自作詩『めんどうなやつめ』後編

こんばんは、里です。前回の続きで自作詩をつらつらと公表しますね。やはりネーミングセンスがないので、それぞれの詩に名前はなくて数字で表すことにします。

ちなみに前編はこちら↓



4

ただ一言

『体調不良です』

と言えばいいものを

こんな回りくどく

つらつらと言葉を並べる

冗長でつまらん

めんどうなやつめ


5

少しはまともになれたかな

この腹の痛みを抑えながら

人と同じように働いて

大丈夫かな?馴染めているかな?

ああ上手くいっているようだ

良かった良かった

しかしこの痛みは何だ

何故吐きたくなる

これだ

これだけがおかしい

これだけ馴染まず慣れることもなく

ただおそろしい


6

病の時に美しい言葉が生まれる

この世の不条理


7

朝方四時か五時

透き戸の光

日の明かり

言葉に出来ない美しさを知る


8

僕の言葉

僕の脚本

僕の音楽

僕の演技

何か一つでも残るかな

それが気がかり


9

おやすみなさい、我が愛し子よ

起きたらまた

この世界を駆け巡ろう

その時まで、またね

良い夢を

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?