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エッセイ

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主に筆者が日々の生活で感じた負の心情を書き殴っています。最悪です。
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#読書

2024年1月〜3月に読んだ本まとめ【読書感想文】

 上記の記事にもある通り本来このnoteは読んだ本や観た映画の感想などを書き殴るために始めた筈だったんだけど、今まであまりにもしょうもないエッセイ紛いの記事ばっかり書いてきた所為であんまりそれが出来てねーなってことに今更気付いたので、今年からはちゃんと体裁を整えて書いていこうと思う。  ※あらかじめ断っておくと、これから述べる感想には容赦ないネタバレを含むどころか、あらすじや内容を説明するのが面倒臭いという筆者の怠慢によりこれを読んでいる貴方がその本を通読しているという前提

10年20年

 いや~、終わっちゃったね~。ゲキシンのジョキン。  始まりあれば終わりあり、とはわかっているものの実際に終わってしまうと途方もない喪失感に襲われてくる。  『進撃の巨人』は2013年、僕が高校2年生の時分からアニメが放映されているからアニメに限定して言えばおよそ10年の歳月を経て完結したわけだけれども、改めて振り返るとやっぱりそれなりに感慨深いものがある。  あの頃はよかったなぁ~という懐古補正も手伝って放送開始当時は録画した放送を滅茶苦茶楽しみに観ていたような気がする

どうしてもハゲてる

 『どうしても生きてる』という朝井リョウの短編集を読んだ。『何者』などの他の作品にも共通しているが、やはり朝井リョウ氏は人間の感情の機微を描くのが上手い。誰もが心の内に抱えているモヤモヤ感のような漠然としたものを、はっきりと言語化する能力に長けている。  数ヶ月前に『ハリーポッターと呪いの子』の舞台を観に行った時、第一幕と第二幕の間に休憩時間があったのだが、そこで第一幕中、舞台客席前方でずっと帽子を被っていたおじさんがスタッフの人に「上演中は帽子を脱いでご鑑賞ください」と注

Ref:rain

 チルなミュージックと共に読書をするのも悪くないが、雨垂れの音を聴きながら本を読むというのはそれはそれで別の趣深い味わいがある。  もともと雨でテンションが下がる方ではない。むしろ晴れている時の方が「こんなに天気が良いのに何も外出の予定がない」という厳然たる現実を突きつけられて鬱屈とした気持ちになる。雨ならばどこかへ出かけなくとも雨だから仕方ない、という風になる。  中学生の頃、図書館で借りてきた伊坂幸太郎の『死神の精度』を雨が降りしきる日曜日に読んでいたことを覚えている

ハードルを下げよう

 なんだかんだnoteを毎週更新している。何故懲りずに毎週愚にもつかない記事を更新しているかというと、その週に何があったのか、何を考えていたのかを備忘録的に書き残しておきたいという願望が少なからずあるからだ。  しかしである。お手数であるがここで先週の私が投稿した記事を一度読んでみてほしい。 なんだこいつ~~~~~!?(ジョイマン池谷)  これでは先週の私が何を考えていたのか、何をしていたのか全くわからない。おそらくとてもまともなことを考えられる精神状態になかったのだろう

26歳の少年

 午前中に市民体育館へ行って筋トレをしてきたらもう午後が眠くてしゃーない。あまりにも体力を消費しすぎてコンタクトレンズつけたまま仮眠してしまった。これから筋トレする時は夕方~夜の時間帯に行うことにしよう。  そんなわけで(強引な話題転換)先日26歳になり申したわけだが、いよいよ人生の岐路に来てしまった感がある。25歳まではU25とかで何らかの割引が効いたりかろうじて若者感があったりして世間的に若いねぇ~ってなるけど、26歳になったらもうそういう割引も効かないし世間的にも「も

ホラー映画の効用

 暑いですね。こう暑いともとから僅少な気力がさらに少なくなる。一日中エアコンガンガンに効かせた部屋で毛布かぶって寝てたい。まあ暑くなくても大体同じ無気力マインドで生きているので、やっぱり今回も例の如くあまり書くことがない…というわけでもない。いや、嘘やっぱりそんなに書くことは多くない。だが今週末はいつもとは少し状況が違うのでそれを記しておく。  家族が勝手に8/11~14まで旅行に行く計画を立てており、本来であれば週末は山奥の旅館の布団の上に寝ころびながらYoutubeを見

世の中には娯楽が溢れているね

 最近暇で暇で仕方がないという人がいるけど、個人的には仕事は通常運転で休暇は暦通りなのでそこまで暇ではない。むしろ暇な時間は少なく感じる。  今日だってやりたいことの半分も出来なかった。いつか時間が空いた時にでも読もうと思って積んでおいた書籍はそのまま埃をかぶっているし、Netflixで面白そうだと思った海外ドラマも全然視聴出来てないし、チェックしておこうと思ったYoutubeの動画も未視聴状態だ。いくら時間があっても足りないように感じる。世の中が娯楽に溢れすぎているのがい

趣味として成立するのはどこまでなのか

 「趣味は何?」という問いに対して上手く答えられない。少し前までは世間的な体裁を気にして無難に「読書」とか言ってたけど、最近「趣味が読書とかあまりにもありきたりすぎないか……?そもそも言うほど本読んでないし」というように感じてきて実際に「趣味は?」と聞かれても「う~ん、読…………映画かな!」としか答えられない。  マジで映画も読書も無難な回答なのには変わりないんだけど、やっぱり読書は無難of無難すぎるよな~と思って映画の方向に舵を切ってしまう。しかし映画もそこまで詳しいわけ