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3.推し活と演劇

「推し」という言葉が当たり前のように使われる機会が増えてきました。コロナ禍きっかけで自分の時間を得て、自宅で楽しむコンテンツに没頭する人が増えた結果でしょうか。キャラクター、役者、アイドル、Vtuber、それぞれの分野が工夫して活動するようになり、いつでも好きなものに触れる機会になったのは言うまでもありませんね。

コロナ禍が下火になった今、現地で直接会うイベント(グリーティング、音楽ライブ、公開収録など)が再び盛り上がってきました。自宅で見た推しに、直接会う需要が高くなってきています。

さて、「1.演劇は敷居が高い?」でも述べましたが、自宅で楽しむコンテンツの代表例である、動画配信サービスの流行により、映画・地上波番組から離れる風潮が強くなってきています。映画ですら変容の時期にある中で、舞台演劇の強みといえば直接推しに会えることではないでしょうか。
実際、アニメ作品の舞台化が増え、地上波・映画と舞台のメディアミックスが積極的に行われてきています。2.5次元という言葉もすっかり定着してきましたね。
推しの役者が新たなキャラクターを演じることで、よりその役者の演技に深く入り込めるきっかけにもなり得ます。

(アニメのキャラクターと舞台の演者に、価値観の相違を感じるファンも多いでしょうが、ここでは伏せておくとします…)

私は舞台を見に行くきっかけとして、まずはコンテンツでも演者でも、推しを見つけることからスタートすることを勧めています。演劇とは、推しをより深く知り、愛するための方法の一つだと考えています。


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