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Vol.12 消防設備士 甲種第1類 取得に向けて

and sanota と申します。

数年前に「消防設備士」という資格を取得しました。そのご紹介です。

記事後半は試験対策方法について有料ゾーンとして記載しておりますので、興味のある方は是非覗いてみてください。
(個人的に戦略として成功した勉強方法・参考資料を載せております。)


1_はじめに


この資格、何ぞや というと、
国家資格で、甲乙 種に分類されており、甲種の場合、特類から5類まで計6つの種類に分かれています。


この記事を見ていただいている方は、この資格に興味があったり、
これから取得を目指している・勉強しているという方がほとんどかと思いますので、少しでも参考となれますよう記載させていただきます。


種類が多い「消防設備士」という資格ですが、
その内、最も人気があり毎回受験者が多いとされております
「消防設備士 甲種第1類」に合格しました。(平成28年4月7日)


私の場合、受験3回目で合格しましたが、正直苦戦しました。
苦戦せずに取る人も中にはいます。羨ましい・・・



下記当時合格した際の結果通知書となります。
(指名・住所・電話番号等は隠しておりますが、間違い無く私本人のものです。)

以前の勤務先で、「消防設備士 甲種」の資格を有することで昇進が可能とのことで入社直後から試験に挑戦しておりました。


会社では取得必須の資格となっておりましたが、取得出来ていない社員も半数ほどおりました。


資格の話とは別で
外出先でも見た事があるっていう内容のものも出題されているので、単純に物知りにもなれますね。消火栓のシステムだとかスプリンクラーシステムだとか。
建築の仕事をしていない人であれば、
建物の地下に機械室があって、ポンプがあって・・・みたいな内容は分からないですもんね。

2_消防設備士について


「消防設備士 」について、
甲乙種 に分類されておりますが、何が違うのかというと、


甲種免状保持者:工事と整備・点検の両方に携われる
乙種免状保持者:整備・点検のみに携われる
(工事が存在しない 6類(消火器具)・7類(漏電火災警報器) については、乙種免状区分のみとなります。)

消防設備士 資格の種類について詳細に説明しているサイトがございますので
下記参考にご覧ください。(私も全てを網羅している訳ではないです。すいません。)


私が合格しました「消防設備士 甲種第1類」ですが、
主に建築物に設置されている消火栓やスプリンクラーなどの水系消防設備を点検・整備・工事するために必要な資格となっております。(スプリンクラー設備・屋内消火栓設備・屋外消火栓設備・水噴霧消化設備等)

ビル管理関連会社や、上下水道などを扱う配管工事会社・施工会社へ勤務される方にとって、消防設備士甲類1種は、取得しておいたほうが何かと実用的で役に立ちます。実際に私もそのような理由から取得しました。


受験資格は下記参考にご覧ください。


3_甲種1類 難易度


試験の難易度について、様々なページを確認していると掲載されておりますが、
甲種の場合、おおよそ30%前後ではないかと思います。
私が取得した年度は合格率25%前後だったかと記憶しています。割と低いです。

甲種の中でも人気があり毎回受験者が多いとされておりますが
その中でも甲種1類は甲種の中で割と難しい資格だと言われています。


試験内容は法律・設置基準などに加え、物理・電気の知識も必要となってくるんですよね。

当然、勉強せずなめてかかると落ちます。
下記参考までに。

【元同僚の中には、10回連続不合格や入社後9年目(受験回数は不明)でようやく合格等】

【合格出来ない方はずっと合格出来ないイメージ。(個人の勉強方法にもよるかと思いますが)】

【逆に新入社員の内にサクッと取得してしまう人や、1回目の試験で合格してしまう人も何人も見てきました。】


例えば、
現場作業が忙しく勉強時間が中々確保出来ない、でも現場で消火設備の施工監理を行っているためある程度の知識はある → ほぼ落ちます。
断言は出来ませんが、ほぼ落ちます。


資格試験ですので、しっかりと試験対策をしなければ当然落とされます。


試験対策の参考テキストは多くの出版社から販売されており、入手し勉強するのは容易ですが、試験後に試験問題の持ち帰りが制限されております。(これが一番厄介です。)
ですので、過去の出題からの傾向で、試験対策をするのは困難で、試験対策本を繰り返し行うのが一番の近道だと思います。


消防試験研究センターの公式HPにも過去に出題された問題として1部掲載されておりますが、1部ですので、やはりテキストを購入して対策が最も近道と言えそうです。

4_合格基準


甲種1類の合格基準は

筆記試験:項目毎に40%以上の正答率、且つ全体で60%以上の正答率
実技試験:60%以上の正答率

となっており、筆記試験が通らなければ実技試験は採点されません。
(建築士の試験と似ていますね。)


私自身も計3回の受験で、筆記試験は問題なく全体で60%以上をキープすることができました。


しかし、私が過去2回の受験で苦い思いをしたのが、
実技試験 ← ここの対策が大変重要だと思っています。
私の場合、2回とも 実技試験 で落とされました。


前置きが少し長くなりましたが、
この先の有料ゾーンより、私が実際に行った 実技試験の勉強法 について説明しております。情報を確認するだけでも損はしないかと思います。(興味のある方は是非覗いてみてください。)


色々な記事を覗くと、問題集を繰り返しで十分対応可能 であったり、どんな問題が出るのか調べる 等あります。確かにおっしゃる通りですが、私の場合はそれでは足りないと思い、過去問だけでは突破は困難と感じていました。
(個人差があると思いますので、ご了承ください。)


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