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知られざるリフティング知識⑤

ワンバンリフティングを極める。

まず、1番やってはいけないことがあります。

初めからリフティングをやろうとすることです。

ボールが落下したり

思いもよらない方向へ飛んだり

が当たり前のように起こるのです。

どれだけやる気があっても続くはずがありません。

ワンバンリフティングの特徴

○ボールが落下しても続けられる。

○焦らずに正確に蹴るための時間的、精神的な余裕が出来る。

○変な方向へボールが飛んでもボールが跳ねている間は続けられるのでしっかりボールを追いかけられる。

手を使わず足のせが出来る方は

リフティング前のボールを浮かせる技も簡単です。

足のせまでは前回説明した通り、

あとは持ち上げる

だけ。

足のせをマスターしていないと

足の上にボールが乗る前に膝下を振り上げたり

凄いスピードで自分の足元へ転がし、足に乗ったか 乗らないかを確認もせずに上げようとします。

ボールを自分の方向へ引くときは
足に乗ったかを確認出来るスピードで転がしてくださいね。

確実に乗ったら足の指を上げて
足のせをして持ち上げる。

真っ直ぐに跳ねたボールは

基本的には前回説明した

お玉を意識して

膝から下を固定し、持ち上げます。

感覚がわからなければ実際にお玉に卵を置いて上下に動かしてみましょう🎵

前に跳ねたボールについては

この状況に限っては

膝下を振る。

足首を動かす。

という動作が必要になります。

ボールの向こう側(奥)を蹴り上げる意識が必要となります。

ボールの向こう側(奥)を蹴るには

ボールに対して軸足をしっかり踏み込むこと

が重要です。

そのためにも常にステップを踏みながら

ワンバンリフティングを行うことが

予想外のボールの動きにも対応出来ます。

自分の方向にボールが向かってきたときには

バックステップで後ろに下がれば続けられるでしょう。

ただ

何故自分の方向にボールが飛ぶのかを

考える必要があります。

お玉を持ち上げる動作がきちんと行われていれば

勢いよく自分の方向へボールが来ることはありえません。

膝下を降っていませんか?

足首を固定してましたか?

2種類のタイプのリフティングを知る。

横から見た画像です。

明らかに異なります。

次に上から見た画像です。

違いがわかりますか?

○足指の付け根辺りで行う
リフティング

前回から説明させて頂いているリフティングです。

●膝くらいの高さのリフティングで使用する。

●ドリブル、パス時にボールを浮かせる時に使う。

●細かなボールタッチ時に使用する。

●トラップ時足元へおさめる時に使用します。

●足の指を上へ向けることでクッションのような働きをしてボールの勢いを吸収します。

○インステップリフティング

●ボールを高く上げるリフティングの時に使用する。

●ロングパス、シュート時に使用する。

●細かなタッチには向いておらず、反発の力が強い。

それぞれに特徴があり、まずは知ることが重要となります。

サッカー経験者でリフティングが出来るのに強いシュートが打てない。

変な回転がかかってしまう。

パコッと音がする。

シュートの時、足が痛くなる。

上手くボールに力が伝わらないというお悩みはありませんか?

だとすれば

インステップリフティングを練習しなければなりません。

逆に低いボールでリフティングが出来ない。

細かく小さなタッチでリフティングが出来ない。

という方は

指の付け根でのリフティングが必要となります。

今回はなぜ

足の指の付け根を説明したかというと

初めからインステップリフティングを練習するとどうなるか

強く蹴ることをやりだしてしまうと次の処理が大変になってしまうからです。

特に子供は遠くに高く飛ばしたがるものです。

リフティングは本来蹴る意識よりも、

当てる。

押し出す。

このイメージが重要となります。

足を思い切り振ったり、力を入れることにより

正確にボールの重心を捉えられず、

足の形や向きも蹴る度にバラバラになるのです。

なのでコントロール重視の飛ばないリフティングを

先に指導します。

リフティングは回数が伸びるとどんどんやる気が出てきます。

初めは一緒について練習を見てあげなくてはなりませんが

そのうち1人でも勝手に練習するようになります。

リフティング練習はボールに触れる回数が最も多い練習だと思います。

1人で沢山触れるということは周りのライバルに差をつけることが出来ますね。

次回は

ワンバンリフティングで出来るチョイ技

です。

意外と簡単でかっこいい技が出来ると

もっと楽しくなりますよ。

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