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自分が考えていることとピタっとハマる言葉を探す難しさ、その葛藤

今日は私のつぶやきで、まとまりがなさそうだということを先にお伝えしておきます。笑

私はなるべく丁寧に言葉にすることを心がけているんですが…
自分が思ったことや感じたことと極力一致する言葉を探すのにエネルギーが必要で、
その時その時で脳に検索をかけて喋るのでゆっくりペースになりやすいんです。
(自分の性質だけじゃなくて、発達性トラウマも多分大きく関わってるのできっと改善すると思うけど)

頭の回転が速いとか、賢いとか、ありがたいことに言われることが多いんですが私の感覚的にはそんな風にはあまり思えなくて。謙遜でも自己卑下でもなく、本当にね!


外側からの情報や知識の入力、本質に近いような層の深い理解、腑に落とすスピードは比較的早い。
相手から見れば「私の言いたい深いとこまで分かってるよね」と言われることが多いです。うん。そうそう。分かってる。

あとは、自分が意識的になっていなくても、他人の核心を突きやすいところも入力が早い部分の特性かもしれない。これはHSPとか、エンパス的なところかな。

「これは本音だ」「いやそれは全然心にも思ってないだろう」「全然分からずに喋ってて、私に合わせようとしてるだけだな」みたいなところは、他人の言葉や空気感、声で察知してしまう。
察知と言うよりも、ただ入ってきたものをそのまま感知するだけというか…(勝手な断定はしないから、心の中で留めるけどね)

その入力部分だけを切り取って見れば、確かに知性的な部分で平均値よりも高い能力かもしれない。が、

なんせ、それを内側から出力するのに難儀するm(_ _)m

遅いというか、時間がかかるというか、こだわりがあるからこそエネルギーの使い方が入力と全く違うというか。

他人と自分とが100%分かり合うことは不可能だけど、なるべく自分が発する言葉は自分の内側と一致度の高いものを使いたい。
その”内側との一致度が高いもの”を言葉にしようとすると、なっかなか難しくてですねぇ……

いらすとや、便利すぎるやろ。

本当は地層の最下層の部分、最も核となる本質に近いところを掬い上げてピタっとハマる言葉を発したいから探すんだけどなかなか出て来ず、
ようやく出てきた言葉は地層の上から3番目あたり…みたいな(伝わるのか?この例えは…笑)

で、発した後に「ああ違う違う、それじゃないんだよなあ」となる。

だけど、最下層にある”確かに考えていること”を言葉で拾い上げることができない!!!めっちゃもどかしい!!!ってなる時が、割とあるんです。

これですよ、私が常に感じている難しさとか葛藤とかって。


一方で、感情的なところは、非常にシンプルなんです。
悲しい、嬉しい、しんどい、怒ってる、死ぬほどムカつく、楽しい、みたいなね。一単語で終わる。

ただ、相反する感情が同時に湧いたりするアンビバレンスさを断罪せずに受け入れる度量は必要だけども。

以前はそんなシンプルさを複雑にしていたから生きづらかったけど、感情は本当にちょっとずつ手懐けることができてラクになってきた。


だけど、自分の理解している”層”の話ってのは、ホント難しい。
こうして書いてても「層」という表現だけで伝わる人は、ほんの一握りじゃないかと思う。

「う~ん、私が話したいのはその層の話じゃないんだよな」とか思うと一気に冷めてしまうし、そう感じている時点で言葉を尽くしても埋まらなさそうな溝みたいなものがある。

その溝は相手の理解力が悪い、私の伝え方が悪いという問題ではなくって、そもそも見ている層が違う、周波数の違いみたいな感じかな~と最近は思っていて。

相手が見ているのは6chの一般的なバラエティー番組だけど、私が見ているのはBSでしかやってないコアな歴史番組、みたいな(笑)

で、それはどっちが優れてるとか劣ってる、特別なのか普通なのかとか、そういう問題でもない。

本当に、観ている部分の違いかなぁと思う。

観ている層の深さが近しい人とは、そこまで言葉を尽くさなくても通じる快感がすごく大きい。本当に。年を重ねるごとに感じる。

文章を読んでいてもまさにそうで、自分と近い深度の地層で言葉を綴ってる人の文章はシンプルだけど入ってくる情報量がすごくすごく多い。
無駄なく凝縮されてて、でも一瞬でその凝縮を感じて受け取るけど咀嚼すると時間がかかるみたいな。味わい深い濃縮100%ジュース?(笑)

私もそういう方向を目指したいな。
万人受けせず、自分の濃度が濃い言葉を綴り続ける人生。

そういう稀有な人との出会いは、ネット上であっても大切。すごく尊い。
生きててよかったなぁと思えるご縁でもあるのです。

夏になるとベネチアに行きたくなる
本当にここは最高だよ

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