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本来の自分の身体へ1〜副腎疲労と身体のストレス

今、私たちは、身体を持ったまま高い波動領域へ進もうとしているという、これまでにない時代に生きています。なので、この目覚めのプロセスを歩んでいくには、思考と感情だけではなく身体も整えて波動をあげていくことも、とても大切だと思っています。そんなことで、本来の自分の身体へというテーマで何回か描いていきたいと思います。

今回は、私の副腎疲労体験から得た食物と身体のことについてです。

私の副腎疲労体験

実は私は高校生の頃、地元のパン屋さんでアルバイトをはじめて、2年ほどで18キロくらい太った経験があります。毎日売れ残ったパンをもらって帰っていて夜食などに食べていたら、みるみる太ったのですね。そして太っただけならまだしも、その頃から、朝まったく起きることができない。疲労感が取れない、休みの日にはずっと寝ていたい。ひどいときには友達と会うのも億劫になる。気分が落ち込んだり、イライラしたりする。などの症状が出て、それは時期によって強弱こそあれ40代までずっと続いていました。でもずっと原因がわからないまま。というか、もうそれは自分の性質なのだとずっと思いこんでいました。それが2015年にホリスティック栄養療法の専門学校に通って自分の身体や食事に興味を持つようになって、はじめて副腎疲労というものを知りました。まさに高校生からの症状のほとんどがあてはまり、何十年も自分の性質だと思っていたのが、この副腎疲労という状態だったということが解って驚愕でした。(もっと早く知りたかった...(笑)

副腎疲労は、2015年当時でも日本の病院で診察してくれるところはほとんどありませんでした。病院を探しても唯一、副腎疲労の本を出されている先生のところ1件くらいでした。なぜなら副腎疲労自体は薬では治せないので病院では積極的に研究されたり扱われたりしていなかったのでしょう。また主訴も多岐にわたること、不定愁訴的なものや心因性のものも多く、疲れやすいだとか朝起きれないなどは、それまでは、怠け者病?的な扱いでもありました。

では副腎疲労とはどんなものかというと、名前の通り、腎臓の上にある副腎という臓器が疲労してしまう状態のことです。副腎はホルモンを分泌している臓器で、ストレスホルモンであるコルチゾールを分泌しています。日々のストレスが多いとそのコルチゾールが常に分泌されてしまい、働きっぱなしの副腎が疲弊してしまいます。そして常にコルチゾールが発令されているので、体内でもストレスに対応するために代謝を調整したり免疫細胞が過剰に作られたり...。と、常に臨戦態勢、緊張状態となってしまうのです。そうして長期間にわたって副腎疲労がすすむと副腎自体が萎縮して機能が低下していき、血圧や血糖のコントロールがうまくできなくなるなどして、さらに多岐にわたる様々な症状を慢性的に作り出し、結果的に大きな病気に繋がるということにもなります。ですが、私のように何十年も症状がありながら、年齢のせいかな?とか、うつ病だろうか?などと思い、気がついていないという人がとても多いのが副腎疲労です。

身体の中のストレス

そしてこの副腎がキャッチしているストレスというのは、もちろん心因性のものもあれば、身体的ストレスもあります。その身体的ストレスというのは、不規則な生活や睡眠不足などの生活習慣的なものや寒冷差など環境からのストレスもあるのですが、添加物の多い加工食品やアレルギーを起こす食物など、身体に合っていない食物も身体にとってストレスになるのです。ですが、この副腎疲労に最も関係が深いと言われているのが、小麦に含まれるグルテンというタンパク質や、精製された白砂糖などです。グルテンは本来は体内に入れない大きな分子のタンパク質なのですが、暴飲暴食や心的ストレスなどで小腸が荒れている時などに細胞の隙間などから体内に入り込んでしまいます。これが小麦過敏症や、グルテン不耐症、リーキーガット症候群などとよばれる症状なのですが、こちらも自分では気がついていない人が多いです。グルテンが体内に入ると、体内には通常入れないはずの大きな異物が入ってきたという赤信号を受けて免疫細胞が出動して様々な場所で炎症が起きてしまい、それが体内ストレスとなります。また白砂糖の場合は逆に分子が小さく短時間で吸収されてしまうため、血糖値が常に乱高下を起こすため、それが体内でストレスとなります。またグルテンと白砂糖は、通常他の栄養素が通れない脳関門をなぜか突破して、脳の神経細胞に直接影響を与えるのです。脳の指令塔に入りこんでしまうので、どちらもいわゆるヤバイ白い粉(笑)という感じで依存症になりやすいのです。パンがやめられない。甘いものがやめられない。という状態になるのですね。また脳へ直接影響を与えるので、常に頭の中にモヤがかかっているような状態で思考力や集中力が低下します(依存症の状態になっている間はこの状況に自分があるということに気が付けませんが、グルテンや砂糖の摂取をやめると、はっきりわかります)。

