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大企業に転職して3ヶ月目「私、これがやりたくて転職したんだっけ」がはじまっている


5年半勤め、最後には執行役員をしていたスタートアップ企業を辞めて、転職した先は、桁違いの大きな企業。はたしてこれでよかったのか、とか考えたことの記録。

すごい不満があるわけではない。前の会社を辞めたことを後悔しているわけでもない。
前とか関係なく、比較ではなく、今この状況だけを見つめたときに、なんかつまらない。
「私これがやりたかったんだっけ?」と思うことが増えてきた。

私、これがやりたかったんだっけ

今やっていることは、クライアントの課題解決のための方針提案で、PMの補佐や、資料の作成、調査、提案、みたいなことを、同時並行に何本か進めているが、この業務がなんかつまらない。
一個一個の案件自体は面白いのだが、やっている作業がつまらない。
課題解決といっても、自社が提供できる知見の範囲内をでないし、新しいことをやろうともしないし、相手の課題の本質を掴むための調査もしてないし、ただ通り一遍の組み立てをして相手に提案するだけである。
「これ、意味ある?」と思ってしまい、事業会社にいた側からみても「これほしい?」と思ってしまい、そして、綺麗な提案書をつくることが自分のやりたいことでもないなと気づくのである。

私、どういう人と仕事したかったんだっけ

今までの転職を振り返ると、「吸収できるものがなくなったらやめる」「伸びしろがなくなったと思ったらやめる」「尊敬できる人がいなくなったらやめる」というのも大きな理由であったことの自覚がある。
今の職場でいまのところ「この人すごいな」「この人みたいになりたいな」「この人の力になりたいな」という人がいない。
みなさん真面目で謙虚で素晴らしいが、これが「刺激がない」という状態か。ベンチャーにあるとされる刺激が大手企業にはない、というのが、これなのか。

「私、これがやりたかったんだっけ」がきてしまうと、長続きしないらしい

このモヤっと感を転職・人生の先輩である知人に伝えたら、「その感覚があるならもう長くは続けられないと思う」と言われた。
自分では、「なんか違うかも。でもなあ、そうはいってもなあ」と自分に言い訳して曖昧にしていたところであるが、このようにはっきり言われると目が醒める。
「なぜ違ったのか」を振り返って分析してみるといい」とアドバイスをもらった。

「なぜ違ったのか」を振り返って分析をしてみることにする

言語化が大事。
もし転職活動をするとなっても、きちんと説明できる必要があるもので、ちょいと紙に書き出して自己分析をしてみようかと思っている。
静かな喫茶店に行ってこよう。
日曜にルノアールの前を通ったら、まさか並んでいて、街に人が溢れて喫茶店難民が増えてるんだなと思ったけど、平日ならきっと大丈夫だろう。


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