【貧血の症状】貧血の症状がどうして人それぞれ違うのか?| 違いがあっていい!
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どうも♪たむ(@tam_tamco25)です^^
貧血の症状はどのくらいの種類があると思いますか?
動機・頭痛やめまい・疲労感・立ちくらみ・スプーン爪・顔色の悪さ・肌荒れ・抜け毛などなど。
貧血の症状は本当に多いです!
さらに、人それぞれ貧血の症状や程度が異なることを知っていますか?
人それぞれ症状が異なるからこそ、見つけにくかったり、不安になったり、治療法が見つけにくくなったり…
ここでは、そんな貧血の症状の出方についてポイントを置いて、「違って良いものなんだ!」ということをご紹介していきます!
ぜひ自分の貧血の症状について、見つめる機会にしていただけたら嬉しいです^^
私自身が体験して、克服した、貧血の症状はこちら▼
>>【隠れ貧血の症状】貧血が続くと、どうなるか?|鉄分=0の体験談
そもそも貧血の症状の現れ方は、人それぞれ!
そもそも、貧血の症状は人それぞれ異なるものです!
しかし、これらの症状は、貧血の重症度や進行の速さによって個人差があり、現れ方が違ってきます。貧血が重い場合は安静時にも症状が現れやすくなりますが、進行が遅いと症状が現れないこともあり、かなり進行するまで自覚できない場合もあります。(引用:ファーマスタイルウェブ、特集 貧血の様々な原因と治療、2020年7月号)
貧血の重症度や進行の速さによって、症状は様々です。貧血が軽く、特に進行が遅い場合は、症状がまったく現れないこともあります。また、運動している間だけ症状がみられることもあります。貧血が重い場合は、安静にしていても症状が現れることがあります。血管の破裂による出血などで貧血が急に進んだ場合は、貧血の程度が軽度であれ重度であれ、症状が強く現れます。 (引用:MSDマニュアル家庭版、貧血の概要、2017年 9月)
違いが生まれる理由は、大きく2つです。
1. 貧血の重症度
2. 進行の速さ
この2つがどの段階であるか?の組み合わせによって、人それぞれの症状となります。
私は、重症度が最も高いレベル・進行の速さが最も遅いレベルでした。
だからこそ、気づきにくく深刻な状態に至りました。
中には、重症度がほどほど・進行度は遅い方で、どうしても貧血に気づけずにいる方もいます。
そう考えると、貧血の症状の程度の違いを知っておくことは、身体の状態を知っておくために大事なことであると思います。
どうして差が生まれるのか?
「1. 貧血の重症度」と「2. 進行の速さ」の違いによって生まれる症状の違いですが、それぞれ具体的にはどのようなことがあるのでしょうか?
少し詳しくみていきたいと思います!
1.貧血の重症度
まず知っていただきたいことが、「1.貧血の重症度」によって症状の出方が変わってくるという事実です!
私の感覚でとてもわかりやすいと思った記事を参考に、表にしました。
ただし、ここにあげた貧血の程度と症状はあくまでも目安であり、年齢や性別、貧血の原因や健康状態などにより個人差があります。 (引用&参考:新潟県立がんセンター新潟病院、治療に関した副作用: 貧血)
ヘモグロビンの数値が下がれば下がるほど、どんどん症状が積み重なっていきます。
でも、あくまでの目安であり、「年齢」「性別」「貧血の原因」「健康状態」によって変わってくるものです!
そして、表示されている症状以外にもたくさんの症状があります。
例えば、気持ちの落ち込み(うつ)・関節痛・筋肉痛・氷食症・気絶なども貧血の症状として知られています。
これだけの症状の数があるのは、「鉄分」の役割が関係していますので、ご興味があったらこちらも参考に▼
>>【貧血】鉄不足になると何が起こる?|鉄分の仕事&フェリチンの役目
これらを含めて、
「今自分はどの段階にいるのか?」
「自分はどんな健康状態なのか?」
自分自身で観察し、主治医の先生に相談していくことが大切になってくると思います。
2. 進行の速さ
加えて、より貧血の症状を厄介なものにしているのが、「2.進行の速さ」です。
徐々に貧血になっていく場合は、身体が慣れていくため症状が目立たない (引用:MEDLEY、貧血(総論)、2121年2月27日)
生理の量や日々の食事内容、体調の状態などによって、貧血が悪化するスピードは人それぞれです。
貧血が悪化するスピードが早い人は、症状として現れやすいです。
貧血が悪化するスピードがゆっくりな人は、症状として現れにくいです。
現に、慢性の貧血は、徐々に進行するゆえに自覚症状のない人もいます。
私は、このタイプでした。
ゆっくりゆっくり身体の中の鉄分が減っていって、ゆっくりゆっくり症状が増えていき、
貧血とは気づかないまま、「元々落ち込みがちな女子」として生きていました。
今は、真逆の性格と元気で生きています。
他にも、
ほとんど症状がなくても重症の貧血であったり、
症状が酷くても軽い貧血である方がいます。
やはり、自分の貧血の症状を逃さないためにも、自分をよく観察してみることは大切です!
