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はじめての設計をやり抜くための本【設計編】第4章内部設計の手法①内部設計とは

■内部設計の役割
システムの入力と出力、データベースへの格納の間で行うシステムの内部処理を設計する。また、具体的なソフトウェア内部のプログラムやデータの処理方法や管理方法、並列処理方法、トランザクション方法なども設計する。
さらにデータベース物理設計も行う。
その他、必要に応じてCRUD設計も行う。

■内部設計の目的を確認

内部設計の目的


内部設計の作業と成果物

ロバストネス分析
ユースケース記述や概念モデルといった要件定義の成果物をもとにオブジェクト指向分析をするための手法。
ロバストネス分析ではクラスを「バウンダリ」、「エンティティ」、「コントロール」に分類する。
・バウンダリ
システムと外部とのインターフェイスを表す。(外部仕様)具体的には画面や帳票、外部システムI/Fを指す。
・エンティティ
システム内部に永続化されるドメインオブジェクトを表す。概念モデルから導かれたデータと振る舞いを持つオブジェクト。エンティティはDBのようなデータを永続化するストレージに格納されるのが一般的である。
・コントロール
バウンダリから呼び出されるシステムが行う処理。多くの場合はバウンダリから呼び出されてエンティティを更新する。

ロバストネス分析はMVCモデルのModel、View、Controllerと役割はほぼ同じ。


第4章内部設計の手法①内部設計とはを終了します。
次は②画面プログラム設計について記載します。


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