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フリースクールに社会福祉専門職がいる意義

久々の投稿になってしまいました^^;

フリースクールHIROをオープンし無事に6か月が経過しました。オープンする時には本当にドキドキでしたが、どうにか現在まで活動を進めてくることが出来ました。地域の方々、活動にご理解ご協力いただいている方々、そして、オープン間もないスクールにも関わらず利用していただいている生徒さん、保護者の方々への感謝を忘れずに今後も前に進んでいきたいと思っています。

また、利用相談だけでなく、社会福祉専門職の方々、議員の方々、学校の先生方など多くの方々に見学のご連絡をいただき…延べ30名以上の方々にお越しいただき意見交換をさせていただいています。

その中で、「フリースクールHIROの特徴ってどんなことですか?」と聞かれ…回答させていただいた方々が皆「なるほど!」となり、そうか…それが特徴の一つなんだ!と改めて認識できたことがあったので、ご紹介させていただきたいと思います。

フリースクールHIROとは?

フリースクールHIROは、埼玉県桶川市にある民間のフリースクールです。社会福祉専門職がスタッフとしており、地域の中で学びを創出する取り組みを行っています。

①「学校に行きたいけど行けない」「学校に行くのがつらい…学びたい」をサポート
学校に行きたいけど、様々な理由から行けない状況にいる生徒さんは少なくないと考えています。学校に行こうとするとお腹が痛くなったり、頭が痛くなったりと体調が悪くなる。心身の体調の変化は学校生活にも影響することは必然だと思います。将来の夢を考えること、自分が心から楽しいと思えること、自分の成長を感じることができることなど、一緒に考え、一緒に歩いていきたいと考えています。

②社会福祉専門職が地域とのつながりを支援
社会福祉専門職を換言するすると「ソーシャルワーカー」という職業です。ソーシャルワーカーとして大切にしているお仕事は「生活しやすい社会を創造すること」です。関わらせてもらったすべての人が「笑顔」になれる瞬間を共有したいと考えています。地域とのつながりの中で人は成長していくと信じています。それらとのつながりを創造し、一人一人が生活しやすい社会を創造していくことを約束します。

③子ども一人一人の価値を大切にする教育の実践
子どもも大人もですが、一人一人大切にしていることは違うと考えています。夫婦であっても兄弟であっても、親子であっても「価値」はそれぞれです。フリースクールHIROでは、生徒一人一人の考えやその存在を尊重して教育を実践していきます。「〇〇がしたい」「〇〇に興味がある」を形にしていくことをサポートします。

更に、ご興味のある方は上記に掲載してある「note」や「ホームページ」「you tube」をご覧いただければ幸いです。


フリースクール×社会福祉専門職の特徴は?

上記の特徴に加え、見学の方々からのお問合せでよくいただくのが…私たちも特徴であるという認識ではなかったのですが(笑)フリースクールHIROの利用生徒一人一人の「個別支援計画書」を作成し、その計画に沿って教育支援を行っている点です。

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なぜこのような支援計画が必要か?それが可能なのか?という点について説明をさせていただきたいと思います。

支援計画の必要性について)

生徒一人一人がフリースクールに求めること/保護者の方々がフリースクールに求めることは実に様々です。そして、利用することに至った経緯だけでなく、生徒一人一人の趣味や得意なことなども当然のことながら違います。更には、個々の将来の捉え方、目指し方なども全く同じ生徒はいないため、個々の状況に合わせた目標設定と支援方法が必要なのです。よて、集団で生活しつつもスタッフやボランティアは目標を共有し支援の方法を少しずつ変えながら成長をサポートしたいと考えいく必要があると思っています。

支援計画作成が可能な理由)

社会福祉専門職にとって支援計画作成は今までに通常業務の一つとして行ってきたことですので、特別なことではないというのが実情です。フリースクールでは、支援計画の作成は義務付けられている訳ではありませんが、生徒一人一人と向き合い、長期目標、短期目標等を言語化し、教育支援を行うこともまた、ソーシャルワーク実践の一つとして行うことが自然なことであるという認識でした。一人一人のアセスメントをしっかりと行っていくからこそ、必要な支援を届けることにつながるのだと思っています。よって、社会福祉専門職がフリースクールを組織するということの特徴の一つに「支援計画作成」があるのだと感じています。

まとめ

フリースクールに社会福祉専門職がいることの意義として、個別支援計画作成につながっているのだと最近考えるようになりました。ただし、個別支援計画を通して教育支援を行うことが本当に必要なのか?という研究は出来ておらず、今後必要になってくるものと思います。しかしながら、一人一人の生徒に向き合う専門職として、そして大人として、生徒一人一人のニーズをきちんと把握し未来は明るい!と生徒自身が思える様な将来を一緒に創っていくことを大切にしていきたいと思います。

現状の力量で満足することなく、スタッフ、ボランティアともに成長していけるよう、学習し続け今日より明日、明日より明後日には更に良い支援が提供できるように精進していきたいと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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