なかなか気づけないからこそ、医療機関で自分の鉄分がどのくらいなのか?を検査しておくことも良いと思います!
3.体質の影響!
ここまで「1. 貧血の重症度」と「2. 進行の速さ」の違いについてご紹介したのですが、加えて貧血の症状の出方に関係するものがあります。
それが「3.体質」です。
貧血になりやすい体質というのがあります!
一般集団で鉄の血清レベルと、トランスフェリン、フェリチン、可溶性トランスフェリン受容体(トランスフェリン、フェリチン、可溶性トランスフェリン受容体など)の鉄状態のマーカーに関連する遺伝子遺伝子座を特定しました。 (引用:PubMed、Identification of a common variant in the TFR2 gene implicated in the physiological regulation of serum iron levels(血清鉄レベルの生理学的調節に関与するTFR2遺伝子の一般的な変異体の同定)、2011年3月15日)
こちらは、私自身がトライした「遺伝子検査」で解説に使われている論文です。
「体内の鉄分量の状態に関連する遺伝子を発見した」という内容でした。
つまり、生まれながら貧血(鉄不足)になりやすい人・貧血(鉄不足)になりにくい人があるということです!
ちなみに、私は 貧血(鉄不足)になりやすい人の遺伝子を持っていました。
>>ネガティブだと思っていた私は偽りの姿だった!|隠れ貧血とDNA検査結果<報告>
また、プラスαとして、このような情報もあります!
日本人の半数にあたるとされる「お酒が飲めない体質」の人が持つ遺伝子タイプは、難病「再生不良性貧血」の原因のひとつとなっているケースがあることを、京都大などのチームが突き止めた。 (引用:朝日新聞DIGITAL、「お酒飲めない」遺伝子タイプ 難病の貧血の一因だった、2020年11月4日)
貧血として最も多い「鉄欠乏性貧血(身体の鉄分量が少なくなることが原因の貧血)」とは別に「再生不良性貧血」という難病があります。
これまで原因は不明の状態だったのですが、どうやら原因の1つは「お酒が飲めない体質」の人の遺伝子であることが判明したとのことでした。
何より、遺伝子や体質は貧血と関係があるということをお伝えしたく、ピックアップさせていただきました。
貧血というのは、「1. 貧血の重症度」と「2. 進行の速さ」だけでなく、「3.体質」によっても違いが生まれます。
さまざまな症状の人がいるからこそ、私はあなたが感じている症状が「貧血ではない」とはいうことができません。
あなた自身でも、「貧血ではない」と断言できないということなのかもしれません。
まとめ
ここまで、貧血の症状の出方についてポイントを置いて、ご紹介してきました。
・「1. 貧血の重症度」と「2. 進行の速さ」がどの段階であるか?の組み合わせによって、人それぞれの症状となる!
・症状の目安もあくまでの目安であり、「年齢」「性別」「貧血の原因」「健康状態」によって変わってくるもの!
・貧血が悪化するスピードが早い人は、症状として現れやすく、貧血が悪化するスピードがゆっくりな人は、症状として現れにくい。
・貧血というのは、「1. 貧血の重症度」と「2. 進行の速さ」だけでなく、「3.体質」によっても違いが生まれます。
・さまざまな症状の人がいるからこそ、私はあなたが感じている症状が「貧血ではない」とはいうことができません。
このようなことをお伝えしたい記事です。
これだけ症状の出方に個人差が出てくるということが、貧血の難しいところです。
他の病気の目印と同じようなものはなく、その人それぞれの様子から貧血であることを探して行かなければいけません。
中には、レアな症状が現れる人もいます。(私のように)
何より、感じている症状にウソはありません。
些細なことでも、『もしかしたら…』という気持ちで1度医療機関にご相談に行っていただきたいです!
その背中を少しだけ押すことができたら…本望です。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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