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自由と自立

 金も貯まってきたことだしそろそろ子供部屋とオサラバして隠居生活もとい一人暮らしを始めるか~と思う今日この頃なんだけどいかんせん子供部屋にある処分しなければいけないものが多すぎる。

 はるか昔に買った萌えアニメグッズや、どうでもいいことしか書いていない日記帳など、もはや自分が所有していたことさえ忘れているようなものが沢山ある。

 捨てるにしても親の目をかいくぐり処分するのは実家暮らしである以上困難だし、仮に出来たとしても量が多すぎる。

 そもそも一人暮らししたいという動機の一番大きな要素は親の干渉が煩わしすぎるということなのだが、あまりにも干渉が過ぎるため一人暮らしを始めるのに対してもいちいち介入して口を挟みまくり、一筋縄ではいかなくなってしまっている。

 高校の頃、入学直後に文化系の部活に入ろうとしたら「運動部に入れ」とまくし立てられ、ウンザリしてどこにも入部しないまま放課後帰宅すると「野球部でもサッカー部でもなんでもいいから早く入部届出してこんかいワレ!」みたいなことを延々と言われ続け、しまいには「今から学校行ってグラウンドの見学でもしてこんかいワレ!」となり放課後に自宅にいる権利を剥奪されそうになったことがあるから一筋縄ではいかない親なのはわかっているんだけど、それにしても支配性が強すぎる。野球部でもサッカー部でもなんでもいいからっていやなんでもいいわけねえだろと思ったんだけど、口答えすると余計ヒートアップさせるのでしょうがなくマイナー系運動部に入部した。

 そんな訳で「自由とは一体なんぞや」と思わせられるような家庭環境で育ったので当然性格が麻生太郎の唇ばりにひん曲がってしまったし、個人の裁量でものごとを決めるという経験をほとんどしてこなかったために決断力や行動力、自分自身の選択で人生を切り拓く力というのが圧倒的に不足している。

 とつらつら書いてきたが、結局ただの言い訳である。どんな状況下でもやる人間はやるし、やらない人間は永遠にやらないのだ。

 大体何かにつけて自身のマイナス面を親の所為にする奴は自分の非を直視出来ない卑怯者である。本当に一人暮らしをする資格のある人間には、まだほど遠いのかもしれない。

 とりあえずSUUMOを閲覧するだけで満足して一向にフェーズが先に進まないのやめたい。

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