オーガフミヒロ個展へ
3年前の同じギャラリーで出会ったオーガフミヒロ氏。
はじめましてのそれ以降、東京近郊で行けるものは足を運び、絵を見続けてきた。
絵の雰囲気、色味、モチーフが少しずつ変わっていく。
変化を見ることができるのが、今を生きるアーティストの作品の面白さなのだと聞いた。
なるほど、その変化を自分の目で見て、感じて、話して共有できるのは本当に貴重なことなのだと。
今回は、ピンクも藤色?ラベンダー色?も。
すごく華やかに、パッと目を引く明るい色からエネルギーが溢れる。
私がはじめてであったオーガ氏の作品は、音がない世界で、真空の世界だった。
張りつめていて、その空間の圧が強くて、作品の外側から、360度の外側から眺めている感覚だった。
段々と目に見えてわかる変化だけではなく、描いてある絵の中に広がる世界の空気圧が下がっているのを感じる。
入り込める余地があるというか、絵の中の世界が緩んできているような、そんな感覚。
私の好きなオーガさんの夜の世界の絵だけでなく、希望と温かな。それでいてどこにもないけれど、どこかにありそうなそんな絵に出会いに。
また次もワクワクしながら出かけたいと思う。
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