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美術館に行って感極まって泣きそうになった話

こんばんは、小西里です。

先日、なんかもうあまりついてない日が続いたので、むしゃくしゃして美術館に行きました。閉館時間が短くなっているのに驚きましたが、全部ちゃんと見られたので幸せです。売店でグッズを買っていたら私が最後のお客となっていました。

お邪魔したのは、アーティゾン美術館です。元ブリヂストン美術館で、長く工事しておりました。ずっと行きたかった美術館です。別の美術館にはまあたまに行きますが、最近は臨時休業している所も多いので、アーティゾン美術館がやっていて良かったです。めちゃ綺麗でした。

アーティゾン美術館はわりかし最近の絵画が多いです。20世紀前後から現代アートの印象が強いです。そして私は大学で近代美術史を学んでおりましたから、まさにどんぴしゃ。ずっとデータベースや本で見ていた作品を生で見ました。

本物って最高だな。

泣きそうになりましたもん。特に好きなドイツ表現主義!ああ、マルクの絵がないのは残念ですが、カンディンスキーの絵を見ることが出来ましたし、雑誌『青騎士』も見ることが出来ました。最高です。ずっとカンディンスキーの絵の前で突っ立っていました。

生で見ると筆の跡が間近で見られるので、どうやって色を重ねたかが分かります。この筆の跡、絵の具が固まった部分が、画家が生きていた証のように思えます。ああ、この人たちは本当に生きていて、作品を残していったんだ。そして、作品を守り続けた人に感謝致します。

余談ですが、筆の跡が分からない絵も沢山あります。しかし、だからといって圧倒されないわけではないです。むしろ美しさに驚愕します。

そして美術館に行くと、それまで全く興味のなかった画家が気になるわけです。絵を見て、すごい綺麗な絵だな、すごい好きな絵だな、と思って、説明を読むと知らない画家でした。さらに私は日本の美術は全然学んでいないので、日本の抽象絵画すっげえ!となりました。ちなみに、私が一番興味を持った画家は加藤一です。初めて知りました。

美術館は楽しいです。めっちゃリフレッシュ出来ました。


サムネはみんなのフォトギャラリーより、エドゥアール・マネの“Young Man in the Costume of a Majo” です。マネの人物画、なんか好きなんですよね。

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