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効果的かつ効率的な勉強方法#6「似たもの同士を比較してみよう」

こんばんは、タケです。

勉強をしていくと、似たような項目が出てくることが良くあります。例えば、取締役と監査役ってどちらも役員なのですが、このような似たもの同士を比較しながら勉強することには色々メリットがあるかもしれない、というお話です。

覚えやすいかもしれない

物事には定義がありますが、定義は「比較」をすることで際立つのではないかと思います。
例えば、人類が女性だけだったら、女性という定義は存在しなかったかもしれません。しかし、男性という存在がいることで、両者の違いをはっきりさせて、それぞれを定義付ける必要が出てきたと推測しています。

「比較」をして違いを際立たせることで、理解も深まり記憶に定着しやすいと思います。また、それぞれ別々に覚えるより比較してセットで覚えた方が単純にラクではないでしょうか。

例えば、取締役と監査役をそれぞれ別々に覚えるより、項目別に比較するといいかもしれません。具体的には、任期という点で比較すると、取締役の任期は2年、監査役は4年ですが、取締役は2年ごとに株主の信任が得られるかの審判を受けて緊張感を持たせるため(より厳しく1年に短縮もできますね)、監査役は4年間は解任の圧力から解放してやり、取締役の監督に専念させるためだと言われています。

このように項目別に比較した上で、その違いの理由まで探ると理解が深まり、かつ、忘れにくくなるのではないでしょうか。

「比較」をするときは、テキストの余白に簡単な比較表を書いて覚えると効率的だと思います。余白が足りない場合は、フセンがルーズリーフを挟んで書けばいいと思います。テキスト原文をすぐ見れるようにしておくことが大事です。比較対象となる項目の該当ページも書いて、クロスリファレンスを何度もすると記憶に定着していくと思います。

試験に有利かもしれない

試験で間違えるミスの原因として、似ていて紛らわしいもの同士を混同している、ということが挙げられます。

例えば、取締役と監査役の任期をそれぞれ覚えると、どっちが2年でどっちが4年か間違えやすいのですが、両者を「比較」し、なぜ違いがあるのかの理由まで遡って考えると、両者を取り違える間違いはずっと減るはずです。

また、この手の間違いは多いと思いますが、似ていて紛らわしいもの同士を「比較」しセットで覚えることで、むしろ強みに変えられるので、他の受験生よりもアドバンテージになるのではないかと思います。

さらには、論文式では比較を問う問題、短答式では間違いを誘うために似たような間違いの選択肢が用意されていることが多いです。しかし、自分なりに「比較」して覚えたものが、そのまま出題されたら間違えることはほぼないのではないでしょうか。

終わりに

勉強に限らず、何でも比較する視点を持つと、物事が多面的に見えてくるような気がします。積極的に比較を行ってみると、新たな発見があって面白いかもしれません。


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