通勤読書を再開してみた。
札幌に緊急事態宣言が出てから、時差出勤を始めた。普段から混んだ地下鉄が苦手だったので、早めに乗っていたが、それよりも30分程早くした。5月は空いていた何時も乗る地下鉄も通勤の混雑を避けているのか、最近は座るのに苦労する日もあり、時差出勤をする会社が増えていると感じる。
折角座れるので、老眼になって避けていた通勤読書を再開した。しばらく振りなので、始めましたかもしれない。昔から読書が好きで、本屋さんで過ごす時間は好きだった。今でも本屋さんで過ごす時間が好きな時間だ。20代は札幌の北の端から小樽や岩見沢まで通勤していたので、通勤時間は読書時間だった。昔は本を読む人、ウオークマンで音楽を聞く人、新聞を器用に折り畳んで読む人がいたが、今は携帯の画面とにらめっこの人が殆ど。そういう私も、再開するまではそのひとりだった。
しかし、本を読みながら周りを見てみると、朝の地下鉄は意外と読書仲間が多いのがわかった。他にも読んでいる人が多いと、自分も集中できるのか、職場の読書仲間から借りた「塩の街」のような長編も気にならず、読み進むのも早いような気がする。
先日、向かいの席で自作の布製のブックカバーを付けて読んでいる女性がいた。手芸好きなのだろうか、抱えたリュックには「疫病退散」と記された自作のお守りがぶら下がっていた。お守りを見て、私も疫病退散を願った。
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