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アイディアは誰のため?

こんにちはfreee Advisor Day2023(以降fAD)プロデューサーのREISHOです。前回、「アウトプット志向でいきましょう。」というお話をしました。その続きです。

fADで提供されるコンテンツの中でもアウトプット系のものはどんなものが考えられるか。

例えば、1月下旬に行われたバックオフィスの日では、複数枚の領収書をスマホのfreee会計アプリで読み取りから取り込みまでのタイムを競うという企画ブースがありました。AI-OCR機能の体験で、どれだけスピーディーに正確に読み込みができるかというのを、タイムアタックとしてエンタメに昇華。他部署ではありますが、「むーう、やるな…」と独り言ちます、なるほどと。

とは言え、来場者のインサイトを考えると、「エンタメ」を求めてわざわざ会計業界のイベントに来ることはないわけで、そこはもっと業務に近いというか、いつもの業務フロー内での「HOW部分」の変換に焦点を当てるべきなのかもと考えました。

例えば、紙の請求書を利用している顧問先を多数抱える税理士さん向けの、「電子請求体験!商取引ミッションゲーム」。freee会計とfreee請求書を使って、与えられたミッションをクリアするゲームコンテンツです。これなら、例えば、顧問先と一緒に体験して、電子請求のベネフィットを体感していただけるのでは!?

2Pオンリーの仕様


はたまた別案として考えたのは「タグ体験!原価ルール設定判定」です。freeeのルール設定機能の「使いこなし具合」を判定するコンテンツです。入力の自動化のキモとなるルール設定を見直すきっかけとなります。お、なかなか実務寄りで具体的になってきている!これなら一人でも体験できるコンテンツになりそう。

各税理士さん得意領域がありあそうです。

ただ、このアイディアをある認定アドバイザーさんにお話をさせていただいたら、「顧問先をイベントに誘うのはとてもハードルが高い」という見解でした。顧問先ではない、会計事務所側が得る直接的な価値が多い中で、よっぽどのことが無い限り誘わないだろうと。また、「もし会計事務所側が知らない情報や価値紹介があった場合」、自分たちの情報収集不足を指摘される事態にもなることもあるかもしれないので、リスクが高いともコメントをいただきました。

確かに…自分に置き換えて、全くその通りだと思いました。

クライアントに価値を提供するならば、まず自分がその価値を体現できる咀嚼して、理解してこの「顧問先」に必要だ!と思うから、信じるから提案ができる。一緒に行ってその場で、「これいっすね!やりましょう!」というのでは、あまりに浅はかである…。税理士さんにとっての顧問先の捉え方を教えていただいた気がしました、そうだ、もっともっと大切な存在である。横面を張られた感覚でした。

となると、、、先に作っていたこの企画も危うい!僕は「共有」シェアをにらんだこの企画。そう、会場内にBarを作って、BARテンダー経験のある税理士さんが、プロデュースする各種カクテルを提供するという企画。そして、そのカクテルを楽しんでいただきながら、一日の体験をシェア、交換いただく…。「インボイ酒」「記帳ダイキリ」「確定申濃くハイボール」…求めてない、求めてないよREISHOさんよぉ~。

名前先行型企画


背筋に流れる一筋の汗を感じながら、行き詰った思考を変えるにはどうしたらいいのか…。そんなことを考えずにはいられませんでした。

To be continued…
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