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いつまでも、オンライン英会話前にバクバクして何も手につかない状態、だった人(52歳の田舎のおばさん留学期;番外編かな?)

オンライン英会話歴も2年以上過ぎたのに、レッスン予約をした途端、どこかバクバクする自分がいる。
「どうする? レッスンの日、時間まで、どうする? 何する? どこまで準備する?」
大体の準備内容は決めているのに、緊張で頭が真っ白になって、準備がおぼつかない。
レッスンの30分前から緊張で逃げたくなる。

これはいったいどういうことだろう。
私はこういう期間がかなり長かった。
アメリカ留学から帰ってきてでさえ、英語話者と話すのを避けたくなるくらい緊張する方だ。
(今回の写真は、全てo-danから拝借いたしました)

このnoteを書き始めたことで、心境に変化があり、ここ4、5年、英語から離れていたのに、また英語学習を再開した。その理由や、どんな内容を勉強しているのか、というのは別の機会に書くとして・・・
 
今、またオンライン英会話をやっている。
今までやったことのないスクール(私は、オンライン英会話をトライアルも含めれば10社近くやったことがある)が、無料お試し30日(その後の契約の縛りなし)という信じられないキャンペーンをやっていたので、キャンペーン最終日に申し込んで、毎日欠かさず英語で会話をやっている。
そして、全く緊張しない。
自分の英語がたどたどしくても、だ。
予習は一応しているが、しなくても、緊張しない。
以前の自分が嘘のようだ。
その理由は様々あるが、
おそらく、大きな理由の一つは、「あまり英語が得意でない人の、オンライン英会話動画を見た」ことにあると思う。

そのYouTuberは、その方がオンライン英会話を始めた頃の動画を上げてくださっていた。かなりの初心者らしく、文章になっておらず、初歩的な単語をつなぎ合わせて、文法無視で発話していた。でも、一生懸命なので、こちらも聞く気になる。そうして、伝えたいことがほぼわかる。英会話講師も「こういうことを言いたいのかな?」という感じで、ゆっくりていねいに正しい英文を答えてあげている。

「あ、これでいいんだなー。いいじゃん?これで!」
と思った。
ただ、それだけのことなのに、レッスンの前に緊張しなくなった。

都市部に出ると、外国出身の方が当たり前に日常生活にいるが、この地域(地方)は、ほとんどそういう方と出くわさない。積極的に国際会館などの催しに行けば出会えるが、日常生活では会わない。したがって、英語を話している人も見ない。
見たとしても、英語が得意で流暢に話せる方ばかりだ。
つまり、自分の力がどれくらいか、全体の中でどの位置にいるのか、この場所に住んでいると実感としてまるでわからないのだ。

留学前、あまりに自分の英会話力が不安で、”アメリカに住んでいる日本人で、英会話を教えている人”をオンライン英会話の講師に指定して、レッスンを受けてみた。2、3人とやったと思う。そして、どの人にも「???? まーみさんの英会話、全然問題ないけど、何が不安なの?」と言われた。
「ありがとう」と言いつつ、「先生」という立場の人から「大丈夫」と言われることには、全く響かないのだ。”なぐさめ”にしか聞こえない。

そうして、52歳で留学して、アメリカの4年制大学を卒業した日本人(プログラムの同期)の英語を聞いた。
その時、「あ、このくらいで、いいんだ!」と思った。
もちろん自分はその人の実力には到底及ばない。
でも、自分が想定していた「ペラペラ」「スラスラ」とは、その人の英語はだいぶ違っていた。高校生の教科書の英文を繋ぎ合わせたような英語だった。でも、言いたいことは全て表現していた

留学中に、日本人でアメリカの大学の教授になった人の英語を聞いた。
その時、「あ、このくらいで、いいんだ!」と思った。
よく、「日本人発音」が揶揄されるが、その人はびっくりするくらい「日本人発音」だった。ただ、声が大きいし、アクセントはしっかりしていたと思う。
いくら日本人の発音が「下手」だと言っても、アメリカの大学で教授になって、アメリカの学生に講義して、しかもとても信頼されているのなら、それで十分じゃない? それでも「へたくそ!」って笑う人っているのかな? こうして立派にやっていっているのだから、この発音だっていいじゃない。

留学中に、ニューヨーク生まれの韓国系アメリカ人とハウスメイトになった。
彼女は、学校に上がるまで、英語を話せなかったそうだ。韓国語を話す両親と暮らしていたから。
「ほら、私って、英語に自信が持てないじゃない?」
と言いながら、彼女は、私の目の前で、2冊目の出版となる本を執筆していた。
ニューヨーク生まれのニューヨーク育ちで、大学で講師をしていて、今、英語で本を執筆しているのに、英語に自信がない!!
自信、・・・・・ってなんだろう????

留学して、上限を無闇に引き上げることは無くなった。

でも、下限はまだ引き下がらなかった。

そして、前出の動画を見た。

下限が引き下がり、
ようやく私は、英語を話すときに緊張しなくなった。

教訓28;田舎にいると、自分の客観的な「英会話力」の程度がわからない。外に出て実際の経験を通して知ったり、YouTubeでわかったりする。

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