自分がいなくなっていたことに気がつく

私が副腎疲労に詳しい整体の先生の講座を受けた時に印象的だった言葉があります。「副腎疲労は自分力を低下させる。」です。

自分は本当は何がしたいのか?がわからなくなったり、自分に自信が持てなくなったり、人がどう思うかを気にしたり...それが攻撃的な反応で現れたりすることもあります。要は自分の中の自分がよくわからなくなってしまうので、意識が外へ向かい社会や人などを気にするようになるのです。

つまり身体の中ではホルモンは重要な情報であり、身体全体がホルモンの情報に従って機能します。それが副腎疲労によってホルモン伝達がうまく作動きなくなくなり、またコルチゾールというストレスホルモンは、恐れや不安などの情報を伝えるホルモンなので身体の中は恐怖で支配されてしまうということです。恐怖で支配されると人は正しい判断ができませんよね。「フラクタルな宇宙〜身体の中から知る、宇宙はひとつの生命ということ」という記事でも描きましたが、身体の中を宇宙ととらえると、私である細胞ひとりひとりも恐怖に支配されてしまい、自分力を見失ってしまいます。それによってエネルギーがうまく作れなくなるなど正常な働きができなくなってしまうのです。そして身体の中と外もまたフラクタルですから、身体の中の混乱は現実世界にも混乱として現象化しますよね。

私はグルテンフリー、添加物フリー、シュガーフリーをはじめて、もう5年になるのですが、その直前までは毎日、食事はパスタとパン。毎朝パンケーキを作っていたという小麦中毒でした。副腎疲労だったとわかったあとに、高校生の頃を思い出し、ほぼ小麦が原因のグルテン不耐症だったのかも?と思い、2週間テストと言われる小麦を一切やめる生活を最初に始めましたが、3日程で体調が変化したのが実感できたので、そのまま食べるのをやめました。数日で体調が激変したので、もう小麦を食べたいとは思わなくなりました。今は年にほんの数回、外食などで口にすることがあるくらいです。改善した症状は、朝気持ちよく目覚められる、イライラしない、落ち込まなくなる、口内環境の改善、アレルギーの改善、貧血がなくなる、疲労感がなくなる、爪の色が良くなる、身体の中のざわざわ感が消える、頭がクリアになる、低下していた記憶力が戻る...など、かなり多岐にわたっていたので、こんなことまで影響していたのか...。と思いましたが、何より、自分のやりたいことがクリアにわかるようになったり、様々なことに興味を持てるようになりました。それまで自覚はありませんでしたが、今になってみると、本当に自分が失われていたのだと実感しました。

今では副腎疲労を扱う病院も当時よりは増えてきて、コルチゾール検査もできるようです。それ以外にも栄養療法に詳しい整体やカイロプラクティックの先生などもいらっしゃいますし、本やネットなどの情報も増えていますので、もしや?と思われる方は診断テストもありますので、ぜひ参照してみてください。また副腎疲労までいっていなくても、グルテン不耐症でも同じような症状が出ますので、こちらももしや?と思われたら、2週間テスト(2週間、小麦を抜いた生活をしたあとに小麦を摂取してみて、体調の変化をみるというもの)をお勧めします。


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