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誰かや何かを「すごい」と思った時ほど気を付けて

SNSを普段使っていれば、素敵な発信を選りすぐって見ますよね。

この人の投稿が好き、あの人の意見はすごく参考になる、とか…私は意識して選んでいるのですが、
最近”より一層”気を付けていることがあります。

誰かや何かに「すごい」と思った時に、

自分がそれに傾倒しすぎていないか?

と振り返ること。


「すごい」の対象が情報であれば、信じ込みやすくなります。

これはすごい、これは本物だ、これは良い!っていうフィルターを良くも悪くも強固にしてしまう。
それに反する情報や、異なるものを無意識的に避けたり抵抗したりするようにもなりますよね。


「すごい」の対象が人物であれば、感情が入りやすくなります。

その人を信頼することで、その人の思想や価値観をズブズブと取り込みやすくなる。

ズブズブになってるサインとしては、自分がその人と意見が対立したり違う立場に置かれた時に、不安や焦りが出るかどうか。

あとは、
自分が悩んだ時にその人と意見が一緒だとホっとするとか、違ってると「自分が間違えたかな?」って不安になったり。

こうなってると自分から一歩ズブっと沼に踏み入れてるので、早めに足を抜いたほうが良いサインかなと。


こうなった時に何が一番怖いかと言うと、

なんか違う
なんか変だな、
という

小さな違和感を
潰してしまう可能性が高くなること

ほんのわずかに感じたとしても
まぁいっか…と流してしまうこと


これがもう、
ほんっっっっっとに危険なんですね。


そう言ってる私もすごく心当たりありますし、経験があります。

いくら冷静に、気を引き締めて、状況を俯瞰して見て、と思っていても魔が差す時は絶対にある。

それに「これはすごい」となると、それ以外のことが見えづらくなって視野狭窄になっていますね、自然と。

私の場合は金銭的な損害だけで、身体的・精神的なダメージは無かったからまだ良かったけど、
自分の感覚を無視して誰かや何かを盲信する危険性を身に染みて痛感しました。


そんな経験もあって、私が気を付けているのは…

すごいこと、すごい人を見つけた時には必ず

”全然すごくない部分”

も同時に見つけるようにしてます。

嫌いになるとか、欠点を探せとか、そういうことじゃあなくってね😂

良い!素敵!好き!ばっかりだと陽に傾きすぎて、自然と陰に向かうのは自明です。それが自然の摂理だから。

それを利用して、
自分から陰を先に取っておく。

素敵な人だなぁ、いつも参考になるなぁ、思って受け取っている発信の中にも

「私は、この人とこの点は意見が違う」
「この行動は、私はしたくないな」

という部分を見つけたら大事にする。
それがあっていい、と思っています。

これがすごいなと思う情報だったら、

それを発信している人の立場、
その周辺のお金の回り方、
その情報が広まることで誰が得するのか?
結局、自分や社会にとって長い目で見た幸せに繋がるか?

という部分を、よく見るようにする。

特に情報に関して、お金がどう廻ってるかどうかで真実は見えると言っても過言ではないので、本当に大事だよ。


同じように、私のブログを読んで下さる方にも「コイツこんなこと書いてるけど、矛盾してんな」とか「この考えは、自分とは違うな」とか、めっちゃ思ってて欲しい!

わざわざ報告してこなくていいけども👋笑

でも、大マジです。

鵜呑みにしないで~!
全部を信じないで~!
私は私が感じたことを伝えてるだけだから
あなたや誰かの真実じゃないよ~!

と常々思ってますので。

でさ、思ったことは自分の場所で発信していいんですよ。

「コイツのコレが気に食わん!」って不満を言ってるだけじゃなくて、

「こういう意見もあるけど、私はそう思いません。こう感じたし、こういう風にしたい」って言えばいい。

そういう自己表現や、自分の意見や感じたことを精査する積み重ねこそが、回り回って自分を守ることにも繋がる。

同じような志や目標を持った人と繋がるキッカケにもなります。


ちょっと話が逸れたけど、

自分の好きで尊敬する人の全然すごくない部分とか、ここは好きじゃないなって部分を見つけておくだけで、自分の違和感を潰さずに済みます

本当に本当に本当に、です。(超力説)

私がもう十年来の付き合いの恩師と良い関係で居られるのは、恩師の素敵なところも嫌なところも両方知ってるからだと思う…

だから、意見が違っても全然普通に言うしね。

ここに関しては同意、でもあそこに関しては違うな~でいいんですよ。

わざわざ好きな人に、尊敬する人に、憧れの人に、寄せに行かなくていいんですよ。

女性でそういう人見ると、たまに心配になっちゃうよ、お節介なので言わないけどw

自分の感じたこと、特にほのかな違和感を大事にしていきましょうね。本当にね。

たくさんの人が乗る電車が
たくさんの人が向かう方向が
「正しい」とは限らないからね。

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