![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86253436/rectangle_large_type_2_0dc09f5545b198a23690ec375bbd1fc1.jpeg?width=800)
「ひかりの地図」。
こんばんわ、Kaloです。
暗闇の記事の翌日にひかりの記事。
我ながらよくできています(笑)。
昨日書いた「暗闇」からの反転。
「闇とひかり」です。
でもきっとどちらも同じなのかもしれません。
もう半年以上、晴れた日はお日様を見ていますが、
白いひかりを放っているお日様を観ていると途中から、
なぜか真っ黒に見えるんですよね。
今日、GOMAさんの個展、「ひかりの地図」に行ってきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1662379051299-7PjpxkUNCv.jpg?width=800)
展覧会リンク先の解説文にもありますが、オーストラリア先住民アボリジナルの伝統楽器であるディジュリドゥ奏者のGOMAさんは、2009年に交通事故にあい、高次脳機能障害と記憶喪失となりました。そして事故の2日後から突如緻密な点描画を描き始めたそうです。
私がGOMAさんを知ったのは、2018年でした。
GOMAさんが事故後10年を経ても記憶喪失を抱え、突然襲う意識障害などに不安と、突然絵を描きはじめた自分に対する「なぜ?」をも抱えていて、アメリカの研究所を訪れ、そこで脳に傷を負ったことで特異な能力が開花する「後天性サヴァン症候群」と診断された。というNHK ETVのドキュメンタリー番組を観たのがきっかけです。
この番組を観て、私のなかで、なにかが深く心に残り、それがなんなのか?自分でもよくわからないので、それについて話をしたくて、当時おつきあいしていた彼氏に何度も録画を観るのを勧めましたが、なぜか彼は興味はあるものの、すぐには観てくれず、(そうこうしているうちに別れてしまったのですが(笑))結局、話すことができず、なんとなく心に抱えたまま、そのままでした。
ただ、ご本人は私にはとても想像できないほど大変な思いをされているのだろうと思うのですが、誤解を恐れずにいうなら、彼はなにか、見えないものに導かれているような感じがして、私にはそれがとても羨ましく感じていました。
そして今日!!!
個展会場へ伺ったら、ご本人が在廊されていてお会いできました!!!(喜)
じゃーーーーん!
![](https://assets.st-note.com/img/1662385102472-XOGngxGMnl.jpg?width=800)
そして直接お話を伺えました💛
会場は暗い色の作品から〜真っ白な世界に移り、そのあとにだんだんと色のついた世界に戻っていくという流れになっています。
彼は意識を失った時に見える映像がいつでも頭に焼き付いていて、その世界を実際に描いているそうなのですが、意識を失ってから戻ってくるまでの変化の流れをこの会場で観ることができるようになっています。
だから「ひかりの地図」。
知らなかったのですが、事故後10年以上経った今でも前触れもなく突然、
頭の中に電気が走り、意識を失って倒れるそうです。
もう何十回もそうしたことが起きていると…。
私が一緒に写真を撮ってもらった場所は白いひかりのゾーンなのですが、
この白いひかりがみえるようになったのは、ここ2〜3年だそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1662385695213-X1TwJ49Ta5.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1662385710679-sgqmpj6EOw.jpg?width=800)
「とても美しくて、圧倒される真っ白なひかりが現れて、多分、そのままだったらこちらに戻ってこれない、その先は死の世界なのだと思うのです。」と話されて、そこから徐々にこちらに戻ってくる世界の様子を聞いていたら、私は涙がじわっと出てきてしまって。
兄はこの世界を観たのだろうか...。とふと思ったのですよね。
GOMAさんが心配そうにされたので、7月に兄が天逝した話をしました。
そうしたら、背中をそっとさすってくださって、静かに耳を傾けてくださいました。(優しい〜(涙))
私はこの白いゾーンがとても心地よくて、しばらくそこにいました。
最後に、個展に向けてGOMAさんがインスタにアップされていた
とても素敵な言葉を転載しておきます。
「ひかりの地図」 というタイトルについて(前編)
数年前に臨死体験の研究者にインタビューを受けました。
その中で「意識が無い時間の記憶が有れば教えてください」 という質問があり、 いつも見るひかりの話をすると「やっぱりですか」という言葉が返ってきま した。
