コロナによってあらわになった病④ ~ミス、失敗、トラブルを喜べるか~

「コロナの問題よりも、

 仕事の問題の方が大事だ」

昨今のコロナの影響で、

こうした違和感のある発言や態度が

周りで目立つようになりました。

感染者と疑われる社員がいたとなると、

社員の体調の心配よりも、

仕事の邪魔をされたことに腹を立てたり、

コロナ感染を疑われ長期間休んだら、

部署異動を命じられたり、

クビになったという話も聞きます。


どうして仕事の問題の方が大事だと

思ってしまうのか。

1つ目が、

「考えたって、どうしようにもない」と思っているから。

2つ目が、

自分の問題になっていないから。

コロナももちろん恐ろしいですが、

この2つの心が私たちの人生全体を闇に染めているのではないか。

そこで、1つ目の心について詳しく述べています。

前回は、私たちが始めて人と会う時に、

第一印象を大事にするように、

1%でも悪い所が見つかると、

100%悪い事になってしまうと思っている。

そのために、1回のミスや失敗やトラブルを

出してはならないと

毎日神経をとがらせている人が少なくない。

1つ悪いと、全部悪いことになるという思いが、

事実はまだどうにかなるにも関わらず、

「考えたって、どうしようにもない」

と決めつけていないか。

ここまで書かせて頂きました。

私はこうした、

ミスや失敗やトラブルを

極端に恐れる思いについて、

過去に書いたことがあります。

例えば、これです。

トラブルが起きる要因が積もりに積もっているにも関わらず、

表面上はトラブルが起きていない。

だから「無難」だと言い張る、

自称「無難」な人が少なくありません。

事件が起きるまで警察は動かないと言われたりする事があるように、

事件が起きる一歩手前なのに、

「無難」だと思い込んでいる人がいるのです。

こんな自称「無難」な人が、

ミスや失敗やトラブルを極端に恐れます。


決して、ミスや失敗やトラブルを恐れるなと

言っているのではありません。

誰だって、ミスや失敗やトラブルは嫌です。

だから、普段から対策を立てます。工夫します。

そういった対策や工夫の努力を否定したら、

事あるごとにつまずくばっかりで

生きていけなくなるでしょう。

だから、恐れる心は大切です。


しかし、恐れた上でどうするかが問題です。

多くの人がミスや失敗やトラブルに対して

どんな小さなものであろうとも、

拒否反応やアレルギーを示す人がいます。

そして、その度が過ぎると、

そうしたミスや失敗やトラブルをなかった事にしようと、

隠ぺい工作が始まったり、

さっさとミスや失敗やトラブルを排斥しようと、

犯人捜しを始めたりする人もいるでしょう。

しかし、中にはこんな人もいるのです。

「ミスや失敗やトラブルが起きてくれて、ありがとう」

ミスや失敗やトラブルに対して、

嫌がったり怒ったりするどころか、

喜ぶ人がいるのです。

「考えたって、どうしようにもない」どころか、

「『どうしようにもない』という考え方こそが、どうしようにもない」

と思える人がいるのです。

次回は、その代表的な人のエピソードを紹介していきたいと思います。



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