自己投資

です。

与えられる価値がないわけですから、読書、コミュニティに所属して情報収集、活動していれば情報は集まります。

次にやるべきことは、

人生の切り取り方を工夫

です。

不謹慎系YouTuberの上述の例の方は、

治験アルバイトで生計を立てながら、

アイドルを応援していたわけですよね。

アイドルを応援チャンネルも名前も動画も興味をそそられないものをたくさん投稿していたのでしょう。

こうした方は、なにが多少なりとも伸びていて、なにが伸びなかった伸びなかったのかも計測してないんでしょうが、

治験バイトしながら〇〇応援チャンネル

くらいリアルなチャンネルなら、

『どんな人が動画発信してるんだろう』

と誰かしら思うわけです。

価値について知ること、

人生の切り口を知ること、

これらを意識してもらえないと、

コンテンツが資産化できない

=コンテンツ制作の意味がない

ということにつながります。

信用=価値

信用について、Twitterの相互フォローについて記事を書かせてもらいましたが、

信用と価値はほぼ同じです。

時事的なネタにコメントするコンテンツを批判しているわけではありません。

純粋な誹謗中傷や、なりすましはそろそろ終わりを告げます。

メンタリストDaiGoさんの試み

SNSでの木村花さんに対する個人攻撃について、メンタリストのDaiGoさんはTwitterで、

『テラスハウスの木村花さんの訃報見てやはり思うけど、芸能事務所とかは、ネットの誹謗中傷に対して、【情報開示請求】ちゃんとやって訴訟したらいいと思う』

と対抗手段を用いて闘うべきだと主張した。

『アンチに容赦など不要。損害賠償だけでなく、勤務先の会社にも内容証明送りつけて【社会的に抹殺】すべき』

とも発信していました。

『今は情報開示請求で全部たどれるからね。僕は訴訟から勤務先への内容証明送付まで【示談なしで全部やりますよ】』

資金があることも発信した上で、訴訟していくという

社会実験

を自ら行うとも言っていました。

あおり運転とは異なり、政府が危機感を感じにくい事態になっていることも感じました。

(理解できる世代が投票に行くのは最低限のことだなと改めて感じました。)

まとめ

途中で、誹謗中傷について話していましたが、

コンテンツを資産化するには、

価値の提供

一択になります。

ここを疎かにして考えると、いつまでも炎上商法に頼ることになります。

時事ネタがアクセスを集めることは発信を続けていると分かることですが、

信用=価値

について、考えが浅いのは改めて欲しいと感じた次第です。


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