「やっぱり」 の理由を問うと、人種、年齢、性別関係 無く意識喪失から帰還した人は同じようなひかりの話 をすることが多いそうです。
その話を聞いた時に、人はみんな同じところから来て同じところに帰っていくのかもしれないと思うようになりました。
ほんと不思議ですよね
産まれた場所や育ちもみんなバラバラなのに
あっちの世界への旅を重ねるにつれ、そこに一つの法則がある事に気付くようになりました。
以来、意識が回復した時に脳裏に張り付いているひか りの世界をキャンバスに描き起こすようになりました。
そこに不安は無いのかと聞かれることが多いですが ひかりの中にいる時は全てと一体化しているような感 覚でどちらか言うと陽のパワーが強いです。 こちらの世界に導き戻してくれるひかりでポジティブなエネルギーに溢れています。
痛みや色んな感情が湧いてくるのは、意識が頭蓋骨の中に定着してきて脳がモゾモゾし始めて指先の痺れを感じ目が開き色彩が回復してからです。 言葉が出るようになるまでは少し時間がかかります。
僕があっちの世界へ旅立つトリガーは脳の傷から電気が発生することです。
人間はみんな電気を発生していることはご存じかと思いますが、僕のそれは強烈なエネルギーで頭蓋骨の中で脳が痙攣を起こしてしまいます。
そのエネルギーとの闘いに疲れきっていた5年前頃は、ステージ中にもその電気が起きてしまうようになっていました。
立ったまま意識を失っているような状態になってステ ージが中断するような事件を何度か立て続けに起こしてしまいました。
もうライブは止めようかと真剣に悩んでいた頃、お世話になっているNHKの方から同じような状況の人を研究している最先端のラボがアメリカにあるから行ってみませんかと連絡がありました。
その番組を通じて知り合ったのがサヴァンエネルギーの世界的研究者トレッファート博士でした。
「ひかりの地図」 というタイトルについて (後編)
トレッファート博士の研究所でそのエネルギーと闘うのではなく共存する道を歩むように教わりました。
前の人生の記憶が壁になること
そして、エネルギーのコントロール方法を学ばないとそのエネルギーに溺れて内側から崩壊してしまうことも学びました。
もう元に戻れないことを知った時は涙がいっぱい溢れてしまったけど、同時に自分に何が起きているのかわからなかった モヤモヤが吹き飛んでスッキリした感じもありました。
後天性のサヴァンは未だ世界で100人ほどしか見つかっておらず元の生活に戻った人はいないと聞いた時、 誰かにわかってもらいたいという思いも消えて治療や闘うことから共存へシフトする覚悟が決まりました。
その頃は癒してくれる人との出会いもあり大きな変化があった時期でした。
しかし、恩師との別れはコロナ時代に入ってすぐにやってきました。
僕にサヴァンエネルギーのコントロール方法を教えてくれた博士はもうこの世にはいません。
この先の活動を見てほしかった。
博士に言われた言葉があります。
「そのエネルギーを使う時は誰かのことを願いなさい。 誰かの役に立つものになれたら自ずと道は開けるでしょう」
「点々でどうやって?」 って言うと 「わからない」と言われ2人で笑った日を思い出します。
最近このチカラの使い方がやっとわかってきた気がするよ。
もう今は安定してるから大丈夫なんだけど、昨年末から後遺症が再発して何度か旅に出ました。
最後の旅から帰還した時に 「ひかりの地図」 が浮かび上がってきました。
人種、国境、性別、年齢関係なく同じようなひかりを見るということは必ずひかりの世界は存在するんだと思います。
大切な人達がひかりの世界へ旅立った時に役立つ 「ひかりの地図」 を作りたい。
馬鹿かと思われるかもしれませんが 今は本気でそう思ってます。
僕の画法だと一枚仕上げるのにすごく時間が掛かるので、生きてる間に後何枚描けるかわからないですが完成を目指して描き続けたいと思います。
もっと早く上手に描けるようになりたいな
最近また綺麗なひかりの世界を見てきたから、ひかり絵の精度はかなり上がっていると思います。
ぜひ楽しみに観に来てください。
いつかのために 「ひかりの地図」 を見といてほしいです。
この思いが届きますように
GOMA
意識が回復する少し前の世界は
天地左右も無く流動体の空間です
脳裏に雪が降り始めると意識が旅立つ合図です。
美しいですがトゲがあるんですよ
ほんと不思議ですよね
身体はこの世界にあっても、意識さんが不在の時は目を開けることすらできません。しかし彼が帰還したらまた眼を開けて話をして暫くしたら生活というミッションに戻っていきます。
みんな縫いぐるみを着て生きているみたいに見えて最近おもしろいのです。
兄が意識不明で倒れてから、入院している間、病院に通いながら、兄の「意識」はどこに在るのだろうか...とずっと考えていました。
なぜ、私が、今ここに来たのか。
なんだか腑に落ちた気がしました。
今年は本当に「生と死」を考えさせられています。
サポートいつもありがとうございます。 みんな大好き❤️ xxx.LoveLoveLove