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本当に大事なことは、いつ生まれてもおかしくない。

こんにちはfreee Advisor Day2023(以降fAD)プロデューサーのREISHOです。前回、「キックオフは手作りに限る。」というお話をしました。その続きです。

さて、キックオフを無事に終えた僕らは、パートナー代理店が提案してくれた企画をレビューしながら、自分たちのやりたいことと照らし合わせてディスカッションを重ねました。そこで船長(freeeでは部長のことを船長と呼びます)から衝撃の一言が発せられたのです。

「やはり、体験に振り切った方がいいだろう」

体験、つまり「見て・聞いて・触れる」。言うなれば展示会型のイベントにしようという方針変更です。それまでの全体指針は、どちらかと言えば「講演=スピーチ」が中心で、その中でインプット、アウトプット、シェアの3つのコンテンツをぐるぐる回すものでした。このようにスピーチが中心となると、きちんとその内容が「聞こえる」環境が大事なわけで、必然的に会場はしっかりとしたホールだったり、音響設備が充実している場所が候補になります。パート―ナからの提案もその点を押さえた会場でした。それが展示会型となると、もっと平場で一体感を感じられる空間がベタープレイスになります。これは、会場の再選定が必要という方針転換でした。

もう一つ問題になるのは、予算です。展示会型という構想は、freee周辺の各種プロダクト(アプリストアに登録されている連携サービスなど)やハードウェア(推奨しているスキャナなど)が出展する形態でした。その数想定で13ブースほど…。一つのブースの設備に仮に50万円がかかれば、出展者の平等を担保するのであれば、50万円×13ブースで予算は650万円追加されるわけです。ただでさえ今回は「ぜひ全国で実施したい!」という思いから5会場での開催を考えていました。札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の5都市で実施してより多くの会計事務所の方々にご来場いただこうと。もちろん予算はかかりますが、普段直接お会いすることができない方々に対して、ご来場いただいて対面してお話をお聞きして、こちらがどんな価値が提供できるかディスカッションしたい、そんなことを思っていました。

ただ「体験に振り切りたい」という考えにも納得がいきました。せっかくのリアルでの開催。リアルの良さは、目の前で、手触り感を持ってfreeeというプロダクトを使うとどんな価値がご自身の事務所に生まれそうか、結果として顧問先に提供できそうかを想像していただけるところにあります。講演やスピーチは極論、WEB配信の視聴でもいいわけです。もちろん、生で聞いたときの熱量や同じ聴講者から受けるパワーというものは得られませんが、内容はインプット可能です。そうではない現場だからこそ「持ち帰ってもらえるもの」を最大限にしよう、という考えは今回のリアル開催の一番の目的に据えるべきものにも思えました。

さて、どうしたものか。

この難題に対して、僕ら側だけでは到底乗り越えられないので、パートナ―代理店と一緒に考えました。結論としては、予算の問題から5都市を今回は諦めて東京、大阪、福岡の3都市とし、展示会向きの一体感を作れる会場を再度探そうと決めました。実は、実行委員会の中には名古屋の事務所の方もいらっしゃいました。「名古屋のfADの盛り上げを一緒にお願いします!」と頭を下げて入っていただいたのに、「すみません、、、方針変更と予算の都合上、今回は…」とお伝えしたら、おいおいおい、どういうことだ?となるだろうと、非常にお伝えするのが心苦しくありました。しかし、そんなことはどこ吹く風、引き続き一緒になって、fADのことを考えてくださるとのご返答をいただき、本当にありがたく周囲の方々に支えられてこういったプロジェクトは動いているということを実感しました。

さて、一歩進んで二歩下がる、ここから会場探しの旅が始まります。

To be continued…
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