リバタリアニズムに関する本3選

皆さんはリバタリアン、リバタリアニズムとは何か知っていますか?

Wikipediaによると、

リバタリアニズム(英: libertarianism)は、個人的な自由、経済的な自由の双方を重視する、自由主義上の政治思想・政治哲学の立場[1][2]。新自由主義と似るが、これが経済的な自由を重視するのに対し、リバタリアニズムは個人的な自由も重んじる[3]。他者の身体や正当に所有された物質的、私的財産を侵害しない限り、各人が望む全ての行動は基本的に自由であると主張する[4]。リバタリアニズムを主張する者はリバタリアンと呼ばれる。日本語では「リバタリアニズム」の他、完全自由主義、自由至上主義、自由意志主義などの訳語がある。

とあります。簡潔に言えば、「自由市場、最小国家、社会的寛容」という価値観を重視した人たちのことです。

今回はこの、リバタリアニズム、およびリバタリアンについて書かれた本を3つ紹介したいと思います。


1.これから「正義」の話をしよう マイケルサンデル 著 鬼澤忍 訳

この本の第3章が特にリバタリアニズムの基本について論じています。リバタリアニズムとは何か、どのような行動指針なのかなどが書かれていて初めての方にお勧めです。またこの章以外も非常に面白い本なので、是非一読してみてください。今度深くレビューします。


2.リバタリアニズム アメリカを揺るがす自由至上主義  渡辺靖 著

この本では、リバタリアニズムとは何かから、その歴史、また現在の活動に至るまでアメリカの政治を中心に書かれています。中でも、『リバタリアンといっても内実は既存のイデオロギー分類ではうまく整理できないほど多様だ』というように、十把一絡げにせずその違いなども注意深く描かれている点はたとえ思想の違いがあっても不快な気持ちになることなく読めると思います。


3.不道徳な経済学 ウォルターブロック著 橘玲 訳

具体例を挙げて、リバタリアニズムの視点から痛快に世の中の通説をぶった斬る本で、売春や薬物中毒者などを悪いものとしない論理構築を楽しむ本です。

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訳者、橘玲さんのまえがきがこのnoteで4つにわたり乗っているので、それを読んでから本の購入を考えるのもいいと思います。



以上の3つがリバタリアニズムという考え方への理解を深めるのにお勧めする本です。


ところでなぜいきなりリバタリアニズムについて紹介したかというと、自分自身がリバタリアンであることについ最近気づいたからです。(勉強不足でリバタリアニズムという概念を知らなかっただけですが…)

自由を推し進めるあまり周りと意見が食い違うことも多々ありましたし、悩んだこともありましたが、リバタリアニズムを知って簡単に言えばほっとしたというか、そんな感じの言い表せない感情になりました。


もし自分と同じく、人と考えが違うとか変だといわれて悩んでいる人がいれば、是非これらの本を読んでみてください。少なくとも僕は自信を持ちました。(あのピーターティールも自身をリバタリアンだと公言していますし)

話は逸れてしまいましたが今後も本のレビューや自分の思考を投稿していこうと思っています。

また、おすすめの本や映画、記事を読んでの反論や意見などもコメントしていただけると今後の投稿の参考になるのでよろしくお願いします。


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