見出し画像

TOEFLは、他県に受けにいくから、経費2ば〜い(52歳田舎のおばさん留学記)

この頃、「自分は羽化するのかな?」と思うほど、体調がおかしかった。操体士に左足の甲をゴリゴリされながら「なんでここ、固まってるんだろうね?」と言われ、思い出した。
ああ、そこは、アメリカミシガン州の某田舎町で、自転車でこけかけた時に痛めたところだ。あの時、ヒビが入っていたのかもしれないが、当時の状況から、もう「医者にかかる」とか色んな意味で無理だったので(細かいことはきっと後日詳述)、ほったらかしておいたところだ。

”傷心”という体(てい)で53歳でアメリカ留学(?)から脱落して帰ってきて5年。帰ってきた時は「このココロの傷が癒えるまでは3年くらいかなぁ。早く3年経たんかなぁ。」と思っていたのだが、5年経った。なんかそろそろイケそうな気がしてきた。あんまり、胸がチクチクしない(乙女!)。羽化も、足の古傷の痛みも、「アメリカ留学の思い出からの卒業」を意味しているに違いない。
先日、昔に自分が書いたブログに助けられたばかりだし、自分のまとめを兼ね、書いてみようかと思う。
読んでいる方には、「52歳で、田舎に住んでて、主に子育てと介護で”表社会”からは隔絶されていたおばさんが、突然アメリカ留学すると何が起こるか?」ということを、英語学習面ではなく(それも少しは書くけれど)、生活面の視点からちょっと紹介すると、なにか参考になるかもしれない、と思って書く。思い出し思い出し書くので、たまーにという感覚で、ながーい期間をかけて、書こうと思う。
(52歳で留学して、途中で53歳になったので、年齢が交錯しています)

ということで、表題。

私が住んでいるところは、一応「地方の街」なのだが、この街が存在する県にはTOEFL受験会場がない。

私は、某(何書き出すか分からないので一応伏せておく)財団の奨学金プログラムを利用して、52歳でアメリカ留学した。授業料・食費・住居費などをアメリカの大学に負担してもらい、その代わりそこで日本語授業を担当する、という仕組みのプログラムだ。なぜ留学したかは、おいおい書くとして、このプログラムに合格するには、一定のTOEFLの点数が必要だった。60点とか80点とか大学側が求めている点数による。大学院に進む人にはGREとかを求めるところもある。応募は年齢不問で50代でもOKということで、ありがたかったが、私が失敗(かしら?)したので、その後、年齢が考慮されるようになったかもしれない!!!!!

だからTOEFL受験は必須なのだが、受験会場が、「前泊して受験する」隣県か、「始発の特急と新幹線を乗り継いで行って、ファーストフードで時間潰してから受験する」隣県にしかなかった。TOEFLの受験料は、日本円にして2万5000円以上する。それなのに、宿泊だとか、新幹線だとか使うと4、5万円かかる。一回の受験で!
泣いた。
泣きながら、チーーっさい字のWeb申し込みをした時、一回会場を間違えて申し込んでしまった。軽いディスレクシアのケがあるので(当時は気づいていない)、そして、既に老眼だったので、小さい文字は取り違えるのだ。すぐに間違いに気付いたが、TOEFLはキャンセル不可なのだ。間違えた会場は、遠い遠いまだ行ったこともない場所だった。行けない。10秒前に申し込んだにもかかわらず、キャンセルできないからお金も返ってこない。2万5000円以上をドブに捨てた(ETSに寄付した)のである。そして、また、本当に行きたい会場に申し込んで4、5万円かかるのである。
このことは、夫には言っていない。言えない。今も言っていない。今まで誰にも言ってなかった。
そんな金持ちでもないのに・・・。顔面だけでなく、全身が青ざめる思いだったが、受験するしかないので、申し込んだ。
そんなこんなで、TOEFLは3回くらい受けたかしら。一番よかったのが79点。当時スカイプでお話ししていた英語講師数人に「まーみが、そんな低い点数おかしいな?」と言ってくれたが、・・・・と、ここで敗因分析しようと思ったけど、面倒だから、今日はここまで。です。

教訓1;田舎に住んだら、TOEFL受験しにくい!!お金かかる!
教訓2;老眼で、ケアレスミスのある人は、TOEFL申し込み時の受験会場に注意!疲れている時は申し込まないで!間違えるから